上橋菜穂子(うえはしなほこ)さん(51)が24日、国際アンデルセン賞の作家賞に選ばれました!
と言ってもご存じない方は何のことやら?でしょう。
上橋さんは「獣の奏者」などのファンタジーで知られる作家で、文化人類学者なのです。
私もその作品は大好きで、現在その壮大なスケールと世界観を持つファンタジー「守り人シリーズ」を読んでいる途中でのこの知らせに嬉しいやら驚くやらです。
ほんとは25日、移動中、車でFMラジオを聞いていて知ったのですけどね。
アンデルセン賞は国際児童図書評議会(IBBY、本部・スイス)の主催で児童文学に貢献してきた作家の功績に対し、2年ごとに贈られるもので「児童文学のノーベル賞」と言われています。
その作家賞を日本人が受けたのは、1994年のまど・みちおさん以来、2人目になるそうです。
ちなみに上橋菜穂子さんがこれまで手にしてきた賞を上げてみると
・1992年『月の森に、カミよ眠れ』- 日本児童文学者協会新人賞
・1996年『精霊の守り人』- 第34回野間児童文芸新人賞1997年 第44回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞
・2000年『闇の守り人』- 第40回日本児童文学者協会賞
・2002年『守り人シリーズ』- 第25回巌谷小波文芸賞
・2003年『神の守り人 来訪編、帰還編』- 第52回小学館児童出版文化賞
・2004年『狐笛のかなた』- 第42回野間児童文芸賞受賞、第51回 産経児童出版文化賞推薦作品
すごいですね!
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特に「獣の奏者」や「精霊の守り人」シリーズは、世界各地で翻訳されていて、
民族や国家の衝突など普遍性のあるテーマや、精緻(せいち)な描写が国際的にも高く評価されている。
私が今ハマっている「守り人シリーズ」はこれ以外にも二つの異なる世界が重なり合う(パラレルワールド)といった複雑な構造と登場人物の成長、想いの移ろいなど様々な要素に満ちています。
シリーズ構成は
「精霊の守り人」
「闇の守り人」
「夢の守り人」
「虚空の旅人」
「神の守り人」来訪編
「神の守り人」帰還編
「蒼路の旅人」
「天と地の守り人」ロタ王国編
「天と地の守り人」カンバル国編
「天と地の守り人」新ヨゴ皇国編
と全10冊、今私が読み終えたのは「夢の守り人」まで。
主人公の女用心棒バルサと共に春眠に浸ることなくまだまだ冒険しますよ。
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2014-03-28 16:13
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