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ヘルパンギーナの症状と写真 子供が感染した時の対策

ヘルパンギーナと言う病気の名前が夏になると聞かれるようになります。

その症状と感染した時の注意点について今回は説明します。

特に子供が保育園や幼稚園に通っているお母さんにとっては心配の種になっています。

それはこのヘルパンギーナが感染しやすい病気だからです。

写真と共にその対策を見て行きましょう。

ヘルパンギーナとはどんな病気か?



ヘルパンギーナはウイルスが原因で人から人に感染する病気です。

気温が暑くなると流行の兆しが現れますが、実は一年中感染の可能性のある病気です。

少し難しくなりますが、その原因となるウイルスについて少し触れておきます。

◆原因となるウイルス

ヘルパンギーナの原因となるウイルスは3種類あります。

・コクサッキーAウイルス
・コクサッキーBウイルス
・エコーウイルス

これらのウイルスを総称してエンテロウイルスと呼びます。


これらのウイルスの中で、ヘルパンギーナの原因で一番多いのが

コクサッキーAウイルスです。

では、ウイルスに感染するとどんな症状が出るのか見てみましょう。

ヘルパンギーナの症状は?



ヘルパンギーナにかかったときの症状を画像と共に見て行きましょう。

特徴的なのは喉の奥あたりにある水庖です。

helpan_01.jpg

この水庖が破れて口内炎になり、痛みを伴います。

◆ヘルパンギーナの特徴

潜伏期間:2日から3日
:38度から40度前後の高熱が急にでる
水庖:喉に数個から数十個出来る
口内炎:水庖が破れて口内炎になる
痛み:喉に激しい痛み、飲食、唾を飲み込むのが辛くなる

感染した人にとってはかなり辛い症状です。

◆感染しやすい年齢

ヘルパンギーナに感染しやすいのは

4、5歳以下の子供です

特に一番かかりやすいのが1歳から2歳の幼児です。

免疫力が弱い年齢の子供が最もウイルスに感染しやすいのです。

また、大人も免疫力が落ちている時にかかることがあります。

ヘルパンギーナは大人がかかると子供よりも症状が重症化しやすいので注意が必要です。


この症状を見てピンと来た人もいると思いますが、症状が手足口病と少し似ているのです。

手足口病との症状の違い



よく症状が似ている病気として、手足口病がありますが見分けるポイントがあります。

それぞれの特徴と違いを較べてみます。

◆熱

手足口病:37度から38度くらい
ヘルパンギーナ:38度から40度くらい

◆発疹

手足口病:手や足に出る
ヘルパンギーナ:手や足に発疹は出ない

◆口内炎

手足口病:水庖から口内炎になる
ヘルパンギーナ:水庖から口内炎になる

◆原因となるウイルス

手足口病:エンテロウイルス
ヘルパンギーナ:エンテロウイルス


症状から見ると一見、見分けやすそうですが、原因となるウイルスが同じなので、
症状の進行具合では手足口病なのかヘルパンギーナなのか見分けが難しい事があります。

どちらも辛い症状には変わりありませんので、早めに医師に診てもらうのが良いでしょう。

ヘルパンギーナの感染経路は?



ヘルパンギーナは人から人に感染します。

主な感染経路は

・接触感染:患者に触れることで感染する
・飛沫感染:患者のくしゃみ、咳などから感染する
・糞口感染:患者の便に含まれるウイルスが口を通して感染する

特に子供や家族がヘルパンギーナにかかって、看病する場合は注意が必要です。

◆看病の時に注意すること

・マスク、手袋をして看病する

食べ残し、くしゃみ、咳、唾液、使用したタオルなどから感染するので十分注意して取り扱います。

・赤ちゃんのおむつの交換時に気をつける。

おむつの交換の時にも手袋、マスクを着用して、便から口にウイルスが入るのを防ぎましょう。

ヘルパンギーナウイルスは2週間から1ヵ月くらいは体外に排泄されるため、しばらくの間はおむつ交換には気を付けてください。

これらを怠ると、家族中が感染してしまう事もあるので徹底して行いましょう。

特に子供がかかっている場合は保育園、幼稚園は休ませましょう。

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ヘルパンギーナの治療法



ヘルパンギーナにかかったら、先ず、早めに医師の診断を受けてください。

と言ってもこのウイルスは風邪と同じで特効薬はありません。

医師から処方される薬は

・口内炎やのどの痛みを緩和する薬
・解熱剤
・鎮痛剤

などで、痛みや熱の苦しさを緩和しながら自己治癒力によって回復を待つしかありません。

◆何科に行けばよいのか?

子供がかかった場合は小児科

大人の場合は内科、耳鼻科で診てもらいましょう。


治療法が無い場合の唯一の方法は食べ物や飲み物を摂って、脱水症状に気をつけながら体力を維持することです。

でも、ヘルパンギーナは口の中の痛みが激しいので水や食事を摂るのも辛い状態です。

まして、夏に流行りやすいので、体力を落としがちです。

特に子供の場合は心配ですね。

そこで、口内炎の症状が出ても食べやすい、食事を作ってあげましょう。

口内炎、喉が痛くても食べられる食事



ヘルパンギーナや風邪など回復は自己治癒力に任せる病気の場合は、体力を維持して、免疫力を落とさない事です。

口の中に口内炎があっても、喉が痛くても食べやすいものをピックアップしました。

◆主食(炭水化物)

・うどん
・そうめん
・にゅうめん
・お粥
・雑炊
・おじや

うどんや麺類は細かく切って口の中にあまり当たらないように工夫します。

◆タンパク質

・生卵
・豆腐
・たまご豆腐
・ごま豆腐
・豆乳ヨーグルト

これらは口当たりも柔らかいので、飲み込むにもそれほど苦になりません。

特に植物系のヨーグルトはおすすめです。

◆スープ系

・コーンスープ
・パンプキンスープ
・ジャガイモスープ
・野菜スープ
・ポトフ
・シチュー

いずれも具材を細かく切るか、すりおろして飲みやすくします。

◆フルーツ

・バナナ
・アボカド

固くないものを選んでください。

◆デザート

・プリン系
・ムース
・牛乳ゼリー
・アイスクリーム
など

◆飲み物

・水
・麦茶
・経口補水液(OS1)

食欲のない時も食べやすいものばかりなのでしっかりと食べましょう。

それでも多少は飲み込む時に痛みを感じると思いますので、子供に食べさせる時はストローで飲めるくらい細かくしてあげるとよいでしょう。

または、すりつぶしたり、ミキサーにかけても良いと思います。


夏になるとヘルパンギーナがはやり始めます。

もしかかってしまったら、感染に十分に注意しながらしっかりと食事を摂って体力を維持してください。

特に子供がかかってしまったら、脱水など体力を落としやすいので注意してくださいね。

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