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俳句を作る夏 小学校で使える季語と簡単な作り方

俳句を作るという課題が最近、夏休みに増えています。

特に小学校で多くみられるのですが、

どうやって作って良いのか分からないと悩む生徒も多いようです。

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でも、季語など抑えるポイントを知っていれば簡単に終ってしまう課題でもあります。

今回は俳句を手軽に楽しみながら作るコツと夏を表す季語を紹介します。

少し、ハードルが高そうに見える俳句もこれで得意分野になると思いますよ。

俳句の作り方のコツ



俳句を作る時の決まりは

5、7、5の17文字



季語を入れる

事です。

これに難しい印象を感じてしまう生徒が大半なんです。

小学校では授業でもやりますから決して難しいものではありません。

先ずはこの先入観を取り除くことから始めましょう。

◆夏休みは季語を気にしなくても良い

先ず考えなければいけない季語についてですが、

夏休みについて俳句を作る場合は季語を気にする必要はありません。

乱暴な言い方ですが、

・夏休みに行ったところ
・遊んだこと
・暑かった事
・花火
・宿題

などなど、日々のくらしの中の出来事に注目しまします。

夏にやったことすべてが季語になるといっても過言ではありません。

例えば、

夏休み、夏の空、海水浴、水遊び

など身の回りのもの全てが季語になります。

形式ばって俳句らしい季語を選んで使わなくても良いのです。

これで一つ目のハードルはクリアしましたね。

◆字数を気にしない

はじめからきちんと5・7・5の範囲にとどめる必要はありません。

ひとつ例をあげると

・先ず、季語を決めて最初か最後におきます。

①夏休み ○○○○○○ ×××××
②××××× ○○○○○○○ 夏の旅

こんな風にします。

①の場合

・夏休みにどこに行った?

軽井沢に行った

・軽井沢はどんなだった?

人がたくさんいた。


これを基に字数を合わせます。

夏休み 人がいっぱい 軽井沢

これでできあがりました。

思ったよりも簡単でしょう。

出来事を日記に付けるよりも俳句の方が簡単で印象的でしょう。

では②もやってみましょう。

②の場合

・夏休みに何をした?

家族旅行をした

・家族の様子はどうだった?

お父さんが電車の中で寝てばかりだった。

これを基にすると

お父さん 電車で居眠り 夏の旅


行き先で起こったことも、その途中もいろいろ材料があります。

ほんの一コマを切り取るような感じで作ると上手くいきます。

◆小学生の俳句の作り方のまとめ

では作り方をまとめてみましょう

・出来事やった事が季語になる
・それを先頭か、最後に持ってくる
・それがどんなだったか思いだす
・最後に字数を調整する

日記の一コマを表すような感じで作るのがコツです。

このほかにも帰省ラッシュや渋滞など嫌な思い出も題材になります。

では、出来上がった俳句をグレードアップする方法を紹介します。

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小学生の俳句をレベルアップする方法



俳句をレベルアップするといっても出来上がったものに手直しをするだけです。

どんな場合に直した方がよいのか、例を挙げてやってみます。

◆重複表現を防ぐ

俳句は字数が限られているので内容が重複しないようにします。


最初の例

・夏休み 海水浴で 日焼けする

この俳句だと、「夏休み」と「海水浴」が夏の季語として重なります。

これを季重なりと言います。

出来ればどちらか一つにしたいものですが、どちらが自分の言いたい事なのかをよく考えます。

当然海水浴に行ったことですよね。

ですから「海水浴」を残します。

例えば、日焼けと海水浴で連想されることを盛り込んでみると

直した例

・今晩の お風呂が辛い 海水浴

こんな感じで日焼けして肌がヒリヒリすることを連想させます。

◆感情をそのまま表す言葉は使わない

俳句は詠んだ人のがどんな気持ちだったのかを連想させるようにします。

ですから、

・うれしいな
・楽しいな
・かなしいな

という表現は使わないようにしましょう。

小学校の低学年ならばある程度は許されると思いますが、4年生以上は情景描写で自分の気持ちを伝えるようにします。

最初の例

・夏休み 旅行に行って うれしいな

「うれしい」と言う気持ちを表すような俳句に変えてみると

直した例

・夏休み 会話がはずむ 新幹線

など様子が思い浮かぶようにしてみましょう。


一度自分で作った俳句をこの二つの点で見直してみましょう。

これが出来るようになると俳句のレベルが一気に上がります。


では参考に夏の季語を紹介します。

夏の思い出を読めば特に気にする必要もありませんが、

風物や花を読む場合は今と少し季節がずれていることがあるので注意が必要です。

夏を表す俳句の季語



では代表的な夏の季語です。

◆生き物

青がえる 雨がえる 鮎(あゆ) 蟻(あり) うなぎ かたつむり かぶと虫 金魚 蝉(せみ) ホタル など

◆植物

青葉 紫陽花(あじさい) あやめ いちご 卯(う)の花 うり 早苗(さなえ) 菖蒲(しょうぶ) 新緑 たけのこ なす など

◆気象、空

暑さ 風かおる(風薫る) 雷(かみなり) 雲の峰(みね) 梅雨明け 虹(にじ) 西日(にしび) 入梅(にゅうばい) 日盛(ひざか)り 夕立 夕なぎ 夕焼け など

◆行事など

川開き 帰省(きせい) 行水(ぎょうずい) 土用(どよう) 土用波 花火 日傘(ひがさ) 昼寝 風鈴(ふうりん) 吹き流し(こいのぼり) 短夜(みじかよ) など

季語の中には夏のイメージがないものもあります。

でも、はじめに紹介した俳句の作り方をそのままやれば心配ありませんよ。

小学校の課題になる夏の俳句は思い出の一部を切り取る情景描写をすると上手くいきます。

この記事を参考に絵日記を書く感じで取り組んでみてください。

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