出窓に結露がついて、カーテンにカビが生えている、なんていう経験はありませんか?
特に外と家の中の気温差が大きい冬や湿度が極端に高い梅雨の時期には特に窓に結露が生じやすくなります。
そのままにしておくとカビが生えて、その胞子が空気中に舞うと健康にも色々悪いことが知られています。
今回はカーテンに付いたカビの落とし方と、その予防法について紹介します。
カーテンについたカビの落とし方
出窓にカーテンを取り付ける場合、レースのカーテンと外が見えにくい遮光性の高いカーテンを併用することが多いと思います。
どちらにもカビが生える可能性があるのですが、特に窓に接しているレースのカーテンにカビが生える確率が高いのです。
先ず、そのカビの洗い方をご紹介します。
◆カーテンのカビの落とし方
先ず、ブリーチを用意してください。
主にカーテンに生えるカビは結露が原因で発生するカビなので黒カビです。
ブリーチ溶液を使えば黒カビは大抵落とすことが出来ますのでよほどひどくない限りこの方法できれいになるはずです。
①まず、カーテンが入るくらいの容器を用意します。
②その中にカーテンが十分浸るくらいに水を入れます。
③カーテンを浸して、キャップ一杯くらいのブリーチ液を入れます。
④汚れがひどくない場合はこの量で大丈夫です。もしひどい場合はもう少し多めに加えてください。
⑤黒いカビが消えるまで浸しておきます。
⑥カビが消えたら軽く水ですすぎます。
⑦カーテンを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗います。
この方法だと、普通のカビ汚れなら30分前後、水に浸せば真っ白になります。
一点だけ注意すると汚れがひどいからと言ってブリーチの原液は避けてください。
繊維を相当傷めてしまいます。
どうしても落ちないときやあまりにも汚れがひどくなるまで放置したカーテンは買い換えた方がよいでしょう。
白いカーテンを前提に説明しましたが、もし薄い色が付いている物は念のため、メーカーに問い合わせて見る方がよいです。
ちなみにカーテンのカビは衣類の漂白剤では落とすことができませんでした。
カーテンの洗濯は大掃除のときくらいしかしないというお宅も結構多いのですが、出来れば3、4カ月に一回くらいの割合で行った方がよいでしょう。
だたし、次に挙げるようなことはしてはいけません。
◆やっていけないカビのとり方
・濡れた雑巾でこする
カビは水分を好みますし、根を張っているので表面をこすっても取れないばかりかかえってカビを増やしてしまいます。
・から拭きをする
カビが取れずに、カビの胞子を空気中に撒き散らしてしまいます。
ですからこの二つは決してやらないようにしてください。
また、カーテンをこまめに洗った方がよい理由はカビをそのままにしておくとそこで暮らす人にも影響が出るからです。
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カビが体に与える影響
見えるカビについては用人もできますし、すぐに汚れを落とすことが出来ますが、間違った方法で増えたり、空気中に漂っているカビは住んでいる人の健康に影響します。
健康な人にはそれほど重い症状にはならなくても抵抗力の弱い人にはアレルギー症状を引き起こしたりします。
◆どんな症状があるか
・鼻にカビの胞子が入った場合:アレルギー鼻炎
・肺に入った場合:気管支喘息
・皮膚に着いた場合:アトピー性皮膚炎
特にお年寄りや子供の肺に入った場合は肺炎を起こしたり、重症化する可能性もあります。
ですから、カビを掃除するとともに、発生しにくい環境を作ることも大切です。
カビの発生しやすい場所は
ではカビが発生しやすい場所はどこでしょうか?
ポイントは結露や蒸気など湿気が多い場所です。
例えば
・お風呂場
・洗濯機の中
・エアコン
・窓(出窓)
などです。
窓はエアコンで暖房をした時に外気との温度差で結露を内側に生じやすいのでこまめに注意したいところです。
特に出窓は構造上、普通の窓より水が逃げにくく、結露をそのままにしておくとカビが発生しやすくなります。
◆それぞれの場所の湿気対策
カビの予防は湿気を防ぎ、結露を発生しにくくすることです。
それぞれの場所に適した湿気対策は
お風呂場:換気扇を回す、入浴後ドアを開ける
洗濯機の中:使用後は、蓋を開けておいて換気をする
エアコン:エアコンや加湿器はメンテナンスや掃除をこまめにするしかありません。
窓(出窓):暖房を強くしない、こまめに換気をする、結露対策用の吸水テープ、結露防止シートを使用する。
これ以外にも注意するのは天気が悪くて、洗濯ものを部屋干しする時です。
湿気をためる原因が増えてしまうので空気の入れ替えを行うようにします。
出窓の湿気対策には色々なグッズも販売されているのでそれを利用するのも方法の一つです。
湿度対策で最も重要なことは湿気が籠らないように、空気を入れ替える事です。
特に冬場に換気をするとせっかくの暖房が逃げてしまうと思う人もいると思いますが、空気の温度が下がっても壁の温度が保たれていればそれほど極端に室温は下がりません。
気密性が高い現代の住宅で、エアコンを使用するとどうしても窓に結露を生じさせてしまいます。
換気をよくすることで結露を最小限に抑えることもできます。
結露を生じやすい出窓に接しているカーテンはとくに念入りにチェックしてください。
こまめに掃除をして、予防法を知っておくことでかなりカビを防ぐことが出来ます。
放っておくと健康にも影響するので、定期的に洗濯を忘れずに
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2016-04-10 18:43
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