9月に作る壁面飾りにはトンボやコスモスなど季節のモチーフを選びます。
今回は保育園で作るもので、特に2歳児くらいの園児にお勧めのものを紹介します。
秋のモチーフを紹介するというよりもどんな作業で作るのが2歳児に効果があるのか、
その作業を中心にお話します。
2歳児が行うとよい作業とは
保育園では年齢に合わせて子供の発達に効果のある作業を季節の工作に選んでいることが多いですね。
2歳児くらいの時期に特に大切なのは
体に触れたものを認知する感覚を発達させること。
特に指先の皮膚感覚を沢山刺激してあげることです。
こうすることで
集中力
色彩感覚
想像力
を大きく育んでくれます。
とくにおすすめなのは
どろんこ遊び
粘土遊び
砂遊び
など直接指に物の刺激が入るようなものを多く取り入れます。
壁面飾りの製作では
指に絵の具を付けたりしてスタンプをするような作業が効果的です。
今回の作業も指先で行う作業が中心です。
ではそれぞれ例を挙げてみていきましょう。
指先でスタンプするキノコ
はじめは単純なスタンプからです。
画像のように用意したキノコの背景に指で好きな色を自由に模様を作っていきます。
◆先生の準備
まず、園児たちにすぐ作業してもらえるように準備をしておきましょう。
・
キノコのシルエットを色画用紙で作ります。
かさの部分と下の部分を違う色の画用紙で作ります。
・
絵の具の用意
スタンプ様にやや濃いめにします。
流れると扱いにくいので注意です。
また、ハンコを押すときに使用するスタンプ用インクのカラーを使用するのも効果的です。
・
ウエットティッシュ
インクを使用したときなど後で直ぐに拭けるようにしておきます。
・
新聞紙
最後に机に新聞紙を敷いて準備完了です。
園児たち用のエプロンも用意しておいた方が服が汚れません。
◆園児たちの作業
・
かさの模様を作る
指に絵の具やスタンプを付けてキノコのかさの部分に模様を付けていきます。
色は自由に、指で線を描いたり、丸印をつけたりしてもらいます。
・顔を描く
黒で目と口を描いて顔の完成です。
この作業で絵の具の感触やスタンプインクの台の感触、
指で画用紙をなぞった時の感触を楽しんでもらいましょう。
2歳児くらいなら汚す作業が大好きなので、夢中になってくれると思います。
出来上がったらみんなの作品を森や木の背景に貼りましょう。
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フリーハンドのキノコ
今度はちょっとハードルが上がります。
指に絵の具をつけてキノコを描きます。
先生の準備については先ほどと変わりません。
汚れ対策をシッカリとやりましょう。
◆園児のやる作業
・初めに輪郭を描く
例ではかさを赤で、石突までの部分をライトグリーンで描いています。
同じ色の部分を全て仕上げてしまってもよいですが、最初に輪郭を描いた方がうまくいきます。
・中を塗る
次に輪郭の内側を指のスタンプで埋めていきます。
最初に下側、その次にかさの部分を埋めます。
・模様を描く
傘の部分に指のスタンプで模様を描きます。
これは先ほどのやり方と同じですね。
・顔を仕上げる
最後に顔を黒で描いて出来上がり。
2歳児くらいだと正確に三角を描いたりするのは難しいでしょう。
いびつな形もご愛敬です。
10センチ四方くらいの画用紙に描いてもらって、みんなの作品を並べて壁面飾りにします。
ぶどうのスタンプ製作
このブログの記事
9月の壁面飾り ぶどうの作り方いろいろ
でペットボトルのキャップを使用してスタンプをする方法を紹介しましたが、
ここではすべて指で行います。
子どもの指の大きさにあった房の形をあらかじめ切って用意しておきます。
◆先生たちの準備
・台紙の準備
指でスタンプする台紙を切り抜いておきます。
園児の指の大きさがぶどうの一粒の大きさになるような感じの大きさに切り抜いておきます。
形はランダムで構わないでしょう。
・絵具の準備
絵の具は最初のキノコの例と同じです。
スタンプのインクを使用してもよいでしょう。
後は汚れ対策をして準備完了です。
◆園児たちの作業
・ブドウの粒をスタンプします。
絵の具は紫系のものを数種類用意しておくとカラフルでやっていて楽しいですね。
飾り方は
9月の壁面飾り ぶどうの作り方いろいろ
を参考にしてみてください。
2歳から3歳くらいの子どもは絵の具の感触や自分の指先でいろいろな色が現れてくるのに夢中になってくれるでしょう。
後片付けは大変かもしれませんけど、キノコとブドウはこの方法に向いたモチーフです。
9月には是非やってみてください。
合わせて読みたい記事
9月の壁面飾り ぶどうの作り方いろいろ
9月の壁面飾り トンボの作り方いろいろ
9月の壁面飾り コスモスをの作り方
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2017-07-04 18:07
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