運動会は学校の一大イベント。
学年やクラスで決めたスローガンを掲げてみんなで競います。
小学生になれば難しい言葉や四字熟語なども多く見られますが、
いざ決めようとなるとなかなか決まらないものです。
今回は特に小学校の運動会向けの四字熟語のスローガンの紹介と決める時のコツを紹介したいと思います。
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スローガンは運動会そのものの意義を表すものなので運営する上では結構ウエイトが重いものです。
あるとないとでは準備の進行具合にも差が出てきます。
スローガンを決める意義は
運動会のスローガンは幼稚園、保育園から小学校、中学校まで必ずと言っていいほど決められていますね。
一見何気なく決められているスローガンも運営側からすると3つのタイプに分けて決めます。
これは方針というよりも学校や園の規模によるところが大きいものです。
・学校(または園)の教育方針や理念をあらわすもの
その学校や園の理想とする教育や運営方針、子どもにこんな風に成長してもらいたいといったものを表しています。
その年ごとに大きく変わるものではなく、言葉の変化はあっても常に変わらない考えを示しています。
・その年の社会や情勢を表すもの
オリンピックが行われる年、おおきな社会的な変化があった時に掲げられることが多いものです。
学校全体としてではなく、学年ごと、クラスごとのスローガンとしてある程度自由に決められます。
クラスや組が団結する指針になるものです。
・一人一人の励ましになるような文言のもの
スローガンというよりは、掛け声や合言葉に近いものです。
辛くなったときや、負けそうになった時に励ましあうものでクラス間で決めておきます。
例えば、「がんばれ」「もう少し」というよりも何かの決まり文句や四字熟語を合言葉を掛け合った方が力が出たりします。
学校全体や学年のものとは関係なく自由に決めているようです。
◆スローガンの意義
スローガンを決める意義は学校や園の側では自分たちの理念に基づいて相応しいものを考えますが、
実際に競う生徒の側からすると力を合わせるためのきっかけであったり、
運動を通じてのお互いのコミュニケーションのきっかけであったりします。
小学生や幼稚園児、保育園児はスローガンとは合言葉、掛け声とイコールのはずです。
特に年齢の低い子供たちの運動会では運営する方々がその辺をわきまえて、うまくスローガンを決めているように感じます。
大きな基本理念は大人が決めて、そこに導くための合言葉を子供達で好きなように決めさせる、そんな感じが理想だと思います。
では、スローガンを決めるときのコツを紹介します。
クラスごとに決めたりするときには参考になると思いますよ。
スローガンを決めるときのコツ
今回は四字熟語のスローガンなので、それに合わせて進めます。
本来はスローガンを考える時には次の様にすると決めやすいです。
①ジャンルの決定(真面目、お笑いあり、熱血、向上、団結など)
②思いつく言葉を出し合う(例:団結なら「絆」など)
③言葉を絞り込む(出し合った言葉を選別します)
④言葉をつくる(残った言葉をつないだり、連想する文を考える)
ここまで決まったら、言葉を作る作業を四字熟語を探す作業を行います。
一つだけ例を挙げると
運動会のスローガンが「絆」だとすると
き:気炎万丈
ず:ずっと仲良く
な:なんでもチャレンジ
というように。
キーワードをもとに言葉につなげる例ですが、一つだけを四字熟語にしています。
年齢が低いほど全てを四字熟語にすると拒否反応がありそうです。
特に小学校低学年、幼稚園児などはわかりやすい言葉の中にワンポイントで四字熟語を入れる感じです。
高学年や中学になるとこういった作業も自分たちでできるので任せて大丈夫でしょう。
では、四字熟語の具体例です。
スローガンに使える四字熟語集
◆元気になる、気持ちを盛り上げる四字熟語
・気炎万丈 ( きえんばんじょう )、意気軒昂 ( いきけんこう )
意気盛んなようす。
・闘志満満 ( とうしまんまん )
