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熱中症の症状 頭痛と高熱がある場合 夏風邪との見分け方は?

熱中症の症状で頭痛がある場合については
前回の記事熱中症の症状 頭痛は翌日以降も続くことがある!?で触れましたが、
それに高熱を伴っている場合について取り上げててみたいと思います。

実は高熱がある場合は熱中症の症状の中でも中程度から重度の熱射病になる過程で発熱していることもあります。

つまり、すぐに救急搬送が必要かどうかの判断もしなければならない状態かもしれない訳です。

また、夏には夏風邪をひくこともあり、その症状でも高熱が出るため、熱中症か夏風邪か迷う事もあります。

その点についても触れていきます。

頭痛と高熱がある場合に考えられること



熱中症で頭痛がある場合、その重度は中程度の熱疲労です。

そして、高熱が出る場合は直ちに治療が必要な熱射病です。

ただ、熱自体は熱疲労でも出るため、判断に迷う事があるかもしれません。


熱中症の症状はきっちりと分類される訳ではなく、それぞれの程度の間には重なる部分があります。

例えば、中程度の熱疲労から熱射病に移行する場合にもいきなり変わる訳ではなく、徐々に症状が悪化していきます。

頭痛がして、しかも高熱が出ると言うのはこの悪化の進行している状態にある可能性があります。

そして、すぐに救急搬送が必要かどうかの判断をするポイントは

発汗があるかどうかです。

高熱が出ているのですから、応急処置では対応できないので、医師の診察と治療が必ず必要ですが、汗をかいていれば体の体温調整機能がまだきちんと働いていることになります。

もし、汗をかいていなければ確実に熱射病になっているので緊急に診察と治療が必要な状態です。

汗をかいているのならば、水分とミネラル分を補給しながら応急処置をして悪化を防ぐようにしましょう。

熱中症で高熱が出る理由は



熱中症で高熱が出るのは体が熱を外に放出する機能が働かなくなっているという事。

熱射病の目安として40度以上の高熱が上げられます。

熱を測る時には耳式体温計を使う方が正確な体温が測れます。


異常な高熱が出る原因としては

・脳が機能障害に陥り、汗を出す指令を出せなくなった

・汗も出ないほどの極度の脱水症状に至った

の二つが挙げられます。

熱中症の場合は後者、脱水症状が進行して汗が出なくなった状態です。

脱水症状の場合はすぐに医師の診察を受ける必要があるので救急搬送も頭に入れて、それまで体を冷やしたり、水分とミネラル分を補給しながら応急処置をしてください。

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◆応急処置の方法

別の記事でも紹介していますが、早急処置で体を冷やす方法は大きな動脈の通っている箇所を冷やすこと。

その場所は

・わきの下
・足の付け根
・手首
・首の後ろ
・足首

などです

冷やす時には凍らせたペットボトルや水枕に氷を入れてタオルで包んで当てるようにします。

肌に直接触れないようにします。

また、エアコンの効いた部屋など涼しい場所に移動させることも大切です。


水分補給は経口補水液やスポーツドリンクが最適ですが、麦茶に塩を入れても効果があります。

スポーツドリンクの糖分が気になる人はこの方法で塩麦茶を作ってみてください。

熱中症の予防対策にも効果がありますから普段から準備しておくとよいですね。

塩の分量は1リットル当たり2グラムほどが適量です。

熱中症に解熱剤は効かない



頭痛を伴う高熱がある場合、解熱剤を使用して体温を下げるということが思い浮かぶと思います。

風邪と勘違いした場合などはついやってしまうかもしれませんね。

でも解熱剤は熱中症の高熱の場合は効果がありません

その理由は解熱剤は脳の体温設定温度を正常に戻すことが目的だからです。

ウイルスや菌の感染で発熱した場合はウイルスを殺すために体温をあげる必要があるため、体温設定がずれてしまうので高熱を出しても汗が出ない時があります。

解熱剤を飲むとこの状態から体温設定が正常に戻って汗をかき、体温が下がります。

この場合の正常状態とは血液の温度、37度です。

熱中症の場合の高熱はもともとの体温設定自体は正常で脱水症状が進んで汗が出ず、体温が上昇しているので解熱剤を飲んでも効果が無いのです。

熱中症になった場合はもちろん、特にこの時期は夏風邪がはやる時期でもあるので、原因を特定せずに解熱剤を使用するのはよくありません。

では少し、熱中症と夏風邪の見分け方を取り上てみましょう。

初期症状では医師でも判断に迷う事があるそうですから、その兆候を察することが大切です。

熱中症と夏風邪の見分け方



熱中症と夏風邪の区別は初期の段階ではとても難しいものです。

ですから、少しでもおかしいと感じたら早めに医師に診察を受けるのが間違いありません。

夏風邪と、熱中症は次の点で見分けがつきます。

◆夏風邪の場合

・鼻水、咳、腹痛などの症状がある

・特に喉の痛み、腫れなどがある

◆熱中症の場合

・風邪症状が無い

・暑いところやしばらく尿意を感じていないなど脱す症状が懸念される後に発症


これだけでは判断しずらいですね。

でも、家族や子供の場合は風邪をひくときの特有の兆候がある筈です。

例えば、

必ず、喉の異常が現れる

鼻水や、鼻づまりの症状がある

など決まって現れるサインがあると思います。

これを見逃さないことがポイントです。

もし、いつも現れる兆候が無いとしたら熱中症を疑ってみてください。

特に、高齢者や子供は熱中症になりやすいので、対策をしていても症状が出ることも多いのです。

いずれの場合も体調に異変が起きていることに変わりは無いので、必ず医師の診察を受けてください。


熱中症で頭痛と高熱がある場合は重度な熱射病になっている可能性が高いですから、汗が出ているかどうかに気を付けてください。

夏風邪と熱中症の見分けは日頃、家族を見ている目が症状を見分けるポイントです。

普段の予防や対策と共に異変に早く気付いてあげるようにしてください。

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