9日に会見した小保方晴子(30)さんの入院を卑怯とはだれも言えない。
※
http://www.aab-tv.co.jp/news/annnews_000024756.htm...より
なぜなら、渦中の人、理化学研究所・小保方晴子研究ユニットリーダーは
7日に心身の不調で大阪府内の病院に入院し、
この日も医師二人が待機していたほど心身ともに消耗していたからです。
見ていて思ったのですが、メディア各社が異常に加熱しすぎている気がします。
だって、小保方さんは犯罪者でもなく、タレントでもない。
研究者であるだけで、一般人なんですからね。
今回のように、常識的な一線を超え、日常生活がままならなくなったり、
プライバシーの侵害や人権侵害などになる事を
「メディアスクラム」と言うそうです。
小保方さんのコメントに
「報道の人たちもお仕事だから仕方ないのでしょうけど、ずっといらっしゃるので外に出られなくなってしまって…」
とありますから、明らかにこれに当たるのではと思います。
会見当日も各局で特番が組まれ、または時間を延長するなど、異常とも思えるほどの中継体制でしたね。
ちなみに視聴率は
NHKの中継番組「ニュース」 前半平均9・4%、後半9・5%
日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」 第1部8・3%、第2部12・3%
TBS「ひるおび!・午後」 6・8%
テレビ朝日「ワイド!スクランブル・後拡大SP」 4・1%
フジテレビ「FNN緊急特報」 3・1%
注目度の高さがわかります。
「ごきげんよう」は深夜に飛んでしまった事がニュースになるほどでした。
内容に関してはノートの事、画像の事、コピペの事など色々あるようですが、
科学者の方々が興味あることは
STAP細胞はあるのかどうか、の一点ではないでしょうか?
私は科学に関しては疎いのでこんな風にしか言えませんけど、
小保方さんが最初にテレビに登場したときのメディアの関心って、
STAP細胞から「かっぽう着」やピンクの実験室、理系女子(リケジョ)ってどんどん違う方向にキャラクターづけされていったんですよね。
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理研の広報がそう仕向けたふしもあるのですが、本人も会見で
「そうですね。あまりにも予想外な報道だったので……、恐ろしかったです。正直…」
と語っています。
流行に当てはめるには格好の人物が登場してしまった故なのでしょうか?
事実、情報を伝える側からも今回の会見を経て
自分たちににも問題点があったのでは?という事を踏まえたコメントも出ている。
それを象徴するのが、今日のフジテレビ『とくダネ!』の
小倉智昭キャスターのコメントです。
「僕はが2時間以上の会見を見て考えたのは、何でここまで大きくなって彼女が一人、こういうふうにさらされて泣いたりしながら、詫びなきゃいけないのか。理化学研究所がそもそも彼女の研究にとびついたわけですよね、一番最初。それいけどんどんでああいう大々的な発表をしたわけでしょう? それを一方的にトカゲの尻尾切りのように切り捨て入るわけですよね。本当はそこに一番の問題があるじゃないかと思うんですけど」
「専門家や科学者の見方と街の人の見方は全然違うと思う。街の人は小保方さんが『ウソつき』なのかどうか、その一点なんですよ」
「何で出てきて本当のことをしゃべらないのか、出てくるべきだ、とずっと言っていて、出て来てしゃべったら、何の意味もなかった、と言われて彼女はねえ、どう受けとめるだろうか?」
さらにスタジオでは、理化学研究所の
「女子力プロデュース」的な記者発表そのものが「科学の内容」よりも
「イメージ戦略」重視と批判していた。
仮に今回の事が小保方さんではなく、さえない普通のおじさんだったら
マスコミはどんな反応を示したんでしょうね。
『とくダネ!』は好きでよく見るのですけど、
会見を通して、
バランス良く報道のありかたを問うている小倉キャスターはさすがです。
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2014-04-10 19:17
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