高校受験の時に必ずと言ってよいほどあるのが面接。
この時に初めて本格的な面接を体験する人も多いはず。
特に受け答えでは何を言ってよいか分からない、という生徒が大半です。
大事な日に失敗しないように
今から心得ておくべき事をまとめました。
最後に緊張を解きほぐす呼吸法も説明します。
マスターして本番に臨みましょう。
9月からやっておくべき準備
①話し方、口調を見直しましょう。
普段、友達同士で使っている言葉、親兄弟に向けている言葉では面接官に対して失礼なケースが多いです。
・まず、話す速さは大丈夫ですか?
早口で喋っている人は案外多いものです。
・次に省略した言葉を無意識に使っていませんか?
特に友達同士でしか通用しない言葉などは本番でついつい口をついて出てしまうものです。
いつもと言うのは無理かもしれませんが、1日30分でも面接仕様のスピードと正確な言葉を意識してみましょう。
誰もがわかるはっきりとしたスピードと正確な言葉使いに慣れましょう。
30分出来れば大丈夫です。実際の面接はそんなに長くないですから。
②座り方と目線の置き方の練習
次にポイントになるのが座り方。これもついつい普段の癖が出てしまうものです。
椅子に深く腰掛け、姿勢を正し、手を自然にももの上に置きます。
普段、浅く腰掛ける癖がついている人は必ず行ってください。
そして、受け答えする時の目線ですが、面接官役の人(友達、両親)の目をしっかり見ましょう。
どうしても目をみると緊張してしまう場合は、相手のネクタイの結び目をみるようにします。
③正しい敬語の練習
普段あまり使わない敬語、まして緊張する本番でうまく話せるわけがありません。
この練習相手は両親か目上の人、学校の先生がよいでしょう。
敬語そのものを正しく使える人に練習相手をしてもらう必要があるからです。
1日30分でもかなり練習になるはずです。また受験に限らず、将来も役に立ちます。
知識の準備編
知識と言っても自分の学校、自分自身の事を説明できるようにするだけです。
ただ、これを直前にやると焦って頭に入りませんので
予め調べておいて、気の向いたときに眺めて覚えるようにします。
・自分の学校名、校長先生の名前、担任の先生の名前など
・自分の家族構成、性格(長所と短所)、得意科目と苦手科目、中学3年間で特に頑張った事など
・自分の友達について
在籍している中学校については単に覚えるだけなので難しくはないでしょう。
しかし、自分の事となると意外と説明できなかったりします。
紙に書き出すなどしてまとめておきましょう。
特に得意科目や苦手科目はその理由も説明できるようにします。
ただ、苦手科目については苦手な理由を環境や担当の先生のせいにしてはいけません。
あくまで自分の内に理由を見つけましょう。
スポンサードリンク
頑張った事については部活、勉強、清掃、委員会、係など何でもよいです。
それを通してやる前と後で自分がどう変わったかなども振り返ってみましょう。
友達についてはよい意味で影響し合える間柄の人、助けられた事、部活、勉強のライバルなどについて見直しましょう。
・受験先の高校の校風、何を教育の主軸に置いているか
・志望動機
・入学後の目標
これはしっかり答えられるようにします。ただし、受験する高校が決まってからになります。
校風と志望動機はセットで考えるようにします。
なぜなら、高校側が求めているものは、校風に合った考え方、その校風を求めてくる生徒だからです。
担任の先生と相談して受験校ごとに内容を考えて行きましょう。
ホームページを開設している学校も多いので、事前に調べておきましょう。
入学後の目標は特にしっかり答えられるようにします。
高校側からすれば受験は単なる通過点なので合格だけしか見えていない生徒に魅力を感じません。
・一般教養を身につける。
と言ってもそれほど大げさに考える必要はありません。
新聞の見出しを流し読みし、その中で興味を引いたものだけ読みます。
テレビのニュースを聞くのもよい方法です。
今リアルタイムで世の中に起きている事を把握していれば大丈夫です。
これは朝食を摂る時間にやってしまいましょう。
時間に余裕がなければ携帯、スマホのニュースアプリや配信されるヘッドラインを活用します。
当日の注意点
ここまでやればそれほどあわてる事もなく、余裕を持って当日を迎えられると思いますが、
以下の事だけは絶対やってはいけません。
・ウソの答えをする。
例えば良い印象を与えようとするあまり、やってもいない委員会活動や部活を語ってはいけません。
面接官は何人も生徒を見ているプロですから必ず見破られます。
また質問が進むにつれてボロが出ます。
・他人や家族を決して悪く言わない。
準備をしっかりした人ならこんな失敗は無いでしょうけど、焦ってつい本音が出てしまう事があります。
ウソをつく必要はないので、あまりイメージのよくない事(ご両親が離婚している)などは聞かれたら、客観的な事実を話すくらいにとどめれば感情的にならずに済みます。
面接官もそれほど深く聞かないでしょう。
最後に心を整える呼吸法
どれだけ準備をしても平常心で面接に臨める人はほとんどいません。
そこで心を落ち着けるのに有効な丹田呼吸法を紹介します。
これは非常にゆっくりとした深い腹式呼吸です。
①先ず、椅子に浅く座り、背筋を伸ばします。
足を楽に軽く開き、両手を下腹(膀胱の少し上の位置)に当てて顎を少し引きます。
②次に腹筋で背骨に向けてお腹をゆっくり圧迫して息を吐きます。
吐くときは鼻から吐きます。この間7秒くらいかけて息を吐きます。
③腹筋を少しずつ弛めて息を吸います。
腹筋がゆるむと自然にお腹に空気が入ってくるので、無理に息を吸わない事が重要です。
お腹が膨れるくらい息を吸ったら①に戻ります。この間も7秒くらいかけて行います。
30回ほど繰り返せば、気持ちがすっかり落ち着いているはずです。
行う時は目を閉じて行ってください。
慣れれば立ったままでも行えますので、電車の中や空いた時間に試してみてください。
面接は特に私立校のほとんどで行われますし、推薦入学では避けて通れません。
万全の準備で臨みましょう。
スポンサードリンク
2014-08-20 15:20
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
[編集]
共通テーマ:学校
コメント 0