てまりてまり と聞いて一体何のことだろうと思う方もいるかもしれません。
実はあじさいの種類の一つで、梅雨の時期に良く目にしている花なのです。
アジサイには咲き方によって数種類に分類されるみたいで、その一つが「
てまりてまり」と呼ばれます。
今回は「てまりてまり」というあじさいとその手入れ方法や育て方についてです。
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あじさいはどうやって分類するか
先ずアジサイの分類方法からです。
あじさいは花の咲き方によって分類されます。
・ガク咲き
古くから日本で知られた形状の花です。
一般には「ガクアジサイ」と呼ばれています。
装飾花が花を縁取るように取り囲んでいて、一番華やかな雰囲気をしています。
・手まり咲き
装飾花が丸く固まって咲いている様子から手まりを連想させます。
カクアジサイが欧米で品種改良されたものです。
・円錐形
別名、コーン型と呼ばれるもので、一見して他のあじさいとは見分けがつきます。
花房が円錐形になっていて、原産国はアメリカ東部です。
てまりてまりと言うあじさいは?
「てまりてまり」は上の分類では手まり咲きのあじさいです。
一輪の花自体は小柄なのですが、一つずつの花が八重咲きにかたまっていて、非常に可愛らしい佇まいをしています。
樹形がまとまりにくいタイプのあじさいのようで、日当たりの良いところに植えた方が育ちが良いようです。
当初は「花手鞠」と呼ばれていたらしいのですが、事情により「てまりてまり」と改名されたようです。
あじさいの世話の仕方
あじさいはそれほど手間のかかる植物ではないのですが、きれいに花を咲かせるためには気をつけなければならない事がいくつかあります。
◆あじさいの天敵を知る
・アブラムシ
見つけたら殺虫剤で駆除します。
あじさいの栄養を吸い取ってしますので、こまめにチェックをしましょう。
発生する時期は5月から6月で、あじさいの盛りの時期です。
・ハダニ
あじさいの株が弱ってくると発生しやすくなります。
時期は6月から9月です。
こまめに葉の裏に水をかける事で発生の予防になります。
・うどんこ病
白カビのようなものがついているので分かると思います。
特に梅雨の時期に発生しやすく、風通しを良くして時々殺虫剤を散布して防ぎます。
◆普段の手入れで注意すること
・日当たり
あじさいは日当たりのよい場所が適していますが、あまりにも日が強すぎると花が色褪せたり、乾燥しすぎてしまいます。
理想は半日は陽が当たり、半日は日影になる場所です。
鉢植えのあじさいは位置を動かせますが、庭に植える時には場所を慎重に決めてください。
・水はけのよい土
あじさいは水を好みます。
なので土にはみずをたっぷりとあげてください。
それと同時に土の水はけも良くないといけないので最適な土を選んでください。
土の表面が乾いてきたら水をあげるようにします。
特に鉢植えの場合は乾燥しやすいのでこまめに水をあげてください。
葉っぱが垂れてきたら、水が不足しているサインです。
・寒さ
あじさいは寒さには強い木です。
でも、寒風にさらされると枝や芽がいたむので冬は注意してください。
鉢植えの場合は寒風の当たらない場所に置きましょう。
・肥料はいつ与えるか
肥料をあげる時期は
春から秋にかけてと冬です。
ですが、真夏は控えめにするようにします。
頻度は月に一度程度。
冬は冬は油かすと骨粉を混ぜた物を株元に与えます。
花を咲かせるための準備なので緩行性の肥料を与えるようにします。
夏から秋は新芽を早く成長させるために速効性の肥料を使うようにします。
・剪定
剪定はあじさいのえだを切ることですが、花を楽しむためには必ずしも必要ではありません。
年々大きくなってスペースをとってくるので、株の大きさを一定に保つために行います。
剪定を行うのなら、花の後すぐに行うようにします。
9月の中旬以降には翌年咲く花の芽が出来上がっているのでそれを切ってしまうと花が咲かなくなってしまいます。
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あじさいの植え替えのポイント
てまりてまりなど種類を問わず、あじさいは年々大きく育っていきます。
その際には一回り大きな鉢に植えたり、土に植えかえたりしなければなりません。
その時のポイントを見てみましょう。
◆鉢植えのあじさいの植え替え時期
・鉢植えは年ごとに行います。
理由は根が張って根詰まりを起こすからで、一回り大きな鉢に替えてあげる必要があります。
時期は特に決まっていませんが、花が終わる7月ごろが良いと思います。
・庭の土に植えかえる時は
鉢植えから庭の土に植えかえる場合は、休眠期と言われる冬に行います。
特別寒い地方では土が凍らない春先に行うようにします。
◆土の性質によるあじさいの色の変化
あじさいは土の性質によって花の色が変化します。
土が酸性の場合は花が青色に
土がアルカリ性の場合は花が紅やピンク色になります。
植え替えの時に土を酸性にした場合は
ピートモスなどを培養度に混合します。
アルカリ性の土にしたい時は
石灰を混合します。
先ほども説明しましたが、土は適度に水はけがよく、保水力のある土を選んでください。
あじさいを増やす時は
あじさいの株が育ってきたら挿し木をして増やすことが出来ます。
挿し木は手軽にできるので是非チャレンジしてみてください。
◆挿し木のやり方
・時期は6月ごろを選びます。
湿度と日照時間が最適な時期です。
・花のついていない枝を2節ほど切ります。
・下側の葉を取り、上の葉は半分くらいにカットします。
・茎の一番下をカッターやハサミで斜めにカットします。
・この状態で水にさして、1時間ほど水上げをさせます。
・用土を準備します。
・十分に土を湿らせて鉢の縁に沿って茎の太さの穴を開けます。
・水上げを終えたあじさいを穴に挿して根元をしっかりと固定します。
・後は水をたっぷり土に含ませます。
・直射日光を避け、明るめの日影に置きます。
・土が乾かないように注意しながら管理します。
こうすると一カ月ほどで根が出てきます。
◆用意しておくもの
用土:鹿沼土、パーライト、バーミキュライト、ピートモスなどを使用します。
鉢:通気性の良い平たい駄温鉢が挿し木には適しています。
割り箸:用土に穴をあける時に遣うと便利です。
色鮮やかなあじさいは育てるのにそれほど手間のかかるものではありません。
日本独特のガクアジサイ、愛らしいてまりてまり、一味違った円錐形のあじさいなど好みのあじさいを育ててて楽しんでください。
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2016-03-08 18:24
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