結婚式の招待状が部下から届き、返信をするときに気の利いたメッセージが添えてあると受け取った側もとてもうれしいものです。
仕事場での親密度にもよりますが、丁寧に書かれたものもなら一人前に扱ってもらえるのかな、という気持ちになるし、
上司からのフランクな文面も温かみがあって良いものです。
でも、部下からの招待状といってもちょっと注意して書かなければいけないこともあるので注意が必要です。
結婚式の招待状の返信の基本的な書き方はこのブログの記事
結婚式の招待状の返事は筆ペンで書くのが正式!
で詳しく解説していますので出す前の確認に役立ててください。
ここでは上司が部下に宛てたメッセージに的を絞ってお話します。
招待状を受け取った時に気を付けること
多くの人にとって自分の部下の結婚はとてもうれしいものだと思います。
身を固めたのを機に仕事ぶりや人間的な成長もあるかと思うと、これからに期待が持てますね。
特に親しく交流があるとフランクな文面で書いてしまいがちですが次の点に注意してください。
◆招待状の返信はがきの宛先に注意
結婚は部下とその花嫁との個人個人のものです。
でも結婚式は新郎側と新婦側両家のイベントとして行われることがほとんどです。
ですから、返信の宛先が
・新郎新婦の父親の名前
・新郎新婦と父親の連名
・新郎新婦、本人の名前
では言葉使いや内容が違ってきます。
受け取って読む人を想定すると、いつも職場で部下に対しての言葉使いや態度を感じさせるようなメッセージを描くわけにはいきません。
それぞれのケース別でメッセージの文例を見ていきましょう。
新郎または新婦の父親が返信はがきの宛名の場合
部下の新郎または新婦のお父様が返信はがきの宛名の場合は
そのご両親が最初に返信はがきを見るものと思ってメッセージを書くようにします。
・敬語を用いた丁寧な表現
・きちんとした文章
・礼儀をわきまえた言葉
でメッセージを書きます。
ただし、例外として
・本人に直接返信はがきを渡す場合
・返信をする上司と本人のご両親が親しい場合
はある程度フランクな文面や言葉使いも可能な場合もあります。
ここでは、推奨される丁寧なメッセージの例を挙げます。
◆返信はがきのメッセージの文例 正式なもの
・ご結婚おめでとうございます。末永いお幸せをお祈り申し上げます。
・このたびはご結婚おめでとうございます。慶んで出席させていただきます。
・ご結婚おめでとうございます。ご丁寧なご案内ありがとうございました。慶んで出席させていただきます。
式への出欠はすでに記してあるので、シンプルなメッセージだけで大丈夫です。
新郎または新婦と父親が返信はがきの宛名の場合
この場合も返信は父親が宛先の場合と同じで構いません。
丁寧な文言と礼儀を踏まえた文面になります。
先ほど以外の正式な文例を紹介します。
◆返信はがきのメッセージの文例 正式なもの
・ご結婚おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
・ご結婚おめでとうございます。慶んで出席させていただきます。末永いお幸せをお祈りしております。
・ご結婚おめでとうございます。お二人の末永い健康とご多幸をお祈りいたします。
正式なものはほぼ決まり文句のようになっています。
親密度が少なくなると個人的なエピソードや人柄に触れることもできませんから、それだけバリエーションも少なくなります。
その様な時には無理をせず、無難で一般的なものがよいと思います。
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新郎または新婦本人が返信はがきの宛名の場合
結婚する本人が返信はがきのあて名の場合が実は一番メッセージを書きやすいのです。
個人的なエピソード、や親密感や気持ちを表しやすいものです。
パターンとしては部下に対しても正式な言葉使いでメッセージを書くか、フランクな文面で書くかがあります。
◆丁寧なメッセージの文例
・ご結婚おめでとうございます。ご丁寧なご案内ありがとうございます。慶んで出席させていただきます。
・ご結婚おめでとうございます。喜んで出席させていただきます。末永いお幸せをお祈り申し上げます。
◆フランクな返信メッセージの文例
・ご結婚おめでとうございます。二人で力を合わせて明るく温かい家庭を築いてください。
・ご結婚おめでとうございます。これから家庭と仕事ともにがんばってください。
・結婚おめでとう。今も十分幸せだと思いますがお二人の末永いお幸せをお祈りしております。
・結婚おめでとう。○○さんを大切に末永くお幸せに。
・ついにご結婚おめでとうございます。二人の末永いご多幸をお祈り申し上げます。
・ご結婚おめでとうございます。これから仕事も家庭も充実ですね!これからの活躍を期待しています。
・ご結婚おめでとうございます。お二人の人生最良の日を心よりお慶び申し上げます。
部下ではありますが慶事なのである程度の礼儀を持ってメッセージを書きます。
部下というよりは先輩後輩の関係に近い場合はもっと砕けた表現もありです。
・ご結婚おめでとうございます。先を越されましたね。でも○○君が幸せになってくれてとてもうれしいです。慶んで出席させていただきます。
上下関係があるので友達同士のようにはいきませんが、多少ジョークっぽいことも盛り込むのもよいでしょう。
もし出席できないときのメッセージ
部下の結婚式ですが、どうしても都合がつかず欠席する場合にもメッセージを書いておきましょう。
相手を気遣う言葉とお祝いの言葉を添えておくと印象もだいぶ違います。
◆欠席するときの返信メッセージの文例
・ご結婚おめでとうございます。この度はお招きいただきましてありがとうございます。残念ですが、やむを得ない事情により欠席させていただきます。
・ご結婚おめでとうございます。残念ですが、はずせない用事があり欠席させていただきます。お二人の幸せと両家のますますのご発展をお祈りしております。
注意する点は、仕事場が同じことがほとんどだと思いますので、仕事上の都合や含みを持たせたものは避けましょう。
個人的な都合かあるいは具体的に説明しない方がよいと思います。
欠席のメッセージを伝える場合は、たとえ返信はがきの宛名が部下本人であっても丁寧な書き方をします。
自分の部下からの結婚式の招待状をもらうと、ついつい普段の調子でメッセージを書いてしまいがちですが、
誰宛の返信はがきなのかをきちんと確認して表現を選ぶと失敗がありません。
結婚式の招待状の返信はがきにメッセージを書く時の参考にしてみてください。
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2017-03-11 15:55
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