高齢者施設などでクリスマスイベントを行うときにちょっと悩むのが歌です。
利用者の方々が歌ったり職員の方が披露したりする他、
BGMとして使ったり、イントロクイズとして使ったり、いろいろと使います。
歌は工作などと共に高齢者施設ではなくてはならないものとして認知され始めています。
今回は高齢者施設でクリスマスイベントをするときの歌の選曲とその効果についてお話します。
音楽の効果
高齢者施設ではリハビリも含めて認知症の予防や充実した日々を送れるように様々な例クリエーションを行っています。
特に多いのは
大きな声での合唱
楽器の演奏
などです。
利用者の方の中には仕事一筋で特に趣味もなかった方が、定年で仕事をやめたりして日々の充実感を失ってしまったり、商売をしていた方が閉店、廃業したりした方も居ることでしょう。
また体と精神に疾患を抱えている方のリハビリとしても季節ごとや日々のレクリエーションは行われます。
こうした高齢者の方々への音楽の効果が注目されています。
◆音楽や歌の効果
・聴くことによる効果
心が弾んだり、安らいだ気持ちになり、脳と体を活性化します。
心を落ち着かせるには若いころに聞いた音楽を聴くのが効果的です。
懐かしい記憶も同時によみがえって楽しい記憶も呼び起こされます。
施設ではこれらがきっかけで会話が生まれ、コミュニケーション効果も期待できます。
・歌を唄うことや楽器の演奏による効果
大勢での合唱や演奏は一体感や幸福感を得ることにつながります。
同時に心肺機能の向上、手足の動きを付けることで身体機能の向上が期待できます。
もし、発表会などの機会があれば目標をもって練習することでより楽しみも大きくなります。
特に大勢で歌ったり演奏したりする場合は、コミュニケーションや達成感などが大きく感じられるので季節のイベントなどには積極的に組み込んでください。
ではクリスマスに向いた歌と高齢者に受ける歌を紹介していきましょう。
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クリスマスに高齢者施設で歌う歌
◆定番のクリスマスソング
クリスマスソングは季節感があって昔から馴染みのあるものを中心に選びます。
静かな曲は合唱したり、簡単な演奏をしたりするのに向いています。
テンポの速い曲はゲームのBGMにしたり場を盛り上げるときに使いましょう。
・きよしこの夜
広く知られた曲なので知らない人はいないでしょう。
食事の時間に流してもよい落ち着いた曲です。
・赤鼻のトナカイ
レクリエーションやゲームのBGMに向いているテンポの曲です。
鈴やタンバリン、カスタネットでリズムに合わせて演奏するにも向いています。
・ジングルベル
代表的なクリスマスソングで唄うにはテンポが速すぎるかもしれませんが、伴奏したりBGMには良いでしょう。
雰囲気づくりにも良い曲です。
◆冬の定番曲
・たき火
クリスマスとは関係が薄いですが、高齢者の方々は子供のころ、たき火で焼き芋を焼いたり色々と思いでよみがえる曲です。
昔を懐かしむときには皆で歌ってみましょう。
◆高齢者に好まれている曲
クリスマスという季節に関係なく、利用者の方が好きな曲を一緒に歌ったりすることもあります。
好きな曲を唄うことでモチベーションも上がります。
・きよしのズンドコ節(氷川きよし)
・川の流れのように(美空ひばり)
・人生いろいろ(島倉千代子)
・涙そうそう(夏川りみ)
・上を向いて歩こう(坂本九)
歌謡曲は演歌中心です。
人気の歌手や大御所、アンケートをとって人気の曲を選んで練習するのもありでしょう。
季節の曲を練習するよりもずっと生き生きとした表情を見せてくれます。
高齢者の方のクリスマスイベントには歌を聴く、歌う、思い出す、という要素を組み合わせて楽しく一日を過ごしてください。
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