期間限定の
ミニスカート制服で話題になった
航空会社スカイマーク
制服の丈を10センチ伸ばした事が明らかに。
当初から
話題となっていたこの制服、
ひざ上15センチの超ミニだったのですが、
さすがに方向転換となったようです。
格安航空会社(LCC)などとの競争のための
話題作りと言われていましたが
実際、新制服の
便の予約は好調だったようです。
ただ、
CAの労働組合からは強い抗議が出ていましたし、
よく考えてみると、
女性客室乗務員、
利用する乗客共にメリットってあまりないですよね。
男性からすると、「
見えるかも」
の期待感があるのでしょうけど
機内のサービス、
CAの仕事、
乗客の満足の点からすると
どれにも
プラスにならないみたいです。
発表当初、
スカイマークでは
「どんな体勢でもスカートの中は見えません。だから乗務員も心配なく業務でき、保安業務も支障はありません。またA330機へ搭乗する乗務員とは着用の合意ができています」
「(のぞき見されるのでは?に対して)弊社のお客様にそのような行為をする方はおられないと考えております」。
とかなり強気でした。
これに対して挙がっていた
問題点を振り返ると
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◆ミニスカ制服が強要された場合は
会社が労働者に制服、髪形を強制できるのは
「合理性や社会的相当性が認められる範囲で」である
「膝上15cmのミニスカート」って
合理性や社会的相当性があるのでしょうか?
◆サービスの低下は?
ミニスカートでは下半身が気になり、
荷物を上部の棚に入れる、
床に落ちたものを拾うなどの動作の時、
集中力を欠いたり、動作が制約されてしまったりする。
実際にスカートを抑えながら勤務する
客室乗務員の方も多かったそうです。
◆客室乗務員のもう一つの仕事は?
客室乗務員と言うと
乗客が快適に目的地までたどり着くための
サービスをする仕事だけではなく
緊急時に乗客を守る保安要員でもあるのです
緊急時の避難誘導など、
乗客が命を預けるのも彼女たちなのです。
もし、怪我人や死者が出た場合、
制服が非難の的になりかねない(実際はそうではなくても)。
◆乗客からのセクハラを誘発する可能性は?
この点が一番懸念されるし、話題になったところでした。
行為に及んだ人間が一番悪いのですが、
被害を受けた客室乗務員が
「ミニスカートの制服が原因で被害にあった」
と
訴えた場合、会社側は敗訴するのではないか?
こんな風に見ると、
乗客へのサービス低下の懸念
客室乗務員への迷惑行為の懸念
会社側が訴えられるリスク
と悪い事ずくし、
得をするのはミニスカのCA目当てに搭乗して、
無事に目的地に着いた男性客だけ。
西久保慎一社長は決算関連の記者会見で、
「話題性という意味では、役割を果たした」
と発言していますが、
「超ミニ」制服以外に6種類を用意したところ、
多くの乗務員が「超ミニ」以外を選んだようです。
現場で働く女性客室乗務員の方々が
本当の意味でサービスを提供できる服装を
知っていた、と言う事でしょうか?
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2014-06-14 16:49
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