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教育実習の抱負の書き方 例文を交えて

教育実習の初めには自分が実習に臨む抱負を表明することが通例になっています。

それは、指導していただく学校や一緒に学ぶ生徒に対してのものだったり、

今では、HPに掲載される学校通信だったりします。

今回は教育実習に際しての抱負の書き方を例文を交えて簡単に説明します。

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初めに抱負には何を書けばいいのか、次に例文を交えて印象に残る書き方を見ていきます。

抱負に書くべきことと書き方



教育実習では指導していただく学校側に向けて目標や決意を文書で示すところもありますし、

学校通信で教育実習生の自己紹介が行われ、そこで生徒や保護者の方々向けに書くこともあります。

実習が終わってからでしたら、色々と感想も書けますが、

実習前には自分の決意や目標を

正直に、シンプルに表現する

ことで十分です。

書籍やいろいろなところから引用したりして無理に整えると不自然で伝わりにくくなります。

次の事を気に留めて、自分の抱負を書いてみるのがおすすめです。

◆抱負を書く時のポイント


1、誰に向けて発信するのかを意識する

教育実習でお世話になる学校、または担当していただく先生方、その他関わってくださる先生などへ向けたものと

一緒に学んでいく生徒たちへ向けたものでは言葉使いが若干違ったりします。

まず、この点を意識ましょう。

そして、忘れてはいけないのが、抱負は自分自身に向けての発信でもある、ということです。

目標や決意を改めて文章にすることはこれからの実習の期間をどのように過ごすかに大きく影響します。


2、伝わりやすい言葉を心がける

どんな文書でもそうですが、特に言葉を飾り立てる必要はありません。

シンプルで伝わりやすい言葉を使います。

無理に難しい言葉を選ばなくても十分伝わります。


3、謙虚さを忘れない

自分が教師の卵として、学ばせてもらうという謙虚な気持ちを忘れないようにします。

大学で勉強することと、実際の教育現場では全く勝手が違うはずです。

悩んだり、失敗したりすることが必ずありますから、この姿勢を出しておくことで回りの先輩方も積極的に手を差し伸べてくれるでしょう。

ただ一つ、気を付けることとして、

謙虚とは周りの空気を読んだり、遠慮したり、自分を殺して大人しくしている、という意味ではありません。

教育現場で差しさわりの無い行動をすることが謙虚であると思う方も居るようですが、

信念を持って、自分らしさを出して生徒と関わっていこうとする実習生は評価されます。

逆に言われたことを真面目にこなしているだけの実習生にはそれなりの評価しか与えられません。

壁にぶつかったり、失敗をしながら、回りの先生方のアドバイス素直に聞き入れ、経験値を高めていくことが本当の謙虚さだと思います。


4、等身大で正直な自分を表現する

言葉の点でもそうですが、正直に自分の気持ちを表すことが大切です。

前向きな目標を伝えましょう。

気を付けることは、本当は教員になる予定ではなくても、「自分は教員免許が欲しいだけで…」などとは決して書かないようにしましょう。

卒業後、教員になるのでなければ、この実習の期間が教師としての最初で最後の時間になりますから、

生徒たちと過ごす貴重な時間に何を学ぶのか、を考えて抱負を考えましょう。

もしかしたら、実習の後に気持ちが変わるかもしれませんから。


5、親近感を持ってもらうために

生徒たちに向けた場合に効果的です。

授業などで生徒たちとの距離感を縮めたり、親近感を持ってもらうためには

共通の経験や体験にほんの少し触れておくのがよいでしょう。

自分の母校で実習が出来れば、それだけで話題になりますし、指導してくれる先生方と教える生徒との距離も近くなります。


これらを頭に置いて教育実習の抱負の例文を見ていきましょう。

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教育実習の抱負 構成と例



教育実習の抱負は長いものはほぼ皆無で短くまとめるのが基本です。

◆基本的な構成

1、自己紹介
2、教員志望の動機
3、実習に対する抱負
4、結び

短い文章ながら、凡そこのような形になります。

一つ例を見てみましょう。

例文

私は○○大学の理学部に在籍しています。
理科の教員を目指すきっかけとなったのは、高校に入ってから「リケジョ」という理系の女子を表す言葉が流行り、
白衣を着た学生にあこがれて理学部を受験しました。
軽い気持ちでしたが、化学の実験や研究はとても楽しく、その楽しさを沢山の学生に伝えたいと思うようになったからです。
今回の実習では理科だけでなく、他の教科の先生方からも生徒との接し方を学び、有意義な実習にしていきたいと思います。


お世話になる学校の先生方に向けたものを想定しました。

このまま、生徒や保護者に配るお知らせに使ってもよいくらいの長さと内容です。

冒頭の自己紹介では名前をあえて入れていません。

学校の先生方には周知されているでしょうし、文書にのせる場合もあらかじめ名前の掲載の後に抱負が掲載されるでしょうから。

形式は基本的に自由です。

この他にも幾つかの例を見てみましょう。

・小学校での教育実習の場合

小学校で教育実習をするのは教育学部の3年生です。

例文

私は○○大学教育学部の3年に在籍しております。

普段は学校の教育現場で活躍されていた教授の方々に指導を受けていますが、実際に学校で子供たちの中で学ぶことは今回が初めてです。

自分が学んできたことがどれほど実践できるか分かりませんが、これからご指導いただく先生方や子どもたちから多くの事を経験させていただきたいと思います。

この教育実習を通して魅力ある教師とはどの様な人かを考え、子供達からまた会いたいと思われるような関係を築きたいと思います。


・教員志望の動機を箇条書きにした例文

例文

私は現在○○体育大学に通っています。

私は小さいころから体を動かすことがだいすきで、小学校ではサッカー、中学高校では陸上競技をやっていました。

私は次の2つの理由から教員を目指しました。

一つ目は子どもたちに体を動かすことの楽しさを知ってもらいたいからです。

ゲームなどで室内で遊ぶことが多い現代には外で遊ぶことを通して強い体を作ってもらいたいです。

二つ目は小学校時代に尊敬できる先生に出会ったことです。

私が現在、こうして教育実習の場にいるのもその先生のおかげです。

この実習の期間には大学では学べなかった、子どもたちへの接し方を学びたいと思います。

先生方にはご迷惑をおかけすることも多いと思いますが、どうかご指導よろしくお願いいたします。


・抱負を箇条書きにした例文

例文

○○大学3年に在籍しています、○○○○です。

3年ぶりに母校である○○高校に戻り、教育実習に臨めることをうれしく思います。

この実習において、私の抱負は次の3つです。

1、担当教科である数学の楽しさを生徒たちに伝える
2、生徒目線に立った指導ができるようにする
3、自分らしさを出しながら、先生方から多くを吸収する

日々生徒たちと接している諸先生方の努力は今の私に想像できるものではありませんが、

実際の教育現場で多くの事を吸収し、充実した3週間にできるよう頑張ります。


最初に「3つ」の様に数を示しておくと、内容が印象に残りやすいですね。

教育実習の抱負は短いものですが、教員としてのキャリアを始める決意になります。

強い決意をもって実際の子供目線での授業を経験する初めての期間をスタートさせてください。

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