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浴衣の帯の結び方 女性が旅館で着るときのポイントは

浴衣の帯の結び方は何種類かありますが、旅先の旅館で出されたものを着る時には決まった結び方があるわけではありません。

でも、女性はちょっと部屋から出るときでも着こなしが気になりますね。

お祭りなどに着ていく浴衣と違って、旅館で出される浴衣はいわゆる部屋着、寝間着の類なので本格的な着付け自体上手くいかないこともあります。

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もともと布地にそれほど張りがあるわけではないので、クタッとした印象になりやすいですし、襟元も来ているうちに多少は開きやすくなってきます。

お祭り用に仕立てたものとは違うのでこの点を割り切らなければいけません。

今回は旅館の浴衣と一緒に出される帯の簡単な結び方と着崩れしにくくするためのコツを紹介します。

ちょっとしたことで見た目の印象もだいぶ違ってきますから、旅行の前にチェックしておくとよいでしょう。

旅館の浴衣のサイズは?



普通の旅館の女性用サイズは

大中小(L、M、S)の3サイズ

で、一部では

大人用と子供用の2種類しかないこともあります。

女性用のサイズは身長155センチくらいから160センチくらいが中サイズに当たります。

多くの着物や浴衣は着丈が身長に合わない場合は「お端折り」を行って竹を自分に合わせます。

浴衣が大きい場合はこれができますが、短か過ぎる場合は延ばすことはできませんから交換してもらいましょう。

浴衣が美しく見える着方



帯の結び方に行く前に浴衣着た時に美しく見えるコツをチェックしておきましょう。

◆裾の長さ

先程「お端折り」という言葉が出てきましたが、ちょうど腰のあたりで裾をたくし上げて長さを合せることを言います。

裾の理想的な長さはくるぶしが見える程度の長さです

腰の部分をたくし上げてこの長さにするのが美しく見えるコツです。

yukata.jpg
出典:http://livedoor.blogimg.jp/world_tree/imgs/8/b/8b7a87c3.jpg

この画像の下の左端を見てください。

普通の着物は腰のところで裾をたくし上げたら、を巻いて長さを固定します。

余った部分はその上にかぶせます。

それが左から2番目の画像です。

これをお端折りと言います。

老舗の旅館や気の利いたところだと、腰ひもを用意してくれていますが、

ない場合もあるので、旅館の中でも美しい着こなしを目指すのなら、持参するのがお勧めです。

◆衿の開き具合

衿というよりは、首の後ろ、うなじの見え方という方が適切かもしれません。

ここは着ている女性の雰囲気を大きく左右する部分です。

空きすぎるとだらしなく見え、隙間がないと野暮に見えます。

理想的な空間はこぶし1個くらいと言われます。

仕立てた浴衣なら、生地に張りがあるのですが、旅館の浴衣は張りがないので、うなじが少しだけ見える程度抑えるのがよいと思います。

着ているうちに広がることが多いのでやや控えめがよいでしょう。

また、前の衿元も浅めに合わせるようにします。

では、ポイントを押さえたところで着物の着方を紹介します。

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浴衣の着方



浴衣の着方はこのブログの記事

浴衣の着方 左前はやってはいけないのはなぜか

でも動画を用いて紹介しているのでそちらも参考にしてください。

着物の各部分の名称も説明していますから、併せて確認してみてください。

ここでは簡単におさらいしていきます。

◆浴衣の下に着るもの

浴衣は基本的に素肌に来て構わないものですが、旅館内でも食堂に行ったり、外に出たりするのなら下着をつけておく方が良いでしょう。

基本的に楽な格好でよいのですが、襟元から下着がのぞいたりしては野暮です。

おすすめは

キャミソールなど薄手で襟ぐりの深いもの

です。

トップスはスポーツブラの様なものも浴衣のシルエットを崩しません。

着る下着が決まったら浴衣を着てみましょう。

◆浴衣の着方

衿をつまんで拡げて持つ

まず、浴衣にそでを通して羽織ったら衿の端をつまんで左右に大きく広げて持ちます。

合わせる

まず、右手に持った方(右見ごろ)を体に巻き付けます。

余った分は折り返して腰回りの長さを調整します。

次は左手に持った方(左見ごろ)を上から巻き付けます。

この時点で、裾がまっすぐになるようにしておきます。

※この合せ方を逆にしないように気を付けます。

この逆は左前と言って非常に縁起の悪い着方になります。

お端折りを作る

裾の形を崩さないように腰のところまで手繰って、腰ひもで長さを固定します。

その上に余った長さをかぶせます。

このときに衿の後ろの部分も整えます。


ここまでで帯を結ぶ準備が出来ました。

浴衣の帯の結び方



旅館で用意されている帯は細くて柔らかいものがほとんどなと思います。

特に決まった結び方はないのですが、蝶結びが一般的です。

◆帯の結び方

先程の③の状態で、端折ったすぐ上の部分に真正面より少し右にずらして帯をあてがいます。

着物がしわにならないように帯を後ろに回し、後ろで交差させて前に持ってきます。

前に持ってきたら体の横で蝶結びをします。

左が上になるように一度結び、左で羽を作り、右をかぶせるようにするとうまくいきます。

右側にきれいな蝶結びが出来上がります。

結びめは帯の片方を下にくぐらせると万が一結びが解けても帯が緩みません。

この動画も参考になるので一度見てみてください。



浴衣が着崩れしにくい所作



旅館の浴衣はもともと部屋着ですが、人前で着崩れしにくくするには動作に気を遣ってください。

◆浴衣を着た時の所作

・歩き方

歩幅を狭く、内また気味に歩きます。

衿元も背筋を伸ばして歩くと着崩れしにくくなります。

よく、頭を上から糸で吊られているような感じと言われますね。

・椅子に座る

浅めに腰掛けます。

深く座るとお端折りの部分が着崩れしやすくなります。

・手を挙げる

これは作法ですが、袂を押さえて隙間から二の腕が見えないように気を配ります。

◆着崩れた時の対処法

人前での応急処置的な直し方を紹介しておきます。

・衿元がたるんだ

上前の襟を左手で押さえます。

その状態で右側の襟を斜め下にひきます。

力加減を調節してお端折りの部分を崩さないようにします。

・帯が緩んだ

結び目がほどけないまでも、ちょっと帯が緩んでしまった時には

何か適当なものを挟みます。

ハンカチ、ハンドタオルなどを結び目の下に挟み込むとそれ以上緩むのを防ぐことができます。

旅館の浴衣に限らず、お祭りの会場などでも有効な応急処置です。

・お端折りに皴が寄った

人差し指を帯の下に差し込んで両脇にしわを寄せてしごいていくようにします。

中心から脇の方にしわを集めて目立たなくしていく感じです。


旅館で部屋から出るときやちょっと外に出るときの浴衣の身だしなみはやはり気になるものです。

帯の結び方やき方にも女性の気遣いが見えるように着こなしたいですね。

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