デイサービスでは職員の方が母の日に利用者の方にメッセージカードを贈るのが恒例です。
職員の方が日頃の感謝を言葉にして表したものを貰うのはとてもうれしいでしょう。
でも、メッセージカードを作るときにはいくつか注意することがあります。
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せっかくの思いがうまく伝わらなくなってしまいますから、
今回紹介することに気を付けながら素敵なメッセージカードを作ってください。
高齢者にメッセージを書く時に注意すること
デイサービスを利用する方は年齢の高いかたです。
ここで注意するのは利用者の方の視力です。
普段から接しているのでどのくらいの文字が見えやすいのか、
どのくらいの文字なら読めるのかを把握していると思いますが、
改めて見えやす大きさを考える必要があります。
◆背景と文字の組み合わせ
例えば白内障の方は視界が黄ばんできて暗くなるのが一般的です。
ですから淡い色、特に白と黄色の判別が難しくなります。
また、青色と緑色などが暗くなって見える傾向にあります。
黒の背景もそこに描かれた文字を読み取れない可能性が高くなります。
ですから、
明るい背景に太く大きな文字でしっかりと書く
ことで非常に読みやすくなります。
簡単に注意点をまとめると
・文字は大きく書く
・薄めの色の組み合わせは避ける（黄色と薄いグレーなど）
・暗い色同士の組み合わせも避ける
・明るい背景に濃い色の文字でしっかりと書く
となります。
◆書く内容
例えば誕生日のメッセージカードならば
・生年月日
・年齢
・顔写真または似顔絵
・本人の特技、性格などに触れる
・スタッフからの言葉
これに
「祝」「寿」などの文字をレイアウトして使います。
今回のように母の日の場合は、自分の母親ではないですから感謝の気持ちを表す機会ととらえてメッセージを書きます。
・利用者の方の名前
・感謝の言葉
・特技や良いところに触れる
・スタッフからの一言
こんな感じでまとめます。
カードにリボンなどを折り紙で切ってつけるとよいでしょう。
では具体的に作例を紹介します。
組み合わせでメッセージカードを添える例
母の日にメッセージカードを贈る場合には
カード単独で渡す場合
と
他の作品にメッセージカードを添えて渡す場合
があります。
まずは組み合わせで添える例を紹介します。
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◆手作りのカーネーションとカードを組み合わせる
このブログの記事
デイサービスで母の日に行うレク 手作りのカーネーション
で色画用紙で作ったカーネーションとメッセージカードを紹介しましたが、
他のプレゼントに添える場合は
・シンプルな構造(二つ折りや立体にしない)
・作品との大きさのバランスを考える
ようにします。
どちらかが極端に目だったり凝ったりすることなく書かれている言葉が引き立つようにします。
作例はこちらです。
背景はシンプルに白にしています。
文字も大きくはっきりと書いています。
ここではフォントを使用していますが、本番ではもちろん手書きで書いてください。
カーネーションのイラストを添えると雰囲気が出ます。
背景は文字とのコントラストを考えて、薄い黄色や淡い緑でもよいでしょう。
メッセージカード単独で渡す場合
メッセージカード単独で利用者の方に渡す場合は
開くと絵が飛び出すもの
二つ折りのもの
など、開く時にも楽しみがあるようにするのが良いと思います。
作例は二つ折りの例です。
表紙には
渡す利用者の方の名前、「感謝状」の文字
裏表紙には
カーネーションのイラストや切り紙で作った花
をあしらいます。
内側には
左に大きく感謝を伝える言葉
右に特技や性格など長所とスタッフからの言葉
を書いています。
リボンは上の方につけてあります。
これ例の背景は白ですが、文字が読みにくくならない程度にカラフルにしてもよいでしょう。
利用者の方にもよりますが、視力がそれほど落ちていない方ならば、もっと色を増やしてもよいと思います。
読みにくくならない範囲で工夫してみてください。
この辺は普段からのコミュニケーションの中でつかんでおきましょう。
実際に貰ったメッセージが見えづらくても、
高齢者の方はあまり口に出さずに喜んでくれると思いますから、
贈る側が配慮をする必要があります。
デイサービスを利用している方に贈ったメッセージが１００％伝わるように少し気を遣ってみてください。
母の日は感謝をあらわす少ない機会ですから。
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