お彼岸は家族そろってお墓参りをしますが、
合同で彼岸会法要といってお寺に集まってご先祖様を供養したりもします。
その際には卒塔婆を頼み、お布施を納めます。
今回はその際の表書きの書き方や、袋について触れていきます。
スポンサードリンク
お彼岸は春と秋にありますが、単に「彼岸」という場合は春のお彼岸を指します。
秋には「秋彼岸」と言います。
また、故人が初めて迎えるお彼岸には菩提寺の僧侶を招きお経をあげてもらうのが本当ですが、
今ではお墓参りに行くだけということも多くなっています。
その際にもお供えやお布施を持参することも多いと思いますので、書き方は覚えていた方がよいでしょう。
自宅に来てもらう場合と、お寺に出向く場合についても説明していきます。
それでは始めましょう。
お布施の書き方
はじめにお布施の表書や裏側の書き方を説明します。
◆表書きの書き方
入れる袋は白無地ののし袋、あるいは白い封筒で代用します。
特に彼岸会のお布施は黄色い水引が掛けてある不祝儀袋が市販されていますが、それを用いなくても問題はありません。
画像のように
上側に「御布施」と書きます。
下側半分に自分の名前をフルネームで書きます。
黄色い水引の袋のときも同じです。
水引を境に上側に「御布施」、下側に自分の名前をフルネームで書きます。
もし、
自宅に僧侶の方を呼んでお経をあげてもらう場合には
「御布施」でも
「御車代」でも構いません。
当たり前ですが、必ず縦書きです。
◆裏面の書き方
裏面には
自分の住所、電話番号、郵便番号を書きます。
書く位置は画像を参考にしてください。
御布施の金額ですが、記載しなくてもよいとされています。
最後に中にお金を入れて糊付けしたら、
「乄」の文字を書いておきます。
スポンサードリンク
卒塔婆料の書き方
個人的に法要を行うときや彼岸会の合同法要を行うときには卒塔婆の依頼をします。
その時には別に卒塔婆の費用も必要になります。
卒塔婆はお寺にも、個人法要、合同法要にいよっても異なりますが、
およそ
2000円から5000円くらいです。
お寺さんに確認しておきましょう。
◆表書きの書き方
表書きは画像のように
上側に「卒塔婆料」下側に自分のフルネームを書きます。
◆裏面の書き方
裏面は
左下に住所、電話番号、郵便番号を書きます。
金額は中央より左寄りになるように書きます。
もし、御布施にも金額を書く時にはこの位置に書くようにします。
最後はノリで封をして
「乄」をします。
金額の書き方は独特なので、ここでお布施の相場と合わせて書き方を見ていきましょう。
御布施の相場と金額の書き方
◆お布施の相場
お布施にいくら包めばよいのか、
一番確実なのは菩提寺に聞くことです。
お寺さんはそう言ったことについては快く教えてくれるはずです。
一般的には
・個別法要:1万円から3万円
・合同法要:3千円から1万円
が多いようです。
◆数字の書き方
数字は後から修正したり、変えられないようにするために算用数字は使いません。
それぞれに対応する漢数字は
壱、弐、参、四、伍、六、七、八、九、拾、百、阡、萬
数字の頭には「
金」を付け、
最後には「
圓也」
を付けます。
例えば3万円包むのだとしたら
「
金 参萬圓也」と書きます。
また、お札の入れ方はこの画像のように、表面にお札の顔が来るように入れます。
お香典のときとは逆の向きです。
お札も、不幸のときには新札ではなく、古いお札を使いますが、彼岸のお布施のときには新札で構いません。
例えば葬儀、告別式のときに新札を用いると、先方のご不幸にあらかじめ新札を準備している、という意味合いで失礼になるためです。
御布施はそのような意味合いはありませんから、新札でよいわけです。
お彼岸の法要にはできるだけ出席したり、個人法要を行うに越したことはありませんが、
家族そろってお墓参りだけということも多くなっています。
その際にもご住職へのご挨拶と本堂にお供えしてもらう菓子折りなどを持参するようにします。
お墓参りだけでも、ご先祖を供養する気持ちは伝わりますし、お布施をおいてくるご家族も多いと思います。
その際には今回の書き方を参考にしてみてください。
スポンサードリンク
合わせて読みたい記事
お彼岸におはぎを食べる理由は?
お盆とお彼岸の違いと墓参りの仕方
初盆のお布施の金額は臨済宗でいくらくらいなのか?
初盆の香典の相場 会社関係の人にはいくら必要か?
コメント 0