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尾木ママ【教育評論家 尾木直樹】が宿題代行業にかみついた!

夏休みももう終わり、宿題が終わらずに焦っている人も多いでしょう。
いまは宿題代行業という仕事が盛況のようで、
お金を出せば代わりに宿題をやってくれるというもの。

当然、賛否両論出ているようですが、あの尾木ママは猛反対のようです。
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尾木ママは宿題代行業を「詐欺罪だ」と一刀両断にしています。

言葉をそのまま引用すると

「子どもに お金でなんでもできるという歪んだ価値観教えることになります」

「こういう闇悪徳業者は追放するべきです」

とかなり手厳しい。

私もあまり賛成はできないのですが、
そもそもの目的は塾や受験勉強に子供を専念させるためのようで、
頼んでいる人(親)もかなりいるようなので今や必要とされている仕事のようです。

そこまで学校の学校の勉強が軽んじられているのも問題なのですが。

宿題代行業の主な相場


読書感想文…400字詰め原稿用紙1枚分3000円から。
夏休みの自由研究…5000円から。
美術・図画工作の代行料金…20000円

結構な料金ですね。

もちろん、小学生、中学生ではレベルも違うのでこれは最低料金と言う事になります。

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親が手伝う場合との違い


宿題が終わらないとき多くの場合、手伝うのは親でしょう。

宿題代行と親が手伝う場合の違いは何か?
それは子供自身頭を使って考えるか否かです。

親が手伝う場合は、子供とコミュニケーションをとりながら、一緒に宿題を進めて行く筈です。
親に丸投げしてしまう子供はいない筈です。

それはそれで自分もある程度の責任感を感じながら宿題をするので
勉強にはなっているのですね。
それに普段とは違ったコミュニケーションにもなります。

学校もある程度それを見越して宿題を出す場合もあるのです。

一方、宿題代行業に依頼する場合、
業者に全て渡してしまうわけで、
子供本人だけではなく、家庭からも宿題そのものが離れてしまいます。

ここが一番の問題と思われるところで学校から出された課題が事実上存在しない事になります。
そうなると考える機会と、ある筈のコミュニケーションも消えてしまいます。

そこまでして時間を作ってしなければならない受験環境と言うのも問題なのですが。

宿題代行業はアウトソーシングなのか?


ある親はこの宿題代行業はアウトソーシングと考えているようですが、
はたしてそうでしょうか?

仕事の場合を考えてみてください。

アウトソーシングする場合は自分でなければならない仕事と他の人に任せても結果が同じ仕事に分けて、
後者の方を依頼するのが普通です。

それに仕事は常に仕上がりそのものを成果とするので、結果が同じならばより効率的なやり方で、
自分しかできない役割に集中する時間を増やすためにアウトソーシングするのです。

学校の宿題はどうでしょうか?

先生がどう見るかは別として、全て自分でなければならない事の筈ですよね。
つまりアウトソーシングをするという根底が崩れているのです。

結論として、私は宿題は自分でやるべき、という立場です。
詐欺罪とまでは言いませんが尾木ママと同じ意見です

宿題代行業が繁盛しているとはいえ、私が以前書いた読書感想文の書き方は大変多くの方に見ていただいたので、
自力で学校の課題を終わらせようとしている人が多いのでしょう。

たとえどういう環境にあってもお金を払って時間を作った子供(親)と自力で終わらせた子供(親)はどちらが得をするんでしょうね。

答えはずっと先にあるのでしょう。


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