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手紙での時候の挨拶 11月下旬までの場合

手紙はもちろんメールでも時候の挨拶があると印象が変わります。

11月下旬までの季節の変わり目は体調を気遣う言葉があると嬉しくなりますね。

時候の挨拶は礼儀だけではなく、心を和ませる言葉でもありますから失礼のないように添えましょう。

今回は9月、10月、11月下旬までの挨拶の文例を紹介します。

時候の挨拶 基本の公式



春、夏の時候の挨拶の時も紹介しましたが、組み合わせの決まりがあります。
これを踏まえれば思ったほど難しいものでもなく、自分でアレンジもできるようになります。

①改まった文の場合

時候の挨拶(季語+候/みぎり)+安否の挨拶

会社間の手紙、メールなどの挨拶のときはこの形がよいでしょう。

②友人、知人への場合

時候の挨拶(季語、季節を表す言葉)+安否の挨拶

ある程度親しい間柄の場合はこの形式で。

これから紹介する例文も全てこれを踏まえていますのでしっかり押さえておきましょう。

9月の時候の挨拶の例文



◆9月の季語

上旬:初秋 新秋 新涼
中旬:白露 爽秋 涼風 秋晴
下旬:秋冷 孟秋

◆9月を感じる言葉

季節の言葉:夜長 秋の雲 秋刀魚 敬老の日 秋の長雨 秋の長雨 残暑など
植物:萩 茄子 梨 柿 彼岸花 金木犀 秋桜 コスモスなど

◆9月の時候の挨拶文例

①改まった文章の場合

・新涼の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・初秋の候、貴社いよいよご隆盛のことと存じます。
・涼風の候、斉藤様にはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。
・爽秋の候、皆様にはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます。

「候」は「~のみぎり」でも構いません。

上二つは会社へ宛てた文例、残りは個人でも改まった関係に使う文例です。

②親しい関係、或いはお互いよく知る関係の挨拶文例

・さわやかな秋風が吹く季節、皆様お変わりなく何よりと存じます。
・朝夕はめっきり涼しく、過ごしやすくなりましたが、皆さまお変わりありませんか?
・コスモスが秋風にゆれる頃となりましたが、お元気にお過ごしでしょうか?
・秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりましたが、お変わりありませんか?

相手の状態がわっかっている時とそうではない時によって言い回しを使い分けます。

◆手紙の結語に季節の言葉を添える場合の文例

・もうしばらく残暑が続きそうですので、お体にはくれぐれもお気を付けください。
・これからの季節、朝夕冷え込んでまいりますので、お体ご自愛ください。

・何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。

最後の文例は季節を感じさせる言葉を用いない例です。
特に結語にの場合は相手を気遣う言葉に重点を置きましょう。

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10月の時候の挨拶の文例



◆10月の季語
爽秋 清秋 秋麗 秋涼 仲秋 錦秋 秋雨 夜長 秋霜など

◆10月の時候の挨拶の例文

①改まった文章の場合

・清秋の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・爽秋の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
・秋冷の候、小松様におかれましては一層ご活躍のこととお喜び申し上げます。

②親しい関係、或いはお互いよく知る関係の挨拶文例

・空は深く澄み渡り、さわやかな季節となりましたが、健やかにお過ごしのことと存じます。
・朝夕はめっきり冷え込んできておりまますが、お変わりございませんか。
・街路樹の葉も日ごとに赤や黄色に彩りをましていますが、いかがお過ごしでしょうか?
・秋晴れの心地よい季節となり、ご家族の皆様お変わりなくなによりと存じます。
・中々お会いできないうちにもう季節は秋ですね、三船さまお元気でしょうか?

季節の変化が最も大きく感じられる月でもあります。

親しい間柄同士では日々の実感を込めた言葉の方がよいかもしれません。

◆手紙の結語に季節の言葉を添える場合の文例

・秋が深まりゆく季節ですが、くれぐれもご自愛ください。
・これからの季節、冷え込みが厳しくなりますので、お体にお気をつけください。
・秋の夜長、近いうちに江藤様にお会いできることを心待ちにしております。
・爽秋の季節、皆様方のご発展を心よりお祈りいたしております。

・末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

11月の時候の挨拶の例文



◆11月の季語

上旬:紅葉 小春日和 深秋
中旬:晩秋 暮秋 初霜
下旬:霜秋 向寒 初冬

◆11月を感じる言葉

季節の言葉:小春日和 紅葉の季節 七五三 氷雨 初霜
植物:金木犀 白菜 大根 かぶ 柿 菊 もみじ シクラメン

◆11月時候の挨拶文例

①改まった文章の場合

・深秋の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・晩秋の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
・霜寒の候、川上様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

②親しい関係、或いはお互いよく知る関係の挨拶文例

・紅葉の季節を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか?
・日増しに寒さが加わってまいりましたが、お変わりありませんか?
・落ち葉が風に舞う季節となりました。皆さまお変わりなくお過ごしのことと存じます。
・森の木々も、あなた様のようにお美しく華やかな季節になりましたが、いかがお過ごしですか。
・日増しに寒さが身にしみるようになりましたが、お元気でお過ごしでしょうか?

◆手紙の結語に季節の言葉を添える場合の文例

・冬を向かえる支度でお忙しいこととは存じましたが、筆を取らせていただきました。
・向寒のみぎり、風邪などひかぬようお気をつけてお過ごしください。
・年末に向けてお仕事お忙しいでしょうが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください
・年末年始のお休みにお会いできることを楽しみにしております。
・温かい食事を囲みながらお会いできる日を心待ちにしております。

11月下旬の結語は特に難しい感があります。

12月の師走を控えていますので、次の月の予定や楽しみを記して手紙を締めくくるのもよいでしょう。

体調を気遣う場合も、気候の変化によるものよりも仕事に関することの気遣いが時節柄相応しいこともあります。

相手の方の嗜好やお仕事などによって表現を変えて行きましょう。

上手く思いつかない場合は無理に季節を感じさせる言葉を盛り込まなくても大丈夫です。

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