日差しが強い季節に目が充血しやすいという方は紫外線アレルギーかもしれません。
皮膚だけでなく目に症状が出ることも少なくなく、屋外で活動する子供にも増えています。
特に海や川、部活動などで外にいる時間が長いと心配になります。
今回は紫外線アレルギーの目の症状が出た場合、これ以上悪化させないための予防策を中心にお話します。
目に出る紫外線アレルギーの症状
このブログの記事
紫外線アレルギー 目に症状が現れたらすぐに眼科に
でも実体験を交えながら当時の症状を説明していますが、
一番大きな特徴は
目の充血
そして、涙、かゆみ、異物感などが挙げられます。
出来れば特に擦ったわけでもないのに充血が見られた時点で眼科を受診して紫外線アレルギーかどうかの診断を受けてください。
紫外線アレルギーであるにもかかわらず、放置することで
翼状片(よくじょうへん)
白内障
加齢黄斑変性
など、取り返しのつかない状態になってしまう可能性があります。
各症状については先ほどの記事で詳しく説明していますのでそちらも参照してみてください。
紫外線アレルギー 目に症状が現れたらすぐに眼科に
紫外線を浴びた後のケアとして有効な食べ物なども紹介しています。
では、子供が紫外線アレルギーと診断されたら普段からどんなケアをしたらよいのか見ていきましょう。
夏の紫外線の量について
子供が紫外線アレルギーになるケースは
部活動
海、川などのレジャー
が考えられます。
屋外の部活動では長時間強い紫外線に晒されることになりますし、
海川では水面からの反射もあって数倍の紫外線を目に浴びることになります。
特に屋外に出ている時間にも注意しましょう。
◆紫外線が強い時間帯
紫外線の量は
4月から9月くらいに多くなります。
時間帯のピークは
10時ころから14時くらいまで。
実際に生活でケアした方がよい時間帯は16時くらいまでしっかりとやりたいものです。
◆天候による紫外線の量
快晴の日を100%とすると、
曇りの日:60%
薄曇りの日:80%から90%くらい
雨の日:30%
となります。
実際に同じ条件でも紫外線で目に炎症を起こす人と起こさない人もいるので紫外線に弱い人は余計にケアしなければいけません。
では一番有効な紫外線予防策は何でしょうか。
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一番有効な紫外線対策
目が紫外線に弱い子供が屋外で長時間活動するのに一番有効な予防策は
サングラス
です。
目の中に何かを入れることなく、長時間身に着けられる唯一のものがサングラスです。
サングラスを選ぶときには次のことを基準に選んでください。
◆必ずUVカットのものをえらぶ
サングラスはきちんとしたメーカー、お店で選ぶようにします。
知識のしっかりした店員さんのいるお店で選んでもらえば安心です。
最近はおもちゃの様なものは少なくなっていますが、
いい加減なものを選んでしまうとかえって目にダメージを与えます。
眼鏡屋さん以外では釣具店で大手有名メーカーのものをえらぶとしっかりとしたUV対策をしたものが手に入ります。
では、UVカットではないサングラスを選ぶとどうなるのでしょうか?
◆UVカットになっていないサングラスをかけると
UVカットになっていなくても眩しさは軽減してくれます。
しかし、色のついたレンズをかけると瞳孔は大きくなりますが、入ってくる紫外線はカットされないので、
より多くの紫外線が瞳孔を通ることになり、結膜だけでなく、網膜、水晶体にまでダメージが及んでしまうことになります。
目を保護しているつもりが却ってダメージを大きくしかねません。
ですから、サングラス選びは慎重に、多少値が張ってもしっかりしたものを選んでください。
◆横からも紫外線が入りにくいものをえらぶ
レンズの隙間からも紫外線は入ってきますので、顔との隙間が大きい時には横からの光もある程度遮るデザインのものが理想です。
眼鏡屋さんで相談すると数種類のデザインから選べるはずです。
◆部活動での許可を得られるか
レジャーや日常ではサングラスをかけることに特に問題はないと思いますが、
学校の屋外活動や部活動では子供がサングラスをかけていると違和感があります。
でも、きちんと許可をとれば問題ないと思います。
私が中学生のときにも、特例でサングラスをかけてもよいとされていた生徒もいました。
野外での活動や体育祭で紫外線に当たる時にはその子はかけていましたよ。
学校生活や部活動でサングラスをかけるには
・
親が学校にきちんと説明をする
・
できれば医師の診断書を添える
・
担任の先生から、クラス、学年、学校全体に伝わっている
事が理想です。
紫外線に弱い目をしていることは決して珍しい体質ではありませんので理解を得るのにそれほど困難はないと思います。
紫外線対策として目薬やサプリメントなども発売されていますが、ダメージを補うためのケアであったり回復を助けるものであったりすることが多いので、予防としての効果はサングラスには及びません。
子供が目を赤くしていたり紫外線アレルギーが疑われる時には速めの受診と予防策を。
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