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保育園の保健だよりの書き方 6月の内容

6月は気温や湿度が高くなる時期です。

保育園ではこれに伴って子供の体調管理の呼びかけを行います。

とりわけ、食中毒の予防や、もし食中毒になってしまった場合の処置などを保健だよりに掲載します。

今回は食中毒を中心とした6月の保健だよりの例を紹介します。

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6月の保健だよりで呼び掛けること



6月には主に二つのことを園児と保護者の方々に呼びかけます。

それは

虫歯予防と歯磨きについて



食中毒への注意喚起

です。

6月4日が虫歯予防デーに当たりますし、これに伴って歯科検診を行う場合もあります。

また、歯磨き習慣を見直す機会として親子で一緒に再確認をするにも良い時期です。


気温の変化とともに体調を崩しやすく、食べ物が悪くなりやすい時期でもあるので、

園だけではなく、家庭でも食中毒の予防や対策を行って、健康面への配慮をしたいところです。


6月の保健だよりはこの二つの内容を子どもにもわかりやすく、保護者にももとになる知識とともに伝えることが大切な役割りになります。

では具体的な例を見ながら進めていきましょう。

書き出し



まず、保健だよりの書き出しの部分です。

◆例

梅雨の季節がやってまいりました。気温の上昇とともに湿度も高くなります。また、天気の変わりやすい時期ですから、体調を崩しやすい時期でもあります。

過ごしやすい生活環境づくりを行い、日々のお子様の様子の変化に気を配っていきましょう。


6月の初旬に配るものですから、まだ梅雨に入っていない地域が多いと思われますが、

テーマは梅雨時期の健康管理なので、そこに重点をおきます。

虫歯予防について



伝えるべき一つ目のことが

歯磨きについてです。

6月4日が虫歯予防デーなので、歯磨きについて見直す機会とします。

◆例

・6月4日は虫歯予防デー

虫歯予防の第一歩は歯磨きです。園では昼食後に歯磨きの指導を行っています。

この機会にご家庭でも毎食後に歯磨きをする習慣をつけてください。

保護者の方々もお子様と一緒に正しい歯磨きのやり方を確認して一緒に確認してあげてください。

・正しい歯磨のポイント

①磨く面に直角にブラシが当たるようにする。
②力を入れず、小さく動かす
③歯一本一本を磨く様に丁寧に磨く。

また、歯と歯茎の境目も柔らかく磨くようにするとよいでしょう。

保護者の方も一緒にやってみてください。

・こんな様子が見られたら注意

お子様に次の様な様子が見られたら、虫歯が出来ている可能性があります。

①口の同じほうでばかり噛む
②食べ物を噛まずに飲み込む
③いつまでも飲み込まない

食事の時、歯磨きの時、一度歯をチェックしてみてください。

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梅雨時の健康について



梅雨時に体調を崩さないための注意喚起をしておくこともあります。

日常生活の基本的なことの見直しが中心になります。


◆風邪予防に

梅雨の時期には気温、湿度共に高くなり、汗をかきやすくなります。

清潔を保ち、体を冷やさないようにします。

・汗をかいたら服を着替えましょう。

体はタオルなどでしっかりと拭き、新しい服に着替えます。

失われた水分補給もしっかりと行います。

・換気をこまめにしましょう。

湿気がこもるとカビなどの原因となりますので、部屋の空気もこまめに入れ替え、換気を十分行いましょう。

よく噛んで食事を食べましょう

食べ物をよく噛んで食べる習慣を付けましょう。

よく咀嚼して食べることは色々と良いことがあります。

・口の中が自然に清掃っされます。

・消化吸収が良くなり、胃への負担を減らします。

・唾液がよく出るため、消化酵素の分泌が良くなります。

・あごの筋肉が発達します。

・頭部、顔面、あごの骨を成長させます。

・判断力、意志力、精神的な力が付きます。

・過食を防いでくれます。


体と心の健康を保つのにも大いに役立ちます。食事の際にはお子様と楽しく取り組んでみてください。

食中毒について



梅雨の時期には食べ物が傷みやすくなります。

食中毒への注意喚起を行うとともに、万一、そうなってしまった時の対処法も知っておく必要があります。


食中毒の原因について

食中毒の原因となる菌には次の様なものが在ります。

・サルモネラ菌

ソーセージ、レバー、ハムなどから感染します。

症状は腹痛、下痢、発熱など

・腸管出血性大腸菌(O157、 O26、 O111など)

生野菜、生肉、井戸水などから感染する。

症状は激しい腹痛、血便、激しい下痢便、けいれんなど

・ブドウ球菌

手指に傷のある状態での調理で感染する

症状は激しい腹痛、下痢、嘔吐など

・ボツリヌス菌

はちみつなどから感染する

症状は嘔吐、下痢、呼吸困難など


食材を選ぶときには十分注意しましょう。

また、激しい腹痛を起こした時には腸管出血性大腸菌が原因の可能性があるので、すぐに病院にかかってください。

◆食中毒を予防するために

食中毒を予防するためには次の様な事に注意して食材を調理しましょう。

・肉や魚は十分に火を通す
・賞味期限を過ぎたものは使わない
・新鮮な食材を使用する
・調理に使用する包丁、まな板などは漂白剤、熱湯などでマメに消毒殺菌する
・手指に傷がある場合はブドウ球菌に感染しやすいので注意する
・トイレの後、食事前、調理の前には手指を石鹸でしっかりと洗う

特に手洗いはお子様と一緒にやってみましょう。


嘔吐物などの処理方法



もし、お子様やご家族の方が嘔吐してしまった場合などは、正しい手順で処理を行う必要があります。

さもないと自分も菌やウイルスに感染してしまします。

今から採りあげる方法はノロウイルスにも有効です。

嘔吐物の処理方法

お子様やご家族の嘔吐物を処理する場合には菌やウイルスを拡散しないように注意し、自分も感染しないように処理することが大切です。

①窓を開けて換気をよくする
②使い捨ての手袋、マスクを着用し、使い捨ての紙、布などで嘔吐物を周辺から覆う
③中央に寄せ集めるようにしてふき取る
④嘔吐物、汚れたものはすべてポリ袋に入れて、消毒液を掛けて密封する
⑤次亜塩素酸ナトリウムを薄めた消毒液で汚れた床を拭き殺菌する
⑥服に嘔吐物がついてしまった時には85度以上の熱湯に1分間浸けてから洗濯する。

ポイントは嘔吐物が乾かないうちに素早く行うことです。

乾いてしまううと乾燥して飛散してしまいます。


体調が悪いときの食事



また、体調が思わしくないときは体力を保ち、脱水症状にならないような食事を心がけましょう。

お腹がゆるいときの食事は

下痢をしている時やおなかの調子が悪い時には胃に負担の少ないものを取るとともに

脱水症状にならないよう、水分補給が大切になります。

・症状を悪化させる可能性のあるもの

柑橘類:腸を刺激して下痢を悪化させる可能性がある。
バター、チーズ、パン:脂質が多く含まれているので腸への負担が大きい
生野菜:特に繊維の多いものは消化が悪く、下痢を悪化させる可能性がある

・整腸作用と水分補給に役立つもの

リンゴのすりおろし
お粥
おじや
やわらかく煮た野菜スープ


6月は大人も子供も体調を崩しやすい時期です。

食中毒への注意喚起と予防法、対処法を保健だよりで共有して梅雨の時期を乗り切りましょう。

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