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教育実習のお礼状を生徒から先生に送る場合は


教育実習の期間は2週間から4週間です。

短い間でも、自分達に接してくれた教育実習生の先生に感謝を伝えたいと思う学生も多いでしょう。

お礼状を生徒から先生に送る場合にはいくつか気を付けなくてはいけないことがあります。

一番のポイントは教育実習生の立場をよく理解する、ということです。

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特に10代の学生の方々にはなかなか想像しづらい事情がありますので、

順を追って説明していきます。

生徒からのお礼状は送ってもよいのか



結論から先にさきに言ってしまいますと、

送ることは何の問題もありません

ただ、贈る場合は相手の教育実習の先生が困らないように配慮する必要があります。

そのため、次の点を頭に置いておきましょう。

◆教育実習生の立場

受け持つ生徒との私的な関りを持つことは厳禁とされる

実習中、実習後ともに実習生は個人的な関りを持つことをしてはならないと指導されます。

また、実習中に知り得た生徒の個人情報も漏洩してはならないということも指導されます。

人間的な関りを大切にする

上のこととは矛盾するようですが、一教職者として生徒との積極的な触れ合いも大切なことになります。

ただし、これは学校という場、授業やホームルームといった場においてです。

もし、個人的なやり取りにが必要になる場合が生じたりする場合は

担当してもらう先生と実習生と一緒に対処することになりますし、家庭とのやり取りも学校を通してということになります。


常に学校側が把握できる状態、または関与できる状態でのやり取りなら問題ないと思われます。

もしこれらに反して、特定の生徒と個人的なやり取りをしていたことがわかり、その内容を学校側が問題視すると

実習中の単位の取り消し
大学側と受け入れた実習校との関係悪化
次年度から教育実習を受け入れない
実習生に何らかの処罰

がなされる可能性もあります。


教育実習が終われば、実習生は学生に戻るからメールアドレスやSNSでつながることは問題ない、と考える方も居るかもしれません。

でも実習中は先生として生徒たちに接するので、あくまで主導する学校側と相談をしたり、指導していただく先生と相談して自分のとるべき態度を決定しなくてはなりません。

クラス担任が生徒からの相談を受けやすいように自分のメールアドレスを公開しているケースもありますが、これとは事情が異なるので気を付けましょう。

教育実習生の先生方はこういった立場に置かれているということを最初に理解してください。

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どういう形でお礼状を送ればよいか



まるでお礼状を送ってはいけないような感じの説明になってしまいましたが、

実習生の立場を考えたうえで感謝の気持ちを伝えるのは素晴らしいことだと思います。

ただ、教育実習生の先生の側の事情によっては返事が出せないということもあり得ます。

そういったことも受け入れつつ、いくつかの形を考えてみましょう。

◆生徒からのお礼状の形

①クラス全員で送る

この場合、クラス全員からのお礼として1通送る、

あるいはクラス全員が一人一人お礼状を書いて、まとめて送る

という形式が考えられます。

返事がくる場合は学校経由になります。


②色紙の寄せ書きを送る

良く行われて、記念にもなる物ですがあまり長い文を書けないので、

十分な思いが伝えられないかもしれません。


③個人的に書いたお礼状を学校を通して送る

教育実習生の個人情報は明かされないのが通例ですから、

学校を通して送ってもらうようにします。

クラスで何か記念品を贈ったりしたけど、特別な感謝の気持ちを伝えたい人は担任の先生や学校に相談してみるとよいでしょう。

そうすれば教育実習生も困ったりすることもありません。


お勧めできる方法はこの3つです。

仮に教育実習生の個人的な連絡先や住所を知り得たとしても、直接送ると先ほど説明した事情から相手を困惑させる可能性があります。


では、お礼状の具体的な例を一つ上げてみましょう。

お礼状の例文と注意点



お礼の手紙ですから、自分が感謝していること、伝えたいことをそのまま書けばよいのですが、

先程のことを頭に置いて、教育実習生が困るような内容は避けるようにします。

◆構成の例

クラス一人一人が先生宛にお礼の手紙を書くという設定で例文を考えます。


①初めの挨拶
②授業について
③授業以外の日常について
④最後の言葉
⑤自分の名前

また、言葉使いですが、自分を卑下するような言い回しはしないようにします。

例えば

「自分はどうしようもない」「使えない」

などと書くと読んだ人は悲しくなってしまいます。

そこに気付いているのですから、努力でもっと良くなれますし、成長できることを教育実習とはいえ、先生も分かっているはず。

「まだ未熟である」「もっと成長したい」

というような未来に向けてポジティブな表現に言い換えるのが良いでしょう。

その方が読む側も嬉しくなります。

では例文を見てみましょう。

◆生徒からのお礼状の例文

○○○○先生へ

○○先生がこのクラスにいらしてから、4週間が過ぎようとしています。

毎日が楽しく、本当にあっという間の4週間でした。

先生の授業はとても分かりやすく、英語が苦手な私にもよく理解できて、少しですが、英語を学ぶのが楽しくなりました。

朝、登校時に一緒になった時に、気後れしていた私に自ら話しかけて下さったこともとても嬉しかったです。

私は人見知りで、自分から積極的に人に関わるのが苦手ですが、

先生は私達と一緒に掃除をして下さったり、率先して花壇の世話をされているのを目にし、

私ももっと積極的にみんなと行動しようと思いました。

先生には勉強以外にもたくさんのことを教わったように思います。

まだまだ未熟な私ですが、先生のような積極的で協調性のある人になれるよう頑張ります。

もうすぐ実習の期間も終わってしまいますが、また、皆に会いに来てください。

この4週間、本当にありがとうございました。

令和〇年〇月〇日 2年〇組 ○○○○


生徒からの感謝のお礼状は教育実習の先生にとって、嬉しく、

今まで気づいていなかった自分の一面を知るきっかけにもなるものです。


ぜひ感謝の気持ちを伝えてください。

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