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おはぎとぼたもちはなぜ呼び名が違う? 炊飯器でも出来る作り方も!

「おはぎ」や「ぼたもち」の違いは何だろう?

呼び名が違うからやっぱり違うものなのかなぁ?と思った方はいませんか?

実は私も思っていました。

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おはぎ、ぼたもちはよく仏壇に供えるお供えとしての記憶しか無かったのですが、最近あんこが好きになり、よく食べています。

そんな折に調べてみた「違い」と家庭にあるもので作れる簡単な方法を紹介します。

おはぎとぼたもちの違いは何?



おはぎとぼたもち、実は同じものです。

初めから結論が出てしまいましたが、春夏秋冬、季節によって呼び方が変わる和菓子なのです。

◆春の呼び方  ぼたもち

この季節には牡丹餅「ぼたもち」と呼びます。

神仏、先祖への供養として供える物を牡丹の花に見立ててこう呼びます。

春のお彼岸の頃に供えるお菓子のイメージが一番強いのではないでしょうか?

お彼岸=ぼたもち

と思っている人も多いでしょう。

◆夏の呼び方  夜船

この呼び名の由来は夜、船が着くと暗いのでいつ着いたのか分からない。

ぼたもちは普通のお餅のように音を立てずに作ることからいつ搗いたのか分からないためにこう呼ばれるようになりました。

「搗き知らず」と「着き知らず」をかけて「夜船」と言ったのですね。

言葉遊びが由来の名前です。

◆秋の呼び方  おはぎ

ぼたもちと言う呼び名と同じく、萩の花になぞらえた呼び方です。

秋のお彼岸の時期に供えられる同じ和菓子をその季節の花になぞらえた風流な呼び方ですね。

どうもわたしたちに馴染みの呼び方はお彼岸にちなんだ呼び方のようです。

◆冬の呼び方  北窓

この呼び方は夏の「夜船」と同じく、

「搗き知らず」から「月知らず」と語呂合わせをした呼び方です。

月の見えない窓は北側の窓、ということで「北窓」なのです。


季節によって呼び方を変えるのは日本人独特の感性かもしれませんね。

実は形が少し違う「おはぎ」と「ぼたもち」



呼び方が違うだけで全く同じ和菓子である「おはぎ」と「ぼたもち」

実は少しだけ形が違う事があります。

◆萩の花と牡丹の花の大きさが違う事から、大きさを変えて作る。

牡丹の花は大きくて丸いのでぼたもちも大きく、丸く作り、

萩の花はやや小さくて細長いので小ぶりに俵の形にする、こともあります。

◆まぶすものによる呼び方の違い

地方によっても呼び方が違う事があります。

小豆餡をまぶしたものを、おはぎ
きなこをまぶしたものを、ぼたもち

米粒が残らないように完全に餅状にしたものを、ぼたもち
米粒の形が残っているものが、おはぎ

これらの違いは最近ではあまり拘りを持たなくなってきているようです。

トリビアとして持っていると少し自慢できます。

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お彼岸にぼたもちが供えられる理由



お彼岸の定番のおはぎとぼたもち。

なぜお供えの定番になっているのでしょうか?

2つの言い伝えがあるようです。

◆材料からくる理由

小豆は赤という色が災難が身に降りかからないようにするおまじないの効果があると言われている食べ物です。

漢方でも取り上げられるほど体にも良い食べ物とされています。

こういった理由で古くから邪気を払う食べ物とされていて、それが先祖供養と結び付き、お彼岸や四十九日の忌明けに食べる習慣になったと言う説です。

◆農耕の風習から来るという説

よく、「暑さも寒さも彼岸まで」と言いますが、季節の変わり目で農業の節目ともなる時期でもあります。

春のお彼岸のころは農作業のはじまる時期。

秋の彼岸は収穫期です。

その節目の時期に、収穫をもたらす山の神を迎えるために春にぼたもちを食べ、秋には収穫に感謝しつつおはぎを食べるようになったと言われます。

お彼岸のぼたもち、おはぎを作って食べる風習は日本人の生活に密接に関係があった訳です。

おはぎを簡単に作る方法



和菓子を作るのは面倒で、ましてもち米を使うのは難しそうと思うかもしれませんが、簡単におはぎ(ここではおはぎで統一します)は作れます。

それではどこの家庭にもある炊飯器を使った方法を紹介します。

◆材料(約20個)

・もち米 2合
・米 1合
・砂糖 大さじ一杯
・塩 ほんの少々
・あんこ 200グラムくらい
・きな粉 200グラムくらい

◆おはぎの作り方

①用意したもち米と米を混ぜてとぎます。
②炊飯器の3合の線まで水を入れ、砂糖を加えて焚きます。(白米モードで大丈夫です)
③炊き上がったら15分くらい蒸します。
④あんこを7等分位に分けて楕円に伸ばしておきます。
⑤蒸らし終えたら、塩を一つまみ加えてしゃもじで適度に潰しながら混ぜます。
⑥餅っぽい感じがではじめたらO.Kです。適度に米感を残します。
⑦しゃもじでだいたい40グラム位、米を取り楕円にします。
⑧ラップの上にあんこ、もちをのせて形を作ります。
⑨まんべんなくあんこで包んだら完成です。

このあんこのおはぎはあんこが30グラム、餅40グラムで合計70グラムのボリュームです。

きな粉を使う場合は餅の部分をやや多くします。

ポイントは砂糖を入れて炊く事です。

こうするとおはぎが固くならないのです。

また、普通のお米を混ぜることで翌日でもカチカチにならないのです。

保存する時はラップで一つ一つ包んで保存します。

でも早めに食べてくださいね。


おはぎはもち米とあんこときな粉を買い足せば、手軽に作ることが出来ます。

それぞれの季節に呼び方の違いを味わいながら楽しんでみてください。

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