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雛人形の飾り方 七段 五段 三段の場合

3月3日はひな祭り。

でも雛人形の飾り方を忘れてしまった、と言う方もいるのではないでしょうか?

家にあるのは七段、五段、三段で飾り方も違うし、説明書を無くなってしまって困ったなんてことは無いでしょうか?

女の子の節句はご両親、おじいちゃんおばあちゃんの子や孫に対する愛情表現。

雛人形はその表れでもあります。

段数も人形の数も本来決まりと言うものは無いのですが、
今よく、売られている七段飾り、五段飾り、三段飾りの基本の飾り方を紹介します。

各段飾りの基準になるのは七段飾りなので先ず、七段の飾り方を押さえましょう。

七段の基本的な飾り方


kazarikata_main_img.jpg

先ず、参考に上の画像を見てください。
これが基本の飾り方です。

それでは上から順番に各段を見て行きます。

◆①一段目

並び方は地方によって異なります。

親王(殿・姫)関東(新式)は左殿・右姫 関西(古式)は右殿・左姫

屏風、雪洞、三宝

◆②二段目

こちらは地方によって持ち物が異なります。

三人官女(加銚子、三宝(京式は島台)、長柄銚子)
中央は眉なし

高杯

◆③三段目

五人囃子

左から太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡の順です。

◆④四段目

右大臣、御膳、菱台、左大臣

向かって左に右大臣(若人)、右に左大臣(老人)です。

◆⑤五段目

橘、仕丁(怒、泣、笑)、桜

仕丁は地方によって持ち物が異なります。

・関東式は台笠、沓台、立笠をもちます。
・京式は箒、ちり取り、熊手を前に置きます。

◆⑥六段目

箪笥、挟箱、長持、鏡台、針箱、衣裳袋、火鉢、茶道具

ここはいわゆる嫁入り道具を並べる場所です。

◆⑦七段目

籠、重箱、御所車

ここも嫁入り道具を並べる場所。嫁ぐ当日の乗り物と持ち物ですね。


以上が格段の構成になります。

五段飾り、三段飾りはここから段を引いて行くだけです。


では次に五段を見てみましょう。

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五段の基本的な飾り方



上の七段飾りの①、②、③、④、⑦を使用します。
商品によっては若干の違いがありますがこれが基本となります。

つまり

◆①一段目

親王(殿・姫)関東(新式)は左殿・右姫 関西(古式)は右殿・左姫

屏風、雪洞、三宝

◆②二段目

三人官女(加銚子、三宝(京式は島台)、長柄銚子)
中央は眉なし

高杯

◆③三段目

五人囃子

左から太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡

◆④四段目

右大臣、御膳、菱台、左大臣

向かって左に右大臣(若人)、右に左大臣(老人)

◆⑦七段目

籠、重箱、御所車


五段目が七段飾りの七段目になります。



三段の基本的な飾り方



七段飾りの①②⑦を使用します。

つまり

◆①一段目

親王(殿・姫)関東(新式)は左殿・右姫 関西(古式)は右殿・左姫

屏風、雪洞、三宝

◆②二段目

三人官女(加銚子、三宝(京式は島台)、長柄銚子)
中央は眉なし

◆⑦七段目

籠、重箱、御所車


・三段の場合は⑤五段目にあった桜、橘が三段目(⑦)に加わることも多いです。
・また④四段目にあった菱台が一段目に加わることもあります。


どうでしょうか、これで飾り方にも迷いませんね。

では飾る時の注意を少し紹介します。


雛人形を飾る時の注意点



実は難しい事は無く二点だけに注意すれば大丈夫です。

①高温多湿のところを避ける
②直射日光が長時間当らないところを選ぶ

理由は素材の絹にダメージを与える環境を避けるためです。

紫外線は絹に大きなダメージを与えます。
湿度はカビと虫食いの原因になります。

飾る場所を工夫しましょう。
どうしても日が当ってしまう時はカーテンなどを利用して日差しを遮ります。


では次にしまう時の注意を

雛人形をしまう時の手順



①顔のホコリを取り除く
この時は綿棒を使用します。決して指で顔を触らないようにします。
皮脂は人形にとって大敵です。

この後は綺麗なティッシュペーパーを人形の顔の幅に折って顔に巻いてテープで留めます。

②服のホコリを取り除く。
毛ばたきが購入時についてきていると思いますので、それを使って払います。
顔をティッシュで覆ってからでないと顔を汚してしまうので注意です。

③1体1体袋に入れます。
購入時についていた袋に入れます。
無い時はサイズに合わせた通気性のあるものを用意して入れます。
ただし、防虫剤などは袋に入れてはいけません。

④箱に入れる
袋に入れた人形を箱に納めます。
この時各人形同士の隙間には和紙やティッシュなどを入れて人形が動かないようにします。

⑤防虫剤を箱に入れる
人形専用のものを使うのが無難ですが、一般のものでも可です。
複数集を混ぜて使うのは避けた方がよいでしょう。

⑥湿度の少ないところに保管します。
乾燥材を使っても良いです。


雛人形は長く受け継がれたものであったり、大切な贈り物であったりします。

正しく飾り、大切に保管しましょう。

参考記事
保育園の卒園式での謝辞 困った時の例文
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