絶滅危機の
ジュゴンの形跡を発見!
しかも名護市辺野古の
埋め立て予定地内の海域で!
米軍普天間飛行場の
移設計画はどうなるのか?
16日、「
北限のジュゴン調査チーム・ザン」が
ウミジグサや
ウミヒルモに
帯状の
食(は)み跡を発見しました。
これって
ジュゴンが食べた跡らしいです。
このニュースの中で気になるところは
◆北限のジュゴン調査チーム・ザンって?
ジュゴンの生息環境調査を実施している団体。
代表 鈴木雅子
活動 ジュゴンの生息地の環境を守ることをめざす
ジュゴンの食み跡調査を行う(保護のための基礎データを得るため)
http://teamzan.ti-da.net/
このような団体が存在する事は知りませんでした。
名前の
「ザン」とはジュゴンのこと。
なぜ「
北限」かと言うとジュゴンの生息域が
暖かい浅い海で沖縄近辺がその北限であるため。
◆ジュゴンとマナティの違いは?
よく混同されがちなこの2種類
共に
海牛目(ジュゴン目)の動物です。
こちらの表で比べてみると違いがよくわかりますよ
ジュゴン、マナティっていうと南米とか、アマゾンとかの
ドキュメントで見る事が多いので
日本にいる事がわかると
凄く身近に思えますね。
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◆ウミジクサ? ウミヒルモ?
ウミジクサ
水深3m程度の浅場の砂地に生える熱帯海草。
特徴は15cm程の細長い深緑色の葉と葉鞘が白くくびれている。
他の海草と混ざって生息している大きく群生しない。
マングローブ内に生える事もある。
ウミヒルモ
1~2cm程度の楕円形の薄い葉と、細い柄、円柱状の地下茎からなる。
葉は楕円形~紡錘形、中肋と葉脈がある
葉は薄く、手触りは柔らかい。
7月~8月頃に花が咲く。
今回の跡はジュゴンが1~2週間以内に食べた形跡のようです。
◆米軍普天間飛行場の移設計画は?
ジュゴンの食み跡が見つかった場所は
辺野古崎の大浦湾側沖合
そこは
滑走路の建設予定地から近いところ。
防衛省は
ジュゴンの
えさ場は嘉陽地先であるとして
「工事の影響は小さい」としていたが
今回の調査で建設予定地付近が
えさ場になっている可能性が高くなった
細川太郎(ジュゴンネットワーク沖縄の事務局次長)は
「ジュゴンが複数の藻場から辺野古を選んでいる今後ブイが設置されて立ち入り禁止になると、継続調査ができなくなるかもしれない」
チーム・ザンの鈴木雅子代表は
「辺野古沿岸は嘉陽の10倍の藻場があり、回遊ルートを南北につなぐ貴重な場所で、訓練などがなければ繁殖地となるような大事な海。守らないといけない」
このニュースを見た時、実際、
いい事なのか悪い事なのか判断に迷いますよね。
自然保護、
動物の生息域を守る立場からは
この環境を壊すべきではない
と考えるのは当然です。
しかし、
普天間基地とそれにまつわる問題で沖縄の人々が
苦しんでいるのも事実。
今回は
絶滅危機に瀕しているジュゴン
であるだけにクローズアップされていますが、
確実に
どちらかが
犠牲になってしまうような気がします。
人と自然、国と国の問題、複雑です。
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2014-05-18 20:20
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