新入社員を迎える入社式
司会進行は総務の方や担当されることが多いですが、任されるとそれなりの重責を感じます。
今回は司会進行に役立つ台本と注意点に触れていきます。
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主な進行の構成
注意すること
進行例1
進行例2
オンラインで行うときには
に分けて進めていきます。
主な進行の構成
会社の規模によっても異なりますが、入社式は次の様になります。
開会の辞
新入社員入場
社長あいさつ
辞令交付
新入社員決意表明
祝辞(先輩社員から)
閉会の辞
来賓の方の有無、新入社員の人数などでそれぞれの時間が異なってきます。
入社式では社長の挨拶や辞令の交付を社員たちの前で行うこと、新入社員からの決意表明を行うことで
・
会社をより理解してもらう
・
社会人としての自覚を強める
・
新入社員同士のつながりを強める
・
先輩社員達のモチベーションを高める
という目的があります。
そのためにも、社長をはじめ、挨拶をする役員の方たちとの打ち合わせはきちんとしておきます。
では、実際の司会進行の注意点を見てみます。
注意すること
入社式で司会になったら次の事に注意誌ながら準備や進行をします。
・前年度に司会を担当した人に確認する
会社ごとに慣例があるので、それを参考にします。
そのため、初めて司会進行を任された時には前年司会を担当した人に確認しておきます。
これを行ったうえで次の事を打ち合わせします。
・登壇、降壇のタイミングの打ち合わせ
当日、参加する人たちがこのタイミングを逃しても、司会がタイミングを促すようにします。
・役員の紹介では役職順に紹介する
・新入社員は必ずフルネームで呼ぶようにします。
特に入社式で新入社員に辞令が交付される場合もそうですが、社会人としての自覚を促すうえで重要です。
新入社員の代表者か人数が少なう場合には個々に公布されます。
・入社式の式次第を作る
プログラムのようなものですが、はじめに自分で作っておくと式の流れなどを頭の中で整理できます。
では具体的な司会進行を見てみましょう。
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司会進行の例1
比較的大きな会社の場合の例です。
◆例
開会の辞:
一同、ご起立願います。ただいまより令和〇〇年入社式を行います。
(この際に、社旗あるいは国旗に対して礼をする場合もあります)
新入社員入場:
引き続き、新入社員入場
(拍手で迎える、音楽を流すなど事前に決めておく)
一同着席
(新入社員全員が席の前にたったら、迎えた社員達と一緒に着席します)
社長挨拶(社長訓示):
○○○○ 代表取締役(または代表取締役○○○○)より挨拶をいただきます。
よろしくお願いいたします。
(終わったら、拍手を促す)
どうもありがとうございました。
辞令交付:
続きまして辞令交付。新入社員起立。
(社長が新入社員の代表あるいは全員に辞令を交付します。)
新入社員、着席
(終わったら、着席の号令をかけます。)
新入社員決意表明:
続きまして、新入社員を代表して○○本部配属、○○○○に決意表明を述べてもらいます。
新入社員、起立。
(終わったら着席の号令をかけます)
祝辞:
(来賓、先輩社員など)
新入社員、起立。社員を代表して平成○○年度入社○○〇〇より歓迎の言葉を送ります。
(新入社員は礼をする)
ありがとうございました。
(新入社員は着席)
閉会の辞:
一同、ご起立願います。以上をもちまして、令和〇〇年入社式を閉会いたします。一同、礼
新入社員に連絡事項がある時には閉会の辞のあとに伝えます。
大きな会社で役員も複数挨拶をする時には、社長の訓示の後に役員紹介とともに行います。
ではもう一つの例を見てみましょう。
司会進行の例2
会社によっては慣例によって順番が多少前後することもあります。
◆例2
開会の辞:
一同ご起立願います。ただいまより、令和〇〇年度株式会社○○入社式を行います。
(少し間をおいて)
ご着席ください。
社長訓示:
代表取締役社長○○○○より挨拶をいただきます。
(社長が訓示を終えたら)
ありがとうございました。
役員紹介:
続きまして、役員の紹介をさせていただきます。
役員の皆様、ご起立お願いいたします。
(司会が紹介する場合、役職順に紹介します)
向かって右側より紹介させていただきます。
取締役副社長○○○○、専務取締役○○〇〇、常務取締役○○○○
…
以上、役員の皆様、ご着席ください。
辞令交付:
次に新入社員に入社の事例を交付いたします。
名前を呼ばれましたらその場で起立してください。
(名前を読み上げるのは社長が行うことが多い)
○○○○ ○○○○ …・以上〇名、令和〇年4月1日付けをもちまして、○○株式会社社員としての辞令を交付します。
新入社員着席
歓迎の辞:
社員を代表して、平成○○年入社○○○○より歓迎の言葉を送ります。
(代表は前に出る)
新入社員はご起立願います。
(歓迎の言葉が終わったら)
ありがとうございます。
新入社員決意表明:
新入社員を代表して○○○○さんに決意表明をしていただきます。
(代表は前に出て決意表明)
ありがとうございます。
閉会の辞:
これをもちまして、令和○○年○○株式会社の入社式を閉会いたします。一同、礼
オンラインで行うときには
環境の変化や働き方の変化で入社式をオンラインで行うことも増えつつあります。
その際には予定に余裕を持った準備が必要になります。
◆オンライン入社式の準備
①ネット環境の確認
参加する人のネット環境を確認して、必要なら環境整備も必要です。
大きな企業の場合にはあらかじめ、設定が住んでいるPCを一人一人に支給したり、
ポケットWi-Fiを支給するなど、安定した通信環境を確保するなどしています。
②ツールを選定しておく
ズームなどの会議用のツールなどは色々なものが在るので、最適なものを選択しておきます。
テストも含めて2か月くらい前には決定できるようにします。
③リハーサルをする
参加する人の準備が整ったら、問題が無いかテストを行います。
PCを送付する場合も各自のPCにツールをインストールしてもらう場合も、うまく作動するかどうかを確認します。
この作業は修正や改善んの時間も含めて、入社式の本番2週間前くらいまでには済ませます。
④プログラム、資料の送付
1か月前くらいまでに参加者の手元に送付を完了し、内容を確認してもらっておきます。
新入社員が社会人としての第一歩になる入社式。
司会進行の台本作成の参考にしてください。
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