きらきら星というあじさいをご存知でしょうか?
このあじさいは栃木県で品種改良の末、開発された新しい種類のあじさいです。
販売されてからまだ、数年しかたっていないので名前もあまりきかないと思います。
最近あじさいは母の日のプレゼントとしても人気が出てきています。
鉢植えでも株が大きくなって庭に植えても美しく楽しめるあじさいの選択肢が一つ増えました。
今回はこのきらきら星というアジサイについてのお話です。
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きらきら星とはどんなあじさいか?
◆きらきら星が開発されるまで
・平成11年に栃木県の農業試験場で交配が開始されます。
「八重咲き、ガクアジサイ型、単色」と「一重咲き、アジサイ型、複色」を交配。
・平成13年に交配して得られた6個体のうち、「一重咲き、ガクアジサイ型、単色」の1個体について自殖交配を行います。
・平成14年からはそれを品種保存系統として維持
・平成21年に「八重咲き、装飾花が覆輪、複色、がく片の縁が深く切れ込んでいる」系統を選抜。
・後に特性調査を行い、開花品質特性が有望とされる。
・平成22年、品種登録の出願
・平成23年1月、「きらきら星」として出願公表
・平成27年度は4月下旬から出荷が始まる。
このようにまだ、開発、公表されて2年目の新種のあじさいなのです。
◆きらきら星の特徴
・優美で斬新なイメージのあじさい
・八重咲きのガクアジサイ、がく片の数は14枚
・色は赤紫系で白い切れ込みのふちどりがある。
・観賞時の花粉の汚れが無い
・花の日持ちがよく、長く楽しめる
画像からもその姿が分かると思いますが、私たちがよく知っているあじさいとは少し違うイメージですね。
最近は母の日のプレゼントにあじさいを送ることが増えているようですが、このきらきら星は花の日持ちが良いのでプレゼントには向いているのではないでしょうか?
母の日のプレゼントであじさいが贈られるには理由があります。
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あじさいが選ばれるようになった訳
母の日にあじさいが贈られるようになった訳はその花言葉にあります。
◆花ことば
青いアジサイ:辛抱強い愛情
赤、ピンク系統のアジサイ:元気な女性
白いアジサイ:寛容
どの色も母親の愛情を表すような花言葉ですね。
母の日のプレゼントとしても相応しく、人気が出るのも頷けます。
きらきら星はその名の通り「元気な女性」を表しています。
きらきら星のそだてかた
きらきら星も普通のあじさいと同じように育てられます。
詳しい育て方についてはこのブログの記事
「てまりてまり」という名前のあじさい 育て方と注意点で紹介していますのでそちらを参照してください。
母の日に向けて購入するのなら出荷時期に合わせて予約注文すればよいのですが、育てているあじさいをプレゼントしようとする場合は、母の日に向けて準備が必要です。
◆母の日に向けて開花させる準備
母の日は5月の第2日曜日ですから、あじさいをその頃までに開花させる必要があります。
栃木県農業試験場から出ている「きらきら星」の育成に栽培上の留意点が書かれています。
母の日に向けての準備は
・1月下旬には定植(鉢植えも同じ)
・最低温度を15℃以上にして管理する。
です。
特に温度管理をしっかり行う事で母の日に間に合うように開花が見込めます。
ただし、自然の植物なのでプロのように開花させることが出来るかどうかは分かりません。
基本は他の種類のあじさいと変わりないので、きらきら星も挿し木をして株を増やしたり、剪定して花を増やす工夫をしてみてください。
あじさいは栽培にそれほど手間のかかる花ではありません。
今までおなじみのあじさいに加えて新種の「きらきら星」も栽培のレパートリーに加えると楽しいでしょう。
まだ、それほど知られていないので珍しがられるかもしれませんよ。
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2016-03-09 18:39
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