12月の壁面飾りは一大イベントであるクリスマスにちなんだものが多く見られます。
デイサービスや高齢者施設でも色々な方法で壁面飾りを作りますが、
利用者の方々が自ら作るものと職員の方が作って飾るものに分かれます。
それらは入所している方や利用している方の状態によって決めていきます。
今回は利用者の方がつくるものを3点、職員の方がつくるものを1点紹介します。
クリスマス当日にも出来るものを採りあげました。
ポインセチアのクリスマスツリー
利用者の方々が作ったポインセチアをツリーの形に飾っていく方法です。
まず完成したイメージを見てください。
黒の背景に緑の木のシルエット、てっぺんにリースとリボンを付けています。
リースの中には「メリークリスマス」の文字やベルを入れてもいいでしょう。
かなりの大きさになります。
◆材料
・色画用紙、(赤、緑数色、黄色)
・模造紙(緑、黒、茶)
・折り紙(緑)
◆作り方
①背景を作る
利用者の方がつくっても、職員の方が作ってもよいですが、ポインセチアは意外と時間がかかるので作っておく事をお勧めします。
黒の模造紙はなかなかないのでラッピング用の包装紙を使ってもよいでしょう。
クリスマスっぽい雰囲気の模様なら最高です。
ツリーはおおよそのシルエットを緑色の画用紙を使って作ります。
色はポインセチアの花だけを作るのなら濃い緑で、葉っぱも一緒に作るのなら、ちょっと明るめの緑にします。
上にはリースのイラストを切り抜くか、緑の画用紙を葉っぱの形に切って輪の形にします。
トーンの違う緑を組み合わせるとうまくいきます。
最後にリボンを結んで付けます。
②ポインセチアを作る
利用者の方がポインセチアを作ります。
方法は
・画用紙を花びらと葉っぱの形に切って貼り合わせる
・折り紙を使って作る
の二通りです。
今回は折り紙を使って作る方法を紹介します。
参考になるのはこの動画です。
折り紙の大きさや組み合わせ方が良く説明されています。
折って、貼り合わせたら最後に中央に折り紙を小さな丸を切って貼ります。
丸いシールで代用してもよいでしょう。
③ポインセチアを貼り付ける
思い思いの場所にポインセチアを貼ります。
壁一面に貼るのに丁度よい大きさです。
雪の結晶のクリスマスツリー
これも壁一面に貼るのによい大きさです。
イメージはこんな感じです。
画像では青一色ですが、様々な色をつかった方が雰囲気が出ます。
このツリーは折り紙を切り抜いた雪の結晶を貼り付けてつくります。
雪の結晶の切り方はこのブログの記事
雪の結晶のイラスト 切り紙の最も簡単な方法
複数説明していますので、参考にしてください。
利用者の方々には色々チャレンジしてもらってたくさんの種類を作ってもらいましょう。
切り紙なので、クリスマス当日にも楽しみながら作れます。
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雪だるまの壁面飾り
利用者の方一人一人に作ってもらいます。
プラモデル感覚で作れます。
◆材料
・丸い発泡スチロールの半球(大きさの違うもの)
・フェルト素材(赤、緑、黒)
・段ボール
・色画用紙(黒)
・綿
・毛糸(黒)
◆作り方
①背景のボードを作ります。
ダンボールや厚紙を適当な大きさに切って黒の画用紙を貼り付けます。
②雪だるまを作る
はじめに背景に発泡スチロールを貼り付けます。
木工用ボンドを使って貼ります。
乾いたらフェルトで帽子とマフラーを作って貼り付けます。
十分に乾燥させたら手袋を背景に貼って、胴体との間に黒の毛糸を付けて腕にします。
黒のフェルトをポンチで抜いて目とボタンを作って貼り付けます。
③背景を完成させる
地面に雪をイメージして綿を貼ります。
周りにも小さく綿を貼って雪が降っているようにします。
白の丸いシールを貼ってもよいでしょう。
④フレームを付ける
回りに1センチくらいの幅で好きな色の色画用紙でフレームを貼ります。
あとは皆さんの作ったものを壁に飾ります。
一番難しいのは発泡スチロールの半球をそろえることでしょう。
東急ハンズに行ければいろいろ揃います。
100均でも多きなお店には最近置いてあるところもありますので覗いてみるとよいかもしれません。
材料さえそろえばプラモデル感覚で作れます。
顔写真リース
今度は職員の方がつくってあげる壁面飾りです。
デイサービスの利用者の方は自立している方も多いのですが、高齢者施設のなかでも特養などで介護度が高い方の場合は職員の方がプレゼントとして作ってあげるところがほとんどです。
療養型病床に入っている患者の方にも働いているスタッフがプレゼントしてあげています。
今回作るのはリースです。
◆材料
・リース用の輪(新聞紙)
・色画用紙(緑を数種類)
・クリスマス用の飾り(100均で手に入るビーズなど)
・毛糸
・リボン
・写真
◆作り方
①リースの土台を作る
新聞紙を細く丸めて適当な大きさの輪にします。
テープで留めて崩れないようにします。
100均等で売っているリース用の台をつかってもよいでしょう。
②葉っぱを作る
緑色の色画用紙で葉っぱの形を切り抜いてリース台に貼り付けます。
葉っぱは画像のように尖った感じにした方がクリスマスの雰囲気が出ます。
③紐を付ける
赤い毛糸を使って壁につるすひもを付けます。
④写真を貼る
利用者一人一人の写真、ポラロイドやデジカメで撮影したものを使います。
ポラロイドなら回りにモールを付けたり、デジカメならフレーム加工をします。
大きさは先ほど貼り付けた葉っぱの端に掛かるくらいにしてそこに糊付けして固定します。
⑤リボンをつける
ひもを付けた部分を隠すようにリボンを蝶結びにしてボンドで貼り付けます。
⑥装飾を付ける
リースの葉の部分に星や丸のスパンコールの飾りを貼って完成です。
ホールや壁一面にかざっても利用者の方の部屋につるしてもうれしいプレゼントです。
デイサービスを始め高齢者施設ではクリスマスや季節のイベントのときだけではなく、お誕生日にもこうした手作りをしてくれています。
12月の壁面飾り製作の参考にしてみてください。
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