これから闘おうという気持ちに満ち溢れていること
・勇気凛凛 ( ゆうきりんりん )
気力に満ち溢れて何事も恐れずに立ち向かっていくようす
・勇猛果敢 ( ゆうもうかかん )
強く勇ましい様子
・勇猛精進 ( ゆうもうしょうじん )
何事も積極的に行うこと
・敢為邁往(かんいまいおう)
思い切ってまっすぐに進んでいく様
・一心不乱(いっしんふらん)
わき目もふらず、心を一つにして集中して行うこと
・広壮豪宕(こうそうごうとう)
やる気満々で小さなことにこだわらずに行うさま
・一意奮闘(いちいふんとう)
こころを一つにして力いっぱい戦うということ
◆団結、チームプレーを励ます四字熟語
・戮力協心(りくりょくきょうしん)
こころをひとつにして、一致団結して取り組むこと
・一致団結
言葉の通り。四字熟語というよりも普通の文言として定着していますね。
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◆自分たちが主役の四字熟語
・百花繚乱(ひゃっかりょうらん)
全員が咲き乱れる花のよう。
その時々でヒーロー、ヒロインがたくさん現れるという意味
・国士無双
ライバルがいないくらい優れた人材とい意味
各競技の時の応援のときにはいいかもしれません。
・破邪顕正(はじゃけんしょう)
勧善懲悪の意味の文字です。
悪を成敗して正義を実現する。
他のクラスと接戦のときは使ってもいいかもしれませんね。
・疾風迅雷 ( しっぷうじんらい )
とても速い風と激しい雷の意味。
行動が素早い意味なので、リレーや障害物競走の掛け声や合言葉で使えるかも。
・電光石火 ( でんこうせっか )
行動などが非常に速いこと。
これも応援に使えます。
◆努力、忍耐系の四字熟語
・雲外蒼天 ( うんがいそうてん )
困難を乗り越えて努力すると青空が望めるの意味
練習中のモチベーションを高めるにはいいかもしれません。
・不撓不屈 ( ふとうふくつ )
どんな困難に出会っても決して心がくじけない。
不利な状況や、負けそうな時の合言葉にしてもいいですね。
・力戦奮闘 ( りきせんふんとう )
力を出し尽くして闘うこと。
一所懸命に努力すること。
・至誠一貫 ( しせいいっかん )
最後まで誠意を貫くこと
正々堂々と闘うこころもちですね。
・臥薪嘗胆 ( がしんしょうたん )
目的を果たすためにあらゆる困難に耐えること
練習の時の合言葉としてもよいですね。
・切磋琢磨 ( せっさたくま )
仲間同士でお互いに励ましあいながら高めあうこと。
運動会のスローガンの定番です。
・捲土重来 ( けんどちょうらい )
一度敗れたものが再び勢力を盛り返すこと。
逆転を狙うときの合言葉にも良いですが、響きがいま一つですかね。
・点滴穿石 ( てんてきせんせき )
小さな力でも持続すれば大きな目標を成し遂げられる。
・不撓不屈 ( ふとうふくつ)
どんな困難にあっても決してくじけないこと。
どんな状態でも決してあきらめない意気込みを表しましょう。
運動会に使えるスローガンをタイプ別にいくつか採りあげました。
探せばもっとたくさん見つかるかもしれませんが、
選ぶポイントは意味のほかに言葉の響きも大切です。
パンフレットの中に書き込むメインのものは気にする必要もないのですが、掛け声や合言葉にする場合は語尾が力強く響くものを選ぶのがコツです。
また、発音しやすいこともポイントになります。
言いやすく、耳に残りやすいものが最適です。
小学生以上では四字熟語を入れたスローガンをクラスごとに掲げると見ている父兄の方々も「オッ」と一目置くかもしれません。
先生主導で決める場合でも生徒を準備の段階からうまく導くスローガンを決められるように導いてあげるのがよいと思います。
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2017-05-17 09:16
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