今回は紫外線アレルギーで目に出る症状についてお話します。
目にかかわることなので、異常が現れたら直ぐに眼科の診断を受けるのが一番ですが、
実体験を交えてその症状についてお伝えしようと思います。
あくまで一つのケースととらえて眼科に行くきっかけととらえてください。
夏には紫外線対策をすると思いますが、お肌中心で目を忘れがちなことが多いようです。
最近の女性は目のケアも行っていますが、男性はそこまで注意はしないですね。
私もその一人でした。
変だなと思ったきっかけ
近眼ではあるけれど、普段から目の病気は特にないので、眼科にはほとんど行ったことはありませんでした。
紫外線アレルギーといっても私の場合は紫外線を多く浴びたことによる目の炎症でした。
普通は屋外に出ても目が充血して違和感があるなんてことはなかったのですが、暑くなり始める5月中旬ごろにそれは起こります。
友人に付き合って釣りに出かけて帰ってくると目が充血していて、少し違和感がありました。
まだ、近くの眼科が空いている時間で、昼間両目がかゆくて少しこすったために充血しているのだろうと思ったのですが、
目にアレルギーの症状が出たことは一度もなかったので、ちょっと不安で行ってみました。
眼科で目の充血について、
・その日、防波堤に釣りに行った
・普段は花粉アレルギーだが、目に症状がでたことはない
・目をこすったこと
・帽子はかぶっていたが、サングラスはしていなかったこと
を話すと、
紫外線を目に多く浴びたためでしょう、と言われました。
もっとひどい状態や外に出るたびに炎症が起きやすいようなら紫外線アレルギーの可能性もある、とのこと。
私の場合はそこまでではないようです。
目薬を処方してもらって経過をみることに。
紫外線アレルギーの目に出る症状
紫外線アレルギーは普通は肌に出るものと思いがちですが、
目にも次のような症状が出たら直ぐに眼科を受診してみましょう。
・充血
・かゆみ
・涙が出る
・異物感などのゴロゴロ
・太陽のもとで目を開けていられない
ただ、残念なことに目が紫外線アレルギーを確認するための検査というのはいまのところないそうです。
それでも炎症を起こしている原因が紫外線かどうかを診断することはできるので、適切な治療を受けることができます。
ですから、夏場や紫外線の多い時期に目に充血などの違和感を感じたら眼科を受診するのは早めのケアをすることはとても大切です。
放っておくと目にダメージが蓄積して重大症状になることもあります。
紫外線のダメージが蓄積すると
特に何もケアをしないで紫外線のダメージが目にたまっていくと将来的に重い症状が現れます。
◆翼状片(よくじょうへん)
紫外線で傷つきやすい白目に出る病気です。
白目の下の細胞の異常増殖で、白目が侵食して黒目に入り込んできます。
こうなると視力障害が起こります。
初期の症状は充血、異物感、進行してくるとドライアイ、眼精疲労をともないます。
治療は手術による切除などがありますが、手術による視力障害の危険もあります。
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◆白内障
老人の病気として知られる白内障ですが、紫外線が少なからぬ影響を与えていることが判明しています。
進行すると視力の低下がみられ、手術が必要になります。
紫外線の多い地域には若い世代の発症も多くみられるので、屋外で長時間過ごすときには日頃からのケアが一番の予防法です。
◆加齢黄斑変性
欧米人に多いといわれている症状です。
眼底の中心部である黄斑部が痛む病気で、症状が進行すると中心視力が低下して、見ようとするところが見えなくなります。
完治が困難と言われていて、屋外で長く過ごしたり、喫煙する人は注意が必要です。
原因は加齢、紫外線、喫煙と言われています。
これらの病気は年齢、個人差などありますが、紫外線の強い地域でだけ注意するのではなく、
地球環境の変化で日本での紫外線量も増えてきているので、日頃からの予防をする必要性が大きくなっています。
目を紫外線から守る日頃のケア
強い紫外線のもとでは目も肌と同じようにケアしてあげる必要があります。
ケアには二つの方法があります。
◆紫外線をできるだけ防ぐケア
・日傘、つばの長い帽子をかぶる
・UVカットのサングラスをかける
・UVカットのコンタクトレンズを使用する
定番の方法ですが、効果的です。
ただ、注意するのはサングラスはデザイン優先ではなく、UVカットの機能を優先したものを選びましょう。
釣り用に売っている偏光グラスなら、水面の照り返しなどを考慮しているので安心できます。
レンズが大きく、横から紫外線が入りにくいものが理想です。
コンタクトレンズUVカットの物は効果が期待できるのですが、
瞳と黒目の部分以外はカバーできないのでサングラスと一緒に使うのが効果適です。
◆紫外線を浴びた後のケア
・目薬
・食べ物
目薬でもUVケア用物が市販されていますが、予防効果というよりは紫外線にさらされた目をケアするためのもので、ダメージを緩和するものです。
食べ物も同様に紫外線をブロックする効果ではなく、抗酸化作用のあるものや新陳代謝を活発にするものなど、ダメージケアのためのものと考えた方がよいと思います。
抗酸化作用のある食品は
トマト(リコピン)、イチゴ、ザクロ(エラグ酸)、えび、カニ、鮭(アスタキサンチン)
などでカッコ内の栄養素が含まれています。
しみそばかすを予防するビタミンやミネラル類は
ミカン、イチゴなどの果物(ビタミンC)、かぼちゃ、ニンジンなどの緑黄色野菜(βカロテン、ビタミンE)、卵、納豆、牛乳(ビタミンB2)、魚介類、肉類(亜鉛)
等から摂取できます。
人それぞれで症状の出方も異なりますし、紫外線アレルギーとなると早い時期に適切な対処が必要です。
自己判断で状態を悪化させることが一番いけないので、少しでも異変を感じたら眼科で受診してみてください。
私の場合は一時的なものでしたが、いろいろと目を守る紫外線対策も教わりましたし、ケアの方法も学ぶきっかけになりました。
年を取ってから目が不自由になるとあらゆる場面で苦労しますから若いうちから心がけてください。
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2017-06-24 10:51
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