高齢者の方は夏バテになりやすいのは事実、気温と湿度が高くなる時期は特に要注意です。
夏バテになってしまってからでは回復にも時間がかかりますし、命にもかかわるので予防をしっかりと心がけたいものです。
今回は高齢者が夏バテを予防するための生活習慣についてです。
夏バテのサイン基本的な症状
夏バテとは「暑気あたり」などと言われたりしますが、夏の暑さと湿気が原因で自律神経がバランスを欠いたりして起こるものです。
主な症状としては
・食欲がない
・全身がだるいなどの倦怠感
・寝つきが悪くなる
・やる気が出ないなどの気力の低下
などが挙げられます。
エアコンの効いた室内と外気との差が大きく、体調を崩してします高齢者の方も多かったのですが、電車もエアコンの温度を高めに設定するなどしているので一昔前ほどは気にならなくなってきています。
しかし、この他にも
胃腸の機能の低下、栄養不足、脱水傾向なども原因になっています。
特に高齢者の方は自分が夏バテだと気付くのが遅れがちなので、周りが見守ると共に自身の夏バテ対策もしっかりと行う必要があります。
習慣づけたい毎日の夏バテ対策
先ず、毎日の習慣としてしまう事で自然と夏バテ予防になる事を紹介します。
・外出時は上着などを一枚持っていく。
外出の時にずっと外にいるなんてことは少ない筈。
建物の中や電車、バスなどの移動中は外気との温度差が必ずあります。
気温の低いところでは上着を着て調節します。
こうすることで自律神経の乱れを防ぐことが出来ます。
・入浴時は38℃から40℃のぬるめのお湯に使ってリラックスします。
これも自律神経を整える効果があります。
・入浴前、または入浴後に常温の水をコップ1,2杯くらい呑む。
入浴中の発汗で失われる水分を補って脱水傾向になるのを防ぎます。
冷たい飲み物は胃に負担になるので呑まないようにします。
・冷たいものの過剰摂取は控える
たまに冷たいものを呑んだり食べたりして気分的にリフレッシュもよいですが過剰に摂りすぎるのはいけません。
冷たいものを摂りすぎると胃酸が薄まり、消化酵素の働きが落ちてしまいます。
・喉の渇きを感じる前に少量ずつ水分をとる
喉が渇いたと感じた時はすでに水分が不足しています。
時間と量を決めて水を飲みましょう。
ただし冷たいものではなく、常温のものにします。
これらを習慣づけることで脱水傾向、自律神経の乱れ、胃腸機能の低下予防の対策になります。
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夏バテを感じてしまった時のケア
・十分な睡眠の確保
高齢者の方はあまりエアコンを使いたがらない方が多いのですが、暑くて眠れないようならば27℃から28℃くらいの高めの温度に設定しましょう。
・水分補給はスポーツドリンクなどに切り替えミネラルなどを補給します。
・一日三食きちんと決まった時間に食べる。
また、良く噛むことで消化を促進させます。
・ビタミンB群、ビタミンCを含食材を食べる。
お勧めのメニューについてはこちらの記事
高齢者の夏バテに効く食事おしえます!を。
夏バテを感じてしまったら、栄養補給と水分補給をしっかり行い、十分に睡眠をとれる環境を整えましょう。
エアコン使用時と水分補給法の注意点
予防、対策ともに重要な温度管理と水分補給ですが以下の点に注意してください。
◆エアコンを使う時
エアコンの温度は高めの27℃から28℃くらいにして、ドライなどを使い分けて調整します。
どうしてもエアコンが苦手と言う場合は、遮光カーテンや簾を使うことで日差しによる温度の上昇を抑えることが出来ます。
冷やしすぎはかえって体に悪いのでこれらをうまく組み合わせて室内温度を上手く調整してください。
◆水分補給の注意点
何度も触れますが、常温の水をとるようにします。
冷たい水を飲みたくなるものですが、呑みすぎると胃に負担がかかり、胃酸が薄まってしまいます。
結果、消化酵素の働きが落ち、胃腸が弱って食事の摂取量が減って体力を落としてしまいます。
高齢者の場合もともと食が細くなっていますから、この悪循環に陥らないように気をつけましょう。
規則的な生活習慣と十分な睡眠と栄養をとることで夏バテは予防できます。
高齢者の方の夏バテ対策の食事編の
高齢者の夏バテに効く食事おしえます!と共に参考にしてください。
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2015-06-30 18:17
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