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咳が止まらない! 熱は無いのになぜか? 可能性のある病気は?

毎年、空気が乾燥し始めると風邪がはやりますね。

でも、咳が止まらない、熱は無い、ずっと続いている、と言う場合は要注意。

風邪が原因で咳が止まらないのではないかもしれません。

多くの場合、咳は風邪の症状の一つで、回復するにつれて治まってくるものです。

また、薬の副作用で喉や気管支が敏感になっていることもあります。

特に熱が出た場合に服用する解熱鎮痛剤で起きるアスピリン喘息は期間が弱い人や喘息気味の人に起きやすいので、服用した後に咳が出ないか医師や薬剤師に効く必要もあります。

でもこれらは一時的なもの。

怖いのは風邪以外の原因で続く咳。

通常の風邪の咳は遅くとも2週間以内に治まります。

それ以上続くようなら他の病気を疑ってみる必要があります。

今回は風邪以外の原因で続く咳の症状について調べてみました。

咳の役割


咳は本来、肺、気管、気管支を守るための自然な防御反応です。

ウイルスや埃、煙、食べ物が肺に入るのを防いでいるのです。

また、気道に溜まった痰を出す役割もしています。

人間の口や鼻には外から侵入してくる異物を排除する機能が備わっています。

例えば

鼻は 鼻毛、鼻腔内の粘液、線毛、くしゃみ

喉には咽頭輪

気管支では

肺胞内には肺胞マクロファージ

と言うものがあり、私たちの体内に良くないものが入るのを防いでくれています。

ですから、咳が出ることはこの機能が働いている証拠なのです。

でもあまりにも長く続く咳は風邪以外の病気の症状かもしれません。

2種類の咳



・乾いた咳

乾いた咳とはいわゆる痰のからまない咳の事です。

実際には咳の音が乾いた音と言う事。

この咳が長く続く場合は喘息のケースが多くみられます。

・湿った咳

湿った咳とは痰が絡んだような音が混じる咳です。

この咳が長く続く場合も重大な病気の可能性もあるので注意が必要です。

では二つのケースを具体的に見て行きましょう。

乾いた音の咳が続く場合の病気


・アレルギー性気管支炎

アレルギー物質、アレルゲンによって気管支炎になるケースです。

原因となるものは

花粉 ペットの毛 ハウスダスト ダニ 果物 食べ物など

・気管支喘息

ゼーゼーと言うような音がでて、喘ぐような呼吸になる。

子供はアレルゲンが原因でなることも多いが、大人は風邪やインフルエンザからなることの方が多い。

治療法は症状が出ている時に安静にして気管支拡張剤、分泌分泌物と気道粘膜の浮腫の抑制剤を使います。

・百日咳

百日ぜき菌の感染によって起こります。

けいれんを伴う咳で、風邪の症状が2週間ほど続いた後、だんだん咳がひどくなってきます。

息を吸い込む時、「ヒューヒュー」という音が出ます。

体力の消耗を防いで栄養価の高い食べ物を食べるようにします。

・肺結核

2週間くらい咳や痰が続き、疲れやすく、食欲減退、体重が減少、微熱続きます。

結核菌に感染することが原因ですが、発病するのは1割くらいの人です。

でも、最近は若い人にも増えてきています。

治療には菌を輩出している間は入院が必要があります。

・逆流性食道炎

肺の病気とは関係ないように見えますが咳を長引かせる一因となります。

胃液が食道に逆流し食道に炎症を起こすのですが、その時に言え胃液が気管にまで流れ込み、気管が炎症を起こすためと考えられています。

・自然気胸

肺に出来た気腫性肺嚢胞が破れて肺を包んでいる袋に空気が漏れ、肺が縮んでしまうことで起こります。

刺すような痛みを伴う事もあり、唇が紫になり、息切れや時には呼吸困難になります。

肺に空いた穴が自然に治りますが、手術が必要なこともあります。

・肺がん

めったにありません熱が無いのに咳が続く場合に疑われる病気の一つ。

初期の段階では分かりにくいのですが、血痰、胸痛、喘鳴、息切れを伴います。


乾いた咳が続くときの病気は進行状態によっても痰を伴ったりすることもありますのであくまでも異変に気付く目安の知識として覚えておいてください。

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湿った咳が続く場合の病気


・肺炎

肺炎はウイルスによるもの、細菌によるもの原因が複数あります。

症状がの出方がそれぞれ違うので異変を感じたら素人判断は禁物です。

早めに医療機関で受診しましょう。

症状は発熱、胸痛、乾いた咳、呼吸困難、肌などが青紫色になるなど。

・肺気腫

初期の症状は階段の上り下りや長い距離歩くと息切れがします。

重症になると顔や唇が青くなり、朝起きた時に頭痛がするようになります。

原因は不明ですが、気管支を長く患っている人がかかりやすいと言われています。

・慢性副鼻腔炎

症状は鼻が効きづらい、味が感じられにくい、鼻水、痰、咳など。

顔の痛みを伴う事もあり、辛い症状です。

顔のおでこや鼻の横の頬、上あごの部分に骨で囲まれた空洞を副鼻腔と言います。

この副鼻腔に細菌やウイルスが感染することで起こる症状です。

・アレルギー性鼻炎

基本的に鼻の病気ですが、鼻水が喉に落ちて痰となり、咳が止まらない状態になります。

耳鼻咽喉科で診察してもらうと、通常は赤い粘膜が白くなっているのですぐに分かります。

抗ヒスタミン薬がこの症状には有効とされています。

・気管支拡張症

咳が長く続いて濃黄色の痰が多く出ます。

時には発熱を伴います。

悪化してくると痰に血が混じったり、痰が膿のように濃くなります。

治療には抗生物質、去痰剤、蒸気の吸入が行われます。

・慢性閉塞性肺疾患

COPDとも呼ばれるものでたばこを吸う人がかかりやすい病気です。

肺が傷つきやすい状態だとかかり易くなります。

3週間以上咳が続き、痰、息切れの症状が出てきます。


このように咳と言っても様々な原因があります。

また、痰が出る出ないは他の症状を伴うかどうかでも変わってくるので

2週間以上咳が続いた場合は耳鼻咽喉科、呼吸器内科、総合病院で診てもらうようにしましょう。

大きな病院は紹介状が必要な場合が多いので先ず、身近な耳鼻咽喉科、呼吸器内科で診療を受けてください。

咳を止める方法


苦しい時に少しでも症状を和らげる方法を紹介します。

咳が止まらないときに行うと効果的です。

①夜、咳が止まらないとき

マスクをして横向きに寝る

マスクをすることで

・加湿器と同じ効果がある
・ハウスダストの遮断
・横向きに寝ることで気管が拡がりやすくなる

特に鼻が詰まっているときには効果があります。

②暖かい飲み物を飲む

温かい飲み物をゆっくり飲みます。

体を温め、湯気が喉を加湿します。

体温が上がると咳が止まり易くなります。

さらに蜂蜜を入れるとより効果的です。

③咳に効くツボを刺激する

・天突:左右の鎖骨の間のへこみを下に向けて押す。
・尺沢:ひじの内側の横じわの上で中央よりやや親指側を痛みを感じるくらいに押す。
・肩甲骨の間:咳や風邪に効くツボと言われる。温めるたり、マッサージする。


効果的で簡単にできる咳の止め方ですが、長引く場合は必ず検査や専門の受診機関で診察を受けましょう。

特に熱の無い時は風邪とは違う原因かもしれないのでここで採り上げた症状を参考にしてください。

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