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ネコの暑さ対策のペットボトル 有効な利用法

ネコを飼っている人は夏に暑さ対策をしていることでしょう。

エアコンを使って部屋の温度を調節している人がほとんででしょうけれども、

ペットボトルも合わせて使うとより効果的です。

と言うのも、エアコンは止まってしまうかもしれないし、閉め切った部屋でトラブルが起きたら、ネコは熱中症になってしまいます。

今回はネコの熱中症対策に有効なアイテムと、その利用法を紹介します。

ネコは暑さに弱い?



ネコの祖先はもともと砂漠出身の動物です。

と聞くと、暑さには強そうですが、実は日本の高温多湿は大の苦手です。

ネコも人間同様に夏バテや熱中症になる可能性があります。

特に室内飼いのネコには常にこの危険が付きまといます。

◆暑さに弱いネコ

ネコにも暑さに弱いネコがいます。

それは種族によるものと成長過程での体力の差によるものがあります。

・ペルシャ、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘアなどの種類

これらは鼻腔が狭いので熱を体の外に逃がしにくくなっています。

ネコは主に呼吸や、肉球から熱を外に逃がしているので、鼻のつぶれたような顔のネコは普通のネコよりも暑さに弱いといわれます。

・ノルウェージャン、メインクーンなど体の大きいネコ

体の大きいネコは熱を体外に逃がしにくいのです。

・肥満体なネコ

人間と同じで肥満のネコは熱が体に籠りやすいのです。

・高齢なネコ、幼ネコ

体温調整能力が衰えたり、未発達だったりして十分ではないネコです。


飼っているネコがこれらに当てはまるようならば、夏は注意してあげましょう。

ネコに危険な環境とは



では、室内で飼われているネコにとって危険な環境とはどんな状態でしょうか?

