新年度が近づくと親せき、友人などの新入学のお子さんがいれば
入学祝いを贈ろうと考えます。
先方の好みやほかの人と贈り物が重なることも考えると、お金が一番無難かもしれません。
そんな時にのし袋の書き方を知っていると直前でも慌てませんね。
自分と相手がどのくらいの親しさか、など金額はどのくらいにするかなど考えることもたくさんあります。
今回は入学祝いの送り方とのし袋の書き方、贈る時期などについて紹介します。
入学祝いを贈る相手と金額は
普通は入学祝いを送る相手はかなり親しい相手や親せきのお子さんなどです。
例えば、
兄弟姉妹、姪甥、
自分の孫、
特に親しいお付き合いの友達のお子さん、
懇意にしてくれているご近所のお子さん
などです。
特に身内やプライベートで親密なお付き合いがない時には入学祝いは贈らないことの方が多いです。
◆入学祝いを送る時期は
小学校や中学校のなどの場合は受験の結果が終わってから、
また受験しないときでも一応どこの学校に入学するのか決まってから贈ります。
親しい間柄ならこのあたりの情報も詳しく入ってくるでしょう。
いずれにしろ、義務教育の学校なら必ず進学することは決まっていますから、準備だけはしておきましょう。
一番良い時期は
入学式の2,3週間前くらい、3月の第2週くらいから
がよいでしょう。
◆入学祝いの金額は
親しさにもよりますが、もらった相手が負担にならないような金額にします。
あまりに高価すぎると相手に気を遣わせてしまいます。
目安としては
小学校入学
相手が兄弟姉妹のとき:5,000円から10,000円くらい
姪や甥のとき:5,000円から10,000円くらい
友人知人のこの子ども:5,000円から10,000円くらい
中学校入学
兄弟姉妹:10,000円から20,000円くらい
姪、甥:5,000円から20,000円くらい
友人知人の子ども:5,000円から10,000円くらい
が適当です。
普段どの程度のお付き合いがあるかで金額を決定すればよいでしょう。
では贈るときののし袋の書き方です。
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入学祝いの書き方
入学祝いの金額が決まったらまずのし袋を選びます。
のし袋は水引がついているものと印刷されたものがありますが、
1万円までは印刷のもの、それ以上は水引がきちんとついたものを使用するのが通例です。
◆水引に注意して選ぶ
入学祝いの場合は
蝶結び
を選びます。
蝶結びは何度でも結び直せるので、何回あってもよいことの場合に使用します。
入学などの良いことは何回あってもよいことなのでこちらを選びます。
反対に結び切りと言われるものは、弔辞や結婚式など、一度きりであってほしいことのときに使用します。
◆入学祝の書き方
では入学祝いののしの書き方にいきましょう。
・表面
画像のように上側に
「
祝御入学」「
御入学祝」
と書きます。
下側は先ほどよりはやや小さめの文字で
「
自分の名前」
を書きます。
夫婦連名の時には右側に夫、左側に妻の名前を書きます。
書く時には
黒の筆ペンか毛筆を使用して書きます。
・中袋の書き方
中袋はお金を入れる袋です。
画像のように表に金額を記入します。
書く時には算用数字ではなく、旧式の漢数字を用います。
例を挙げると
一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千、万、円
壱、弐、参、四、伍、六、七、八、九、拾、百、阡、萬、圓
下側がここで使う漢数字です。
裏に住所と名前を書きます。
表、裏ともに書き終わったら、お札を入れます。
◆お札の入れ方
お札は新札を用意して画像のように人物の顔が表側になるように入れます。
◆上包みの折り方
中袋を包んだら、画像のように下の折り返しが上になるように折って、水引をかぶせます。
おめでたい時には、喜びは天を向く、幸せをもらい受ける、という意味でこのような折り方をします。
逆にすると法事や弔辞の時の包み方になってしまうのでくれぐれも間違えないようにしてください。
入学祝を渡すときにはむき出しのまま持って行ったり、のし袋の入っていたビニールに入れて持っていくことが失礼にあたります。
汚れてしまったり、文字が擦れたり滲んでしまうことを防ぐためにも袱紗に包んで持参します。
袱紗の包み方
今はたたむ手順の省ける封筒状のものの市販されています。
昔ながら袱紗は正方形の折りたたむやり方のものです。
ここで慶事での袱紗の使い方に触れておきましょう。
◆慶事での袱紗の使い方
・色
赤、ピンクなどの暖色系のものが慶事に使用されます。
紫は慶事でも弔事でも使えます。
・包み方
画像を見ながら確認してください。
①四隅が上下左右に来るように、開きます。
そこに、祝儀袋を置きます。
位置は中央線の左側です。
②左側を袱紗にかぶせます。
③次に上側をかぶせます。
④下側をかぶせます。
⑤右側をかぶせます。
⑥余った部分を裏に折って出来上がりです。
・開き方
①左手に包んだ袱紗を置きます。
②右手で袱紗を開いて祝儀袋を取り出す。
③相手にのしの文字が見えるように祝儀袋を回す。
この際は時計回りに回します。
④袱紗をたたんでその上に祝儀袋を置いて両手で渡す。
袱紗は礼節を重んじるという相手に対する心遣いとして使用します。
入学祝いの祝儀袋も書き方をきちんとわきまえて、袱紗を使って渡しましょう。
成長の節目をお祝いしてください。
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