赤ちゃんの皮膚は大人に比べて薄く、敏感です。
紫外線の強い時に日焼け止めを塗って肌を守ってあげたいですが、
アトピーや湿疹が出ている時に塗ることは避けるべきとされています。
また、赤ちゃんがアトピーにかかっているかどうかは医師でも一見しただけでは判断が難しいのです。
赤ちゃんに日焼け止めを塗る場合は紫外線の影響と日焼け止めの肌への影響を常に考えて医師に相談の上で塗るようにする必要があります。
保護者としても肌への影響がどのようなものか、赤ちゃんに現れる湿疹がどのようなものかを知っておく必要があります。
赤ちゃんに現れる2つの湿疹
先ず、乳児期に起きる特有の湿疹があります。
◆乳児湿疹
これは
乳児期に起こる湿疹の総称です。
症状としては
・肌が赤くなる
・小さな水ぶくれが出来る
・うろこ状のかさぶたが出来る
などが挙げられます。
原因は様々なのですが、皮脂腺が活発に皮脂を分泌し、ニキビに近い物が出来る「新生児ざそう」が代表的です。
多くの場合は生後2週間くらいから現れ始めますが、1歳を過ぎると症状治まることがほとんどです。
◆アトピー性皮膚炎
特定のアレルギー物質に反応して起こる皮膚炎がアレルギー皮膚炎です。
慢性的な症状がよくなったり悪化したりを繰り返します。
赤ちゃんに出ている湿疹が乳児湿疹なのか、アトピーなのかを判断するのは医師でも難しいといわれます。
ケースとしては赤ちゃんに湿疹が出ていたら、先ず乳児湿疹と診断されます。
そして、乳児期で2ヵ月以上、その他の場合は6カ月以上続いた場合はアトピーと診断されます。
乳児湿疹のケアをして改善が見られない、または症状が悪化する場合もアトピー性皮膚炎と診断されることがあります。
いずれの場合も紫外線が当たるのは良くありませんし、湿疹が出ている状態で日焼け止めを塗ることも良くありません。
この状態にある赤ちゃんには日焼け止め以外の紫外線対策を考えます。
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赤ちゃんの紫外線対策
本来は子供用の日焼け止めクリームを塗るのが確実な方法なのですが、それが出来ないときは他の紫外線対策をしなければなりません。
次のような方法は特にお勧めです。
・ベビーカーに日除けを付ける、または日除けの付いたベビーカーを使用する
・車で外出が多い時は窓ガラスにUVカットフィルムを貼る
・大きくUVカット機能のある日傘を使う(抱いて外出する時)
・赤ちゃん用、子供用サングラスをかけさせる
・肌が露出しない衣服を着せる
・帽子をかぶらせる
・紫外線量の多い午前10時から午後2時の外出を出来るだけ避ける
・家の中に入る紫外線を防ぐため窓やガラスにUVカットフィルムを貼る
乳幼児期に浴びた紫外線のダメージは10年後にシワ、シミ、免疫力の低下などの形で影響することが知られています。
ケアをしっかりして赤ちゃんの日焼けを防ぎましょう。
赤ちゃんに向いた日焼け止めクリームは
アトピーが早めに改善されたり、湿疹が治まったのならば日焼け止めを使用することも視野に入れてください。
でも子供用の日焼け止めにも色々なものがあります。
ですから選ぶ基準を知っておくことでかえって肌にダメージを与えてしまうのを防ぐことが出来ると思います。
注意するのは以下の点についてです。
・紫外線吸着剤が不使用のもの
・ノンナノ(ナノ化された紫外線錯乱剤不使用)のもの
・合成界面活性剤不使用のもの
・シリコン系成分が不使用のもの
・SPFが高くないもの
紫外線吸着剤は肌への刺激が強いとされています。
また、SPFの高いものは紫外線吸着剤を含んでいるものが多いのでよく確認する必要があります。
赤ちゃんに日焼け止めを使用する時は医師や薬剤師に相談の上で使用することをお勧めします。
かかりつけの皮膚科医がいるのならば一番心強いですね。
日焼け止めの成分についてはこのブログの記事
紫外線アレルギーの症状は? 腕や足に出る場合で説明していますのでよろしければ参考にしてください。
参考までにこんな商品もあります。
赤ちゃんがアトピーの時に日焼け止めを塗るのはよくありません。
症状が改善して日焼け止めを使用する時も成分に注意して、医師の指示を参考にしてください。
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2016-03-19 16:24
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