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池上彰 池上無双の本質は「自分の意見言わない」ことか?

池上彰(63)さん、テレビでおなじみのジャーナリスト
書店に行けば必ず著書を目にする売れっ子?ですね。
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最初、テレビに出てきたころは、
難しい事をわかりやすく解説するおじさ
タレントや芸人とも絡めるマルチな人のイメージでしたが、
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今や、「池上無双」と言われる鋭い切り込みで
相手の本質をえぐりだすインタビューが話題ですね。

しかし、以外にも池上さんが貫いている姿勢は
自分の意見は言わない」と言う事だそうです。

見方を変えれば、
話のポイントで舵を切りながら
相手に喋らせると言う
聞き上手でありながら
自分の思う方向に話を持っていく凄い技術ですね


特にこの「池上無双」が冴えたのは今年の東京都知事選挙でしょう。

◆舛添新知事にアポなしインタビュー


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・離党した党からの指示で当選したことについての質問

池上: 舛添さん。池上彰と申しますが、インタビューよろしいですか。
舛添: はい。どうぞ。
池上: 舛添さん、過去には自民党を批判して離党されたわけですね。今回、自民党から支持を得て、もちろん他の方々からの支持もあって、当選ということいなりますけれども、自民党に借りを作ってしまったということはありませんか。
舛添: そういうレベルの話をもうするのはほとんど意味がないと思いますね。政策を掲げて政策に賛成ですかと問うて賛成なんで、もう過去を見るより、先を見て投票どうするかを考える。自民党の皆さんも、連合東京の皆さんも、公明党の皆さんも、その一点において力を合わせてやった結果で、政治家はいろんな経歴がありますから、そんなこといちいちあげつらうような段階ではもはやありません。

突かれたくない質問をされてイライラしている舛添氏が印象的でした

・原発に関する方向転換についての質問

池上:政治家には色々な経歴、履歴があるという事でしたが、例えばエネルギー問題。原子力発電所に関して過去はもう少し稼働又は原子力発電所をエネルギー源として活用する事にもう少し積極的な発言をされていたと思うのですが、今回、変わったのですか。
舛添:原子力発電所の事故後、私だけが変わったのでしょうか。多数の日本国民がショックを受けたと思います。皆が原子力エネルギーの専門家ではありません。以前は環境、CO2の温暖化などを総合的に考えて判断していました。しかし原発事故を受けて何も意見が変わらない方が私は不思議です。今あなたが言われたような質問もほとんど意味がないように思います。
池上: 突然割り込んでしまって申し訳ありませんでした。

このインタビューの後、

池上さは舛添さんから

インタビューを避けられていた事を暴露しています。

「なぜか私もインタビューをするという予定の時は実は都合が付かないからということで、一度、MXテレビのインタビューをお断りになったんですね。で、改めて、風戸記者それから近藤キャスターが質問をしますと申し入れをしたら、今度はなぜか都合が付いたようでですね。」

池上さんがとった戦略は、

他のキャスターでアポを取りつけ

自分が割り込むというもの


この切り込みで舛添新都知事の

「器の小ささ」
「政治家としての胆力のなさ」がメディアに露出してしまたのです。

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◆石原伸晃から失言?を引き出す


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・舛添さんを支持したことについて

池上: インタビューの中で、舛添さんは都民の支持があるんだよというお話がありました。つまりは、勝てそうな候補だから舛添さんを選んだということなんじゃないですか。
石原: 私どもは違う候補者を考えていたのですが、実はその方に断られてしまいまして。それでやはり政策的にどの方が一番我々に近いんでだろうかと。都議会の第一党ですから、候補者を立てないという選択肢はないわけです。そんな中で、舛添さんと都議会の皆さんが政策協定を結ぶことができました。

これって何気に凄い発言ですよね。

要は、第一候補がいたけれども断られたので
次に勝てそうな候補の舛添さんを支持した
と言っているようなものですからね。

しかも自民党都連幹部が。



私も池上さの番組をよく見るのですが、

解説よりも最近はこういうインタビューが楽しみになっています。

政治的に大きな動きはそう何回もないですけど、
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私たちが知らない何かを引き出してくれのでは?

とワクワクします。


そんな池上彰さんの原点

慶應義塾大学卒業後に入局したNHK

そこで、報道は客観的に公正、公平、中立でなければならない

自分の意見は述べてはいけないと叩きこまれたそうです。


池上さんは

「いざ、フリーランスになる決意をしたら、どうやって食っていくかという問題もありますし、人と同じことをやっていても生き残れない。人と違う自分の強みは何かを考えた時に、『自分の意見を言わない』というニッチな需要を見つけたんです」

と語っています。

自分が必要以上に光を浴びずに

相手にスポットライトを当てることで真の姿を映し出す。

温厚な喋りや雰囲気からは想像できないキレ者です。


池上さんはかつて取材や執筆活動に専念するため

テレビには今後出ないと宣言した事がありました。

一説にはある女性占い師の発言の影響ともいわれましたが。

しかし、東日本大震災や福島第一原発事故が起こり、

世界情勢もめまぐるしく変わる中、

事件をわかりやすく、

真実を明るみに出してくれる存在は不可欠です。

池上彰さんと「池上無双」、
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現代を知る上で重要な言葉でしょう。

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