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3月 4月 春の時候の挨拶 お礼状やビジネスで

3月、4月は色々なご挨拶をする機会が多いですね。

春の時候のご挨拶にどんな言葉を使ったら良いのか、
お礼状やビジネスシーンでどう書いたらよいのか迷ってしまうものです。

知人や親せきへの手紙でも気を遣うのに、正式な文書や取引先のご挨拶ならなおさらです。

今回は春の時候の挨拶の書き方をまとめてみました。

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時候の挨拶の公式



個人へも会社へ宛てたものでも基本は同じ。

時候の挨拶はある公式があります。

①改まった文の場合

時候の挨拶(季語+候/みぎり)+安否の挨拶

例:春暖の候、川島様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

②友人、知人への場合

時候の挨拶(季語、季節を表す言葉)+安否の挨拶

例:日増しに暖かになってきましたが、川島様いかがお過ごしでしょうか?


①は正式なご挨拶に使われる言い回しです。

これに対して②はくだけた言葉使いになっています。

共に内容は大して違いません。

もともと、時候の挨拶は手紙や文書の内容とは直接関係がないので、相手に失礼のない言い回しとさりげない気遣いが見えればよいのです。

では月ごとの季語と文章例を見て行きます。

3月の時候の挨拶文 例文



◆季語

春分、陽春、春色、弥生、萌芽、早春、軽暖、浅春、春暖など

これらに~の候、~のみぎり、を付け加えます。

では具体的な例文です。

◆3月の例文 改まった文章

①相手方の状況がある程度分かっている場合の例
・春色のみぎり、山田様方の皆様にはおかわりなくお元気とのことで何よりに存じます。

②会社、企業あての場合
・春陽の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・春暖の候、貴社におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

③相手方の状況があまり分からない場合
・陽春の候、皆様風邪など召されずにお過ごしでしょうか。
・弥生のみぎり、中村様にはいかがお過ごしでしょう。


季語の部分は形式的に、安否の挨拶は自分と相手の関係を考慮して3つのパターンの中から使い分けます。

◆3月の例文 くだけた言い回しの挨拶文

書き出しの例

・そちらでは桜の花はもう咲きましたか?
・日ごとに暖かさを感じられるようになりましたが、
・一雨ごとに暖かくなりましたが
・花の便りも聞かれるようになりましたが
・木々の芽吹きに春を感じるこの頃ですが
・春とはいえ朝夕はまだまだ冷え込みますが

それぞれに安否を気遣う言葉

・いかがお過ごしでしょうか?
・お変わりございませんか?
・お元気にされていますでしょうか?

などを続けます。

また手紙の終わりにもこうした表現で締めくくることも多いです。

◆3月の例文 文末で安否を気遣う言葉を使う例

季節を感じさせる結び
・宮本様には、春陽のもと穏やかなる日々をお過ごしください。
・思わぬ花冷えにお風邪など召されませんようくれぐれもご自愛ください。
・季節の変わり目なのでくれぐれもご自愛ください。
・四月からの新生活、健康にだけは気をつけて頑張ってください。

季語や季節の言葉を加えない結び
・乱筆乱文失礼いたします。
・末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
・社業が更にご発展されますよう心よりお祈り申し上げます。

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4月の時候の挨拶文 例文



◆季語

上旬花冷え、桜花、春爛漫など
中旬春粧、春陽、仲春など
下旬春暖、春日、晩春など

これに~の候、~のみぎり、を組み合わせます。

くだけた言い回しには季節を感じさせる言葉を使います。

◆季節を感じさせる言葉

お花見、新学期、入社式、入学式、桜前線、ゴールデンウィークなど

◆4月を表す動植物

桜、椿、やまぶき、チューリップ、つつじ、たけのこ、春菊、蛤、さより

改まった文には季語を使い、知人に宛てた手紙などには季節を感じさせる言葉を使います。

◆4月の例文 改まった文章

・桜花の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
・春陽の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
・春爛漫のみぎり、貴社におかれましては益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます。
・花冷えの候、皆様、風邪など召されずお過ごしでしょうか。

◆4月の例文 くだけた言い回しの挨拶文

・早足に桜の季節もすぎて、つつじが美しく咲く頃となりましたが、
・いつの間にか葉桜の季節となってしまいましたが、
・日増しに春めいてきてまいりましたが、
・桜の便りが次々に聞かれるこの折、
・春眠暁を覚えずと申しますが、
・木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が茂る季節となりました。

これらの書き出しに、安否を気遣う文を組み合わせます。

・いかがお過ごしでしょうか?
・お変わりありませんか?
・皆さまお元気にされていますか?

など。

◆4月の例文 文末で安否を気遣う言葉を使う例

基本は同じで、季節を感じさせる言葉に安否を気遣う表現を組み合わせます。

・花冷えの時節柄、お体をぐれもご自愛ください。
・春爛漫のこの頃、健やかなる日々をお過ごしください。
・新たな環境の生活で無理などなさらないでください。

季語季節を表す言葉を使わない例
・また会いできる日を心よりお待ちいたしております。

5月の時候の挨拶文 例文



◆季語

上旬若葉、新緑、葉桜、立夏
中旬青葉、薫風、万葉、緑樹
下旬残春、惜春、暮春、軽暑

これらに~の候、~のみぎりを付けて使います。

◆季節を感じさせる言葉

初夏、卯月、更衣など

◆5月を表す動植物

卯の花、藤の花、ライラック、カーネーション、すずらん、牡丹、余花、菖蒲、桐の花、アカシアの花、茨の花など

◆5月の例文 改まった文章

・青葉の候、貴社いっそうご隆昌のこととお慶び申し上げます。
・葉桜の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・残春の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
・立夏の候、三木様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
・緑樹の候、皆様にはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます。

◆5月の例文 くだけた言い回しの挨拶文

・風薫る新緑の季節、
・五月晴れの空に鯉のぼりが悠々と舞い踊るこの頃
・花屋の店先には色とりどりのカーネーションが並ぶ頃となりましたが、
・暦の上ではもう夏となりましたが、

これらに安否を気遣う言葉を組み合わせます。

◆5月の例文 文末で安否を気遣う言葉を使う例

・向暑の折から、くれぐれもご自愛ください。
・風薫る新緑の中、皆様のますますのご健勝をお祈りいたします。
・寒暖の差が大きい季節柄、なおいっそうご自愛ください。

季節を感じさせる言葉を使わない例は

・何かとご多用とは存じますが、くれぐれもご無理などなさらないようご自愛ください。
・ご多忙中とは存じましたが、筆を取らせていただきました。

などです。

季節の変わり目、年度初めのご挨拶や新生活、引越しなどのご挨拶に困ったときに役立ててください。

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