2月は寒さも厳しく、時候の挨拶にも相手を気づかう言葉を使う機会が多くなります。
公式な文書でも、親しい間柄のやり取りでも結びの言葉に思いやりの言葉があると何かホッとするものです。
時候の挨拶の公式は
季語/季節を表す言葉+候/みぎり
ですが、この後に相手を気づかう言葉を続けます。
さらに本文の後にも相手を気づかう結びの言葉を付け加えます。
2月の季語や冒頭の時候の挨拶の表現についてはこのブログの記事
2月の時候の挨拶 案内状に使える表現
12月 1月 2月の時候の挨拶 ビジネスやお礼状に
で紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
今回は2月の結びの言葉の表現に的を絞って例を紹介したいと思います。
改まった文書でつかわれる結びの言葉
公式な文書や改まった文書はそれほど親しくない間柄や目上の方に向けたものが思い浮かびますね。
この場合の結びの言葉は簡潔な表現で行うことが多くなります。
◆例文
立春とは名ばかりの寒さです。何卒ご自愛ください。
暦の上では春となりましたが、寒気ひとしおです。何卒ご自愛ください。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
残寒の日々ですが、ご健康とご活躍のほどをお祈りいたします。
余寒厳しき折、どうぞご自愛ください。
三寒四温の折柄、お体ご自愛ください。
立春は2月4日ごろ、
余寒は立春が過ぎて以降の寒さの事
を指します。
二十四節気を基準にしたり、最後の例のように気候の変動に合わせた表現にしたりします。
このあたりは先方に失礼のない表現であるなら問題ありません。
親しい間柄の結びの挨拶
親しい間柄では結びの挨拶にも
日頃の行動
行事
趣味
地域
など、日常のことまで含んだものにします。
相手の生活や体調まである程度知っていることなので、それを含めた結びの言葉も長くなります。
◆例文1
一年で一番寒い時期ですから、お風邪など召されませんようご用心ください。
立春とはいえ寒い毎日が続いています。どうぞお体ご自愛ください。
寒も明けて日毎に春の気配が深まります。皆様のご多幸をお祈りいたしております。
三寒四温の今日この頃、お風邪など召しませんようご用心ください。
これらは親しい間でもある程度、礼儀を保った形の結びです。
恩師でも頻繁に親交がある方、普段からよく連絡をとったりお互いの事情を良く知っている間柄で使うとよい表現です。
三つ目の例文の寒の明けは立春の事です。
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◆例文2
立春が近いとはいえ、まだまだ寒い日が続きます。お体を大切になさってください。
豆まきで鬼が逃げていったことでしょう。○○さんのお宅にもたくさんの福が呼び込まれますように。
この寒さもあと少し、今度おいしいお鍋を食べて乗り切りましょう。
まだまだ寒さが残ります。お体大切にお過ごしください。
立春を過ぎても寒さ厳しく、寝るときにもくつ下を履いたままです。○○さんも暖かくしておやすみください。
しばらくこの寒さは緩みそうにありませんが、春の訪れを待ちながらどうぞお体ご自愛ください。
バレンタインの準備も整ったことでしょう。春一番とともに幸せが届きますように。
寒さの中にも春の気配を感じる今日この頃、○○さんとおしゃべりしたくなりました。近いうちにお会いしましょう。
○○さん、春からの新生活の準備に忙しいことと思います。寒い日が続いていますから、無理されぬようお気を付けください。
来月は○○ちゃんの桃の節句たのしみにしております。お体に気を気を付けてお過ごしください。
もうすぐ渓流が解禁になりますね。お風邪など召されぬよう気をつけてお過ごしください。釣果を楽しみにしています。
友だち、趣味の仲間、かつての同級生など、現況や再会を楽しみにしながら相手の事を気遣うように結びます。
季語を交えた表現よりも、その年の気候や天候を感じたままに表現することが多くなります。
その方が伝わりやすい間柄と言えます。
季語は使える時期が決まっているので使うときには上旬に使うもの、中旬に使うもの、下旬に使うものをきちんと確認します。
2月は寒さが一番厳しくなる季節です。
気持の伝わる時候の挨拶でもらってうれしい表現にしてください。
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