お店でよく売られていて手軽な和菓子でもある
わらび餅。
本当はわらび餅粉と呼ばれるものを使用するのですが、希少で高価です。
そこで手作りする場合には片栗粉を使用して作る方法が知らています。
今回は本当のわらび餅粉と良く売られているものとの違い、片栗粉を使ったわらび餅についてお話します。
わらび餅粉にもグレードがある
現在、市販されているわらび粉はサツマイモのでんぷんやタピオカのでんぷんを使用したものがとても多く、本物のわらび粉のものはあまり見かけません。
理由はとても希少だからです。
◆わらび粉とは
わらびの根から取り出して乾燥させたものを指します。
本わらび粉は仮に10キログラムのわらびの根があったとしても、そこからたった70グラムしか取り出せない貴重なものです。
精製には冬の間に根を掘り出して、冷水で何度も根を洗います。
厳しい季節の作業の上、本わらび粉になるまでは約半年の時間がかかるので、
上で説明したようなサツマイモやタピオカの澱粉を使用した製品が多く出回っています。
一般に本物のわらび粉があまり出回らない理由はここにあります。
◆わらび粉のランク
本わらび粉のランクはさらに3つに分かれます。
わらび粉はわらびを沈殿させて澱粉質を精製して作りますが、この過程で3つの層に分かれます。
下から
並、極上、究極と呼ばれます。
究極は精度が一番高く、これを使用した餅は琥珀色や黒になります。
ただ、年間200キロくらいしか採取されなので高級食材扱いされます。
100%のわらび粉といってもこれだけの違いがあります。
それに良く売られているサツマイモやタピオカ由来のわらび粉はでんぷんに葛粉や糖質をプラスして作られるので
カロリーは高めになります。
一方で本物わらび粉は低カロリーなのでダイエットにも良い和風スイーツを作れます。
最近、片栗粉を使用してわらび粉の代用としてわらび餅を作る方法をよく見かけますが、
本物のわらび粉には及ばないものの、カロリー控えめなわらび餅を作るためです。
ちなみに
本わらび粉は100グラムでおよそ21キロカロリー、
片栗粉は6グラムで20キロカロリーです。
サツマイモやタピオカのわらび粉を使用するとこれよりもはるかに高いカロリーになります。
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片栗粉を使用したわらび餅の作り方
手軽さと比較的低カロリーということで片栗粉を使用したわらび餅はダイエット中の方にお勧めのスイーツです。
手料理の好きな若い女性の間でもちょっとしたプームになっているようですよ。
◆材料
片栗粉:50グラムくらい
砂糖:大さじ1杯半
水:250㏄
きな粉:大さじ2杯
砂糖:大さじ1杯
もっと量を作りたいときにはそれぞれを同じ割合で増やせばよいですが、食べすぎにならないようにしてください。
◆作り方
①鍋に片栗粉、砂糖、水を入れて混ぜます。
②中火でとろみが出てくるまで混ぜます。
③とろみが出てきたら火を弱火にして、半透明になるまで混ぜます。
④一つの塊りになってきたら火を止めます。
火を止めた後に20秒くらい混ぜます。
⑤氷水をボウルに用意して、塊りを一口で食べられるサイズにしたものを入れていきます。
⑥冷やしているうちにきな粉をふるいにかけて砂糖と混ぜます。
⑦きな粉の準備が出来たら、冷やしたわらび餅の水をしっかり切って、器に盛ります。
⑧きな粉をかけて出来上がりです。
コツは火にかけているときには手を止めたくないので、氷水は最初に用意しておいた方がよいと思います。
なるべく早めに食べるのがお勧めです。
あまり時間を置くと固くなり始めます。
冷蔵庫で長く保存することもできないので、食べる直前に作るのが一番ノタイミングです。
わらび餅粉はなかなか本物は手に入りません。
普通に市販されているものでもおいしいわらび餅を作れますが、カロリーが気になるという方は片栗粉を使用して作ってみてください。
さほど違わない食感が味わえます。
もし、お子様に作ってあげる時にアレルギーが気になる場合はこちらの記事
わらび餅の原料とアレルギーを持つ子供のためのレシピ
も参考にしてみてください。
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2017-03-13 06:58
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