保育園や幼稚園は年末からお正月はお休みのところもあります。
壁面飾りをするのは年が明けてからのところが多いかもしれませんね。
クリスマスが終わってからあわただしくするよりは
落ち着いて新年の訪れを感じながら作るほうが良いものができるでしょう。
今回はお正月の壁面飾りの作り方を紹介します。
ハロウィンやクリスマスの時にも作り方を紹介しているのでそちらも合わせて参考にしてみてください。
お正月の壁面飾りの一例
まずはこちらの画像を見てください。
私が来年、酉年のお正月をテーマに作ってみた壁面飾りの一例です。
保育士の先生、保護者の方、園児たち、作る人が誰かによっても一番良い方法が異なってきます。
でも、基本的にはこんな感じの構成にすると良いのではと思います。
◆壁面飾りに入れるもの
・「あけましておめでとう」の文字
・その年の干支(なくてもよい)
・お正月らしいもの(餅つき、羽子板、コマ、門など松)
・園児たちの顔(ほかの動物のイラストにしてもよい)
みんな揃って新しい年を迎えましょう、という雰囲気が出るようにします。
例では、
一番上に「あけましておめでとう」の文字
その下に園児たちの笑顔が人数分
一番下の真ん中に干支の酉が餅つきをしています
間には門松、花、羽子板の羽、獅子舞、鶴をちりばめます。
園児たちが作ったものを貼るときにも、こんな感じにするとまとまりやすくなります。
◆メインに置くものは何かを決める
他の季節のイベントはサンタクロースだったり、ハロウィンのキャラクターを中心に考えたりしますが、
新年は園児たちや園児たちになぞらえた動物のイラストとその年の干支を中心に持ってきます。
目立たせ方は園児たちが一番目立つようにするか、干支と園児たちを同じくらいにします。
新しい年の主役は誰かを考えればこんな風にしたほうが良いでしょう。
ここが決まっていれば後は悩むことなく簡単作ることができます。
では作り方です。
壁面飾りをきれいに仕上げるコツ
壁面飾りに限らず、大きさの違うイラストをきれいに変な隙間ができずに貼るにはコツがあります。
そのコツとは一番大きなものから貼っていく
次に大きなものを空いているところに均等に貼る
最後に一番小さいもので隙間を埋める
というやり方です。
今回例に出したお正月の壁面飾りの場合、こんな風に貼ると良いでしょう。
①枠の部分を最初に作る
「あけましておめでとう」の文字を一番上にはり、下の隅に獅子舞と鶴を貼ります。
②次に大きなニワトリとヒヨコの餅つきを真ん中に貼ります。
③次は園児たちの顔のイラスト
④羽付きの羽
⑤最後に花を空いたところに貼っていく
こうすると偏ったりしません。
園児たちにイラストを描いてもらったり、塗り絵で描いたものを張ってもらう場合は②までを保育士の先生が、
その先の似顔絵のイラストを園児たちに描いてもらって貼り付けてもらう。
そのあとをお正月にちなんだものの絵で埋めていく感じにするときれいに仕上がるでしょう。
貼っていく順番が決まったら、貼り付けるイラストを描くのか、ダウンロードするのか、園児たちに描いてもらうのかを決めて準備します。
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イラストの準備
どんなお正月の壁面飾りができるか決まる部分です。
方法としては次のようなものがあります。
◆ダウンロードサイトからのイラストをつかう
このブログの記事、
ハロウィンの壁面飾り 保育園で作る場合
の中の「ハロウィンキャラクターを作る方法を決める」
でお勧めのイラストダウンロードサイトを紹介していますので、お正月にあったものを選んで見てください。
それぞれのサイトによって雰囲気も違ってきます。
◆色画用紙を使ってキャラクターを作る
下描きをして、色画用紙を切り抜いて子供の顔や動物を作って貼ります。
その際も上で紹介したイラストサイトの絵はとても参考になるので一度覗いてみてください。
保護者の方に壁面飾りが任された場合にはこのふたつの方法は時間の節約にもなるのでお勧めします。
◆塗り絵を作って園児に塗ってもらったものを貼る
塗り絵を作るといってもどうやってよいかわからないし、都合よくお正月にあったものが見つかるとは限りません。
でも、既存のイラストから塗り絵を作る方法があります。
それも上で紹介した記事
ハロウィンの壁面飾り 保育園で作る場合
の「イラストから塗り絵を作る方法」
で作り方を紹介しているので子供の顔、かわいい動物のイラスト、お正月関連のものなどを塗り絵にしてみてください。
この方法は園児たちに塗り絵をしてもらう場合に役立ちます。
お正月にする干支に関してのお話し
保護者の方や保育士の先生方が壁面飾りを作った場合も、園児たちと一緒に作る場合も、その年の干支や干支に関するお話を園児たちにしてあげましょう。
簡単にまとめて見ると
◆干支に関してのお話し
ある年末、神様が動物たちにこんなことを言いました。
「元旦の日に、私のところへ来なさい。1番から12番目までのものを一年の大将にしてあげよう。」
動物たちは一番をめざして元旦の日に神様のところへ行こうと準備し始めました。
その中で、猫はうっかりいつ行けばいいのかを聞き逃してしまいました。
そこで、ネズミに聞いたのですが、
ネズミはわざと一日遅れの日を教えました。
動物たちの中で、牛は歩くのが遅いことを自分で知っていたので、みんなより早く出発しました。
ネズミは牛が出発したのを知ってその背中に飛び乗り、楽をして神様のところへ向かいました。
そして牛は元日前に神様のところに到着して門があくのを待っていました。
そして、元日、門が開いた時、背中にいたネズミが飛び降り一番目に神様のもとに。
牛は2番目になりました。
その後、トラ、うさぎ、龍、ヘビ、馬、ひつじ、サル、とり、犬、いのししが順番に到着、
12番目までが決まり、一年ごとの大将が決まりました。
何も知らないで次の日についた猫はびっくり!!
順位は決定していていたのを知り、騙されたと気づいた猫は怒りまくりました。
それ以来、猫はネズミを追いかけるようになったそうです。
本当は十二支は中国由来で、動物とは全く関係なかったのですが、
十干(じっかん)という10の要素と組み合わせることで、年月や時間、方角を示す役割を持っています。
十二支と動物は全く関係ないものでしたが、世間に広く認知させる目的で動物が割り当てられました。
こんなことを園児たちに話してあげると覚えてもらいやすいですね。
また、酉には
・朝一番になく鳥なので縁起が良い
・「とり→とりこむ」ということで商売繁盛につながる
・親切、世話好き
という意味合いがあり、特別縁起の良い動物とされています。
新しい年はお正月の壁面飾りを作りながら園児たちにこんなお話をしてあげてみてはいかがでしょうか。
保育園の行事は季節ごとの出来事や習慣を学ぶ意味のあるので、面白おかしく自然に日本の習慣を覚えてもらえると思います。
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2016-10-29 12:16
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