幼稚園や保育園が冬休みになると必ず、宿題が出されます。
その中でも頭を悩ますのは冬休みのお約束です。
日常生活で子供がやることを決めて実行出来たら毎日シールを貼ってあげる、というものが多いですね。
でも、どんなことを子供に約束させたらよいのかわからないし、
あまり的外れだと恥かしいと考えてしまいます。
でも、冬休みのお約束は
通っている幼稚園や保育園の基本的な方針、
家庭での子供のしつけで何を目指すのか
を考えるとやるべきことってそれほど選択肢が多いわけではありません。
今回はその辺を交えて説明しながら、冬休みのお約束を考えていきます。
ある幼稚園の基本方針
これは実際に幼児教室にかかわっていた時の体験ですが、あるお子さんが通っていた幼稚園の場合です。
◆基本的な教育の柱
まず、その保育園で子供に接しながら教えていることを見てみます。
・素直:お父さん、お母さんの言うことを聞きましょう。
・しつけ:自分から挨拶をして、呼ばれたら返事をしましょう。履物もそろえましょう。
・誠実:嘘をつかない、約束はきちんと守りましょう。
・正義:卑怯なことや、弱い者いじめをしてはいけない。
・根性:何事にも挑戦して、最後まであきらめない
・自立:自分で考えて、自分でやってみる
少し、お堅い感じがしますが、
子供がやらなくてはいけない、やった方がいいと思っていることと、
実際に行動に移して出来るということは同じではありません。
例えば幼稚園、保育園では出来るけれども家に帰ったらやらないというのでは困ります。
この幼稚園では
実際に理解できたことを行動に移す時が心が成長するとき
と考えています。
ですから冬休みだからと言って特別なことではなく、
普段、園内で行っていることを家庭でも継続してもらうようにお約束をして、
園児たちに実行してもらいたいのです。
この点は他の幼稚園、保育園もおそらくそれほどの差はないと思います。
この幼稚園の場合は終業式の日に園児と先生との間でお約束をして、見守りを家庭に任せています。
冬休みのお約束を家庭で決める場合にもこんなことに気を付けながら決めるとよいのではと思います。
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定番のお約束の例
では冬休みのお約束の例を挙げてみましょう。
それぞれに意味も考えてみます。
◆冬休みのお約束の例
・早寝、早起きをしよう
・自分から挨拶をしよう
・名前を呼ばれたら返事をしよう
・靴をいつもそろえよう
・絵本を選んで読んでみよう
早寝、早起きは
先に挙げたお父さんとお母さんとの約束を守る誠実さと素直さにつながります 。
自分からのあいさつすることは
素直な心を育みます。
挨拶は相手の顔を見て自分から出来るようになって、名前を呼ばれたら返事ができるようになりましょう。
履物をそろえることは
けじめを持った行動が出来るようになるきっかけになります。
靴だけでなく、出したものをしまう習慣も同じです。
絵本を選んで読むことは
自分が知りたいと思うこと、自分から本を手にしたいと思ってもらうことが大切です。
与えられた本を読むだけではなく、自分から読みたいと思うものを探すことが、
出来ないことがあるときに出来る方法を自力で探そうとする行為につながります。
受け身ではなく、自分からの学びを行う第一歩になるのです。
こうしてみてみると、日常の何気ない習慣やしつけが子供の成長にとって大切だとわかります。
参考例として採りあげた様に、基本的な教育の柱を参考に冬休のお約束を考えてみてはいかがでしょうか。
あまりたくさんのことを約束しても実行する方も見守るほうも大変ですから、4つか5つ位を目標に考えてみてください。
自分で考えてやってみることを一つ盛り込むと、冬休が終わった後で成長した姿を幼稚園や保育園の先生が見つけてくれるかもしれませんね。
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2016-11-13 17:00
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