◆ネコにとって危険な状態

・密閉された部屋
・水がない
・閉じ込められる危険がある

この3点が一番危険と言えます。

それぞれ見て行くと、

密閉された部屋は風通しが悪くなり、予想以上に室温が上がります。

夏に気温が上がる状態ではエアコンを使用していることが多いと思いますが、万一エアコンが止まった時の事を考えるとそれだけでは不十分です。

それ以外の準備をしておく必要があります。

水がない状態は普通は考えられないと思います。

きちんと毎日十分な水をあげている、と思っていても、ネコがぶつかって器を倒してしまうかもしれません。

長時間留守にする場合は数か所に水のみの器をおいておきましょう。

閉じ込められる危険とは、トイレのドアを開けっ放しにしておいて、猫が入ってしまってしまう、などのアクシデントです。

クローゼットなどの扉も要注意です。


暑さ対策を準備をする前に先ず、ネコが過ごす部屋そのものの危険度をチェックしておきましょう。

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ネコがお留守番する時の暑さ対策



では、ネコが部屋で留守番する時の暑さ対策をしていきましょう。

・部屋を閉め切るか窓を開けるかを決める

治安を考えると、部屋は鍵をかけて窓も閉め切らなければならないかもしれません。

でも、今は窓を少し開けたまま施錠できる器具もありますから、それを使用して通気を保つ方法もあります。

窓が少しでも空いている状態なら、万一エアコンが止まったときでも最悪の事態を防ぐことが出来ます。

・部屋の温度設定

エアコンの温度は28~29℃に設定します。

人間にとって少し暑いかな、と思うくらいがネコに丁度よい温度です。

人間が、涼しいとか快適と思う温度はネコにとって少し寒く感じます。

・部屋と部屋の行き来が出来るようにする

例えばエアコンを入れてある部屋が寒くなりすぎた場合、ネコが移動できるようにします。

快適な温度を探して自由に動けるようにすれば、留守番中のストレスも減るでしょう。

それに、家を閉め切った状態でエアコンが故障したときの避難場所を確保することにもなります。

・トイレ、クローゼット、タンス、キッチンを閉める。

ネコが入って閉じ込められたり、事故になるのを防ぐようにします。

あと、お風呂場にも入れないようにします。

謝って湯船に落ちた場合におぼれ死んでしまう可能性があります。

・窓にカーテン、ブラインド、すだれなどを下ろす

直射日光を防いで部屋の温度上昇を少しでも防ぎます。

・ペット用のクールマットなどを数か所に置く

部屋の温度が予想外に上がった時やエアコンが停止した時に体を冷やすためのものです。

ジェルを詰めてあるものや大理石のものなど色々販売されています。

ネコが噛んで中身をなめてしまっても安全なものを選びましょう。

動物に危険な保冷剤についてはこのブログの記事

犬の暑さ対策に使う保冷剤 実は危険かもしれない?で詳しく取り上げています。

ペットボトルを凍らせた保冷剤や手作りの保冷剤も手軽で有効です。

ペットボトルは2リットルものに水を入れて凍らせたものを直射日光の当たらないところに置いておきます。

直に置くと床が水浸しになるのでタオルなどを敷いて横にしておきます。

時間が立つと周りに水滴がついて、それを舐めて、水分補給にもなります。

・水の容器を複数個所に置く

水をいつでも十分に飲めるようにおきます。

先ず、いつもの場所。

その他に2つくらいは倒しにくい場所に置きましょう。


これだけ行えば万が一のときでもネコは快適な居場所を家の中で探すことが出来ます。

それと、天気予報は当てにしないでください

曇りの予報でも予想外に気温が上がったり、晴れ間が多かったりしますから信頼しないようにしてください。

ネコと一緒に外出する時の対策



キャリーに入れて外出の場合

・凍らせたペットボトル、保冷剤で中の温度を下げる

キャリーバッグの中は通気こそありますが、密閉空間に近い状態です。

それにネコは中に入ると興奮して体温が上がりがちです。

熱がこもりやすい状態になるので、長時間の移動では水分を補給してあげることも大切です。


車で外出の場合

・キャリーで移動させる時と同じ準備

車で移動する場合も中でネコを自由にさせることはしないと思うので、基本、キャリーバッグを使います。

一点だけ気を付けて欲しいのは、一時も車の中にネコを放置しないこと。

たとえ短時間でもキャリーバッグごと一緒に連れて行きましょう。

例えば、ATMを利用しようとして車にネコを残した場合、予想以上に時間がかかってネコを熱中症にしてしまう事があります。

車の中には一時も動物を置いておかない、と言う事が原則です。

新しい暑さ対策グッズを使ってもらう方法



暑さ対策で用意した保冷剤やグッズをネコが使ってくれないという事も良くあります。

そんな時には飼い主が普段使っているタオルやネコの臭いが着いたもので包んだり、その上においてあげると寄り添って涼んでくれます。

ネコは場所につく、と言う言葉からも分かる通り、ネコは新しい環境は苦手です。

新しいものには好奇心旺盛の半面、馴染んだものしか使わないわがままな面もありますから、新しいものを買った時にはあらかじめ試しておきましょう。

ネコの熱中症の症状



もし、帰ってきてネコの具合が悪いようだったら次のような症状がないかどうか観察してください。

◆軽度の熱中症の疑い

・触ると熱気があるように感じる
・過剰にグルーミングをしている
・涼しい場所を求めてウロウロしている
・反応が鈍くぐったりしている

◆重い熱中症

・ぐったりして動かない
・肉球が汗ばんでいる
・よだれが出ている
・触ると熱い
・舌を出している
・歩き方がおかしい、よろける
・呼吸が速い
・嘔吐する

もし、こんな症状があったら直ちに動物病院に連絡してください。

医師から、連れて行く間にもするべき応急処置の指示があると思いますから、指示に従って連れて行きましょう。


ネコの熱中症は普段の暑さ対策で十分に防ぐことが出来ます。

通気とエアコンの温度管理をきちんと行って、凍らせたペットボトルなどの保冷グッズを活用してネコに快適な空間を作りましょう。

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