保育園のイベントの一つに子供の日がありますね。
当日はクイズや工作、ゲームをしたりしてたのしむと思います。
今回は子供の日に園児たちに出すクイズを考えてみます。
特に保育園で出すクイズはあまり難しいものではなく、楽しむことを最優先にします。
そのコツを含めて解説していきます。
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保育園で園児たちに出すクイズの作り方
園児たちに楽しんでもらうクイズを作るにはいくつか抑えなければいけないポイントがあります。
以前にこのブログの記事
ひな祭り 由来をクイズ形式で覚えよう 問題はこう作る!
七夕の由来をクイズ形式でおぼえる! 問題の作り方
でも触れたのですが、もう一度おさらいすると次のようになります。
◆園児たちに向けたクイズの作り方
・正解率を高くする
園児たちが既に知っている問題を含めて総合的な
正解率が95%以上になるようにします。
あまりに難しいと園児たちのテンションも下がります。
ウケねらいでもいいので簡単な〇×問題も含めて園児たちが飽きないように、笑が絶えたいように工夫します。
・子供の日の問題にこだわらない
園児たちが興味のあることや流行っているものについての簡単な問題も混ぜるようにします。
興味をそらさないための工夫です。
・難しい問題は3択にする
特に行事やその日の由来などを問題にするときには、事前に話して聞かせたことをもとにしますが、
3択にしたり、2択にしたりすることで難易度を下げます。
また、その方が思い出しやすくなって、記憶に残ったります。
こんな風にしてメリハリをつけることで園児たちの興味がそれることが無くなり、クイズの時間を楽しんでくれます。
子供の日に関する簡単な豆知識
クイズを出す目的の一つとして、子供の日の由来を園児たちに知ってもらいたいということがあります。
そのためにあらかじめ、保育士の先生がお話をしてあげる必要がありますが、
きちんとしたお話よりも、わかりやすく簡単に説明してあげる方がよいでしょう。
◆5月5日の子供の日の意味
子供の日が制定されたのは1948年、
祝日法の第二条にきちんと記載されているところによると、
「子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する」
と言いうことです。
意外な意味があるのが分ります。
◆こどもの日に飾るものの意味
鎧兜は邪気を払うために飾ります。
端午の節句は古くは邪気を払う日とされていますが、鎧兜は鎌倉時代から飾られていたようです。
鯉のぼりは子供の立身出世を願う意味で立てられます。
鯉は流れに逆らって川を上る習性があることからこういわれます。
これは江戸時代からの習慣で、武家に子供が生まれるとのぼりを立てて祝うという風習がありました。
それが庶民にも広まって、商人たちが鯉のぼりを立てるようになり今に伝わっています。
柏餅は子供が無事に育つまで見守るという意味があります。
柏の木は新しい葉が育つまで古い葉が枯れて落ちないので、子供が育つまで親がきちんと見守る問意味があります。
5月5日に飾るものにはこんな意味があるのです。
これらをそのままクイズにすると保育園で出すには難しいので、3択にするとよいと思います。
例えば、
問題:
子供の日に飾るのは何で鯉のぼりなのか?
①金魚よりも大きいから
②流れに逆らって川を上る力と元気があるから
③たまには池から出たいから
答え:
②
のように。
クイズを出す前にお話してあげて、問題でそれを思い出すきっかけにするように作ります。
このクイズの前にする説明も
なんで、子供の日にこいのぼりを飾るか知ってる?
鯉って水の流れと反対に泳ぐことができて、どんな急な流れでも登っていくんだよ。
あなたたちも鯉みたいに元気にたくましく育ってほしいって願ってこいのぼりを飾るんだよ。
という感じに。
ではいくつか問題の例を挙げてみましょう。
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保育園で子供の日に出すクイズの例
◆簡単な問題
・鯉は鯉でもおそらを泳ぐこいはなーんだ?
答え:こいのぼり
・かぶとのなかにはいっている野菜はなーんだ?
答え:かぶ
・こいのぼりの一番下はこどもの鯉、では一番上は?
答え:ふきながし(ちょっとひっかけ問題です)
・子供の日に食べる白いお菓子はなーんだ?
答え:柏餅
など
◆選択問題の例
・鯉のぼりにはどんな願いが込められている?
①泳げるようになってほしい
②元気に育ってほしい
③鯉のようにいろんな色の洋服を着てほしい
答え:②
・子供の日に柏餅を食べるのはどうして?
①お正月のお餅が余ったから
②あんこをたくさん買いすぎたから
③子供が無事に育ってほしいとねがって食べる
答え:③
・子供に日にこいのぼりをたてるのはどうして?
①力強く元気に育ってほしいと願っているから
②風の向きを見るため
③あした晴れるように願うため
答え:①
など
◆〇×問題
・5月5日にはお雛様を飾ります。
×
・こいのぼりは川の中を泳がせます。
×
・こどもの日には柏餅を食べます。
〇
・5月人形は8月にかざります。
×
など
◆特に子供の日に関係ない問題
・クリスマスには桃太郎がプレゼントをくれます。
×
・朝起きたら、おやすみなさい、と言います。
×
・犬はワンワンと鳴きます。
〇
・浦島太郎が助けたのはキリンです。
×
など
こんな簡単な〇×問題の中に子供の日にまつわるクイズを混ぜるとよいでしょう。
10問を例にとった割合としては
〇×クイズ:3問
簡単なクイズ(子供の日にまつわるもの):3問
簡単なクイズ(子供の日に無関係):2問
難しめの3択:2問
くらいにします。
年少さんなら〇×クイズの割合を増やし、年長さんなら子供の日にまつわる3択をもう一問くらい入れてもよいでしょう。
繰り返しますが、園児が飽きないようなメリハリが大切です。
いろんなゲームや工作をして楽しむ子供の日、保育園でクイズをやってその由来を少しでも覚えてもらいましょう。
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2017-03-16 20:08
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