ビーチグラスとは一体何か知っていますか?
もともとは川や海に破棄されたガラス片が波によって丸くなって、美しくかたちを変えたものをこう呼びます。
別名、シーグラスとも呼ばれます。
今回は夏に訪れた海岸をビーチコーミングして集めたビーチクラスで自由研究の課題にしてしまおうという訳です。
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もともと海岸に打ち上げられた貝やガラス片が材料なのでそれほど費用もかからずに行う事が出来ます。
この材料を使ったランプは結構ロマンティックな雰囲気に仕上がりますから、普段使っても良いでしょう。
せっかくなので、海水浴の思い出や海岸ごとの特徴が出るように工夫して作ってみます。
材料を集める
先ず、ビーチグラスを集めるところから始めます。
海水浴に行ったりビーチコーミングのイベントに参加した時に漂着物と一緒に集めましょう。
より自由研究ぽくするには、訪れた海岸ごとの漂着物を分類して集めておきます。
そして、それぞれどの地点に流れ着いたものなのかも簡単な地図にしておきます。
こうすると、それぞれの海岸に流れ着くものによって捨てられるものに特徴があるのが分かります。
例えば湘南海岸と千葉県の海岸では集まるものも違うはず。
でも、ランプを作る場合は貝やビーチグラスだけで作れるわけではないので、つなぎに使うおはじきやガラスビーズを使います。
海岸ごとに特徴のあるランプを作りたいので、つなぎに使うものはどれも色の配列や、量をある程度一定にするように注意しましょう。
漂流物を集める時には怪我をする可能性もあるので、軍手とクマデを必ず用意して、手を保護してください。
その他必要なものを揃えましょう。
ビーチグラスを作る準備
まず、必要な工具などを揃えましょう。
◆必要な工具
・プラスドライバー
・木ネジ
◆必要な材料
・同じ直径の皿(15センチくらい)数枚
・ヒノキやホウの木片(木ねじの長さよりも厚みのあるもの)
・風船
・コード付きソケット(中間スイッチ付き/3A/125V/口金17mmがお勧め)
・電球(ソケットに合うもの)
・おはじき、ガラスビーズなど
・和紙、またはティッシュペーパー
木片はソケットを皿に固定するものなので、木ネジがきちんと留まる固さと厚さが必要です。
ソケット付きのコードはホームセンターなどで選びます。
コードの中間にスイッチがあるものがお勧めです。
おはじきやガラスビーズは100均などで揃えれば安上がりでしょう。
◆その他用意するもの
・木工用ボンド
・ガラス用の接着剤(セメダインのスーパーXやウルトラ多目的などがお勧めです)
・セロテープ
・筆
・小さなお皿(ボンドを溶くときに使います)
・綿棒
・透明マニキュア
途中で作業を中断することがないように、事前に用意してくださいね。
では作業に取り掛かりましょう。
ビーチグラスのランプの作り方
では早速作ります。
あらかじめ心得ておくのは、完成までに2日から3日かかるという事です。
ボンドが乾く時間を待つのである程度気長に構えてくださいね。
◆座台を作る
ランプを置く座台を最初に作ります。
①用意した15センチくらいの直系のお皿の真ん中に木片をおきます。
②位置が決まったら、ガラス用のボンドで木片を接着します。
十分に乾燥させてください。
③木片が乾いて固定されたら、コード付きのソケットを合わせて位置を決めます。
④木ねじを用意して、木片にソケットを固定します。
あまり強く締めつける必要はありません。
⑤これで座台は完成です。
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◆ランプのカバーを作る
①風船を直径15センチほどに膨らませませて、空き容器(カップのようなもの)の上に固定します。
②お皿に木工用ボンド2、水1の割合で溶いたものを用意します。
③平筆で風船の表面にそれを塗って、上から和紙を均等に貼り付けます。
④一通り表面に和紙を貼り終わったら、その上に和紙を重ねて貼り付けて行きます。
⑤これを3回から4回繰り返します。
⑥十分に乾燥させたら、ランプのベースの完成です。
◆貝やビーチグラスなどを貼り付ける
①完成したベースを飾り付けます。
②先ず、貝殻、乾いたヒトデなど大きいものを等間隔で貼り付けます。
この際にはガラス用のセメダインを使用します。
③次に大きめのビーチグラスを貝殻などの間に貼り付けます。
④今まで貼りつけたすき間に小さめのビーチグラスを貼り付けます。
⑤最後にすき間をおはじきやグラスビーズを使って埋めて行きます。
上手く仕上げるには小さなものは綿棒を使用してセメダインを付けると綺麗にできます。
⑥十分にセメダインが乾くのを待ちます。
⑦十分乾燥させたら、最後にトップコートとして、透明のマニキュアを2回塗ります。
⑧一回目と二回目の塗りの時間は十分にあけてください。
⑨マニキュアが乾いたら、風船を割ります。
⑩丁寧に風船を中からはがして、下側にコードを通すための切れ込みを入れます。
だいたい5ミリくらいです。
⑪切れ込みの回りをぐグラスビーズで補強します。
⑫セメダインが乾いたら、出来上がりです。
◆組み立て
①最初につくっておいた座台に作ったカバーをかぶせます。
②コードが切れ込みの部分を通るようにしてすき間なく被せたら完成です。
実際に電気を点けるとこんな感じです。
出典:http://sumireyukika.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
和紙を通した柔らかい光がよい感じです。
きれいに仕上げるコツは大きいものから小さいものへと貼りつけて行くことです。
その方が全体のバランスがとりやすいのです。
プレートを作る
ランプに使ったビーチグラスや貝殻などがどの海岸のものか、どの辺に流れ着いたものかを記入したネームプレートを自作します。
大きさは名刺くらいが適当です。
例えば
2016年8月3日
西湘バイパス下
早川漁港寄りの砂浜
という具合です。
その海に流れる海流名や近くに流れ込む河川名なども記しておきましょう。
ビーチグラスは本来は捨ててしまうものを使用した自由研究ですし、環境を考える上でエコなテーマとしても発表できます。
この夏に海に行く予定のある方は是非ビーチグラス工作を考えてみてください。
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2016-07-19 17:51
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