これから冬に向かう季節、アウトドアなど急な天候の変化が起きた時に知っておきたいのが
新聞紙の効用です。
意外にも有効な寒さ対策グッズになります。
今回は新聞紙を使った寒さ対策の方法を紹介したいと思います。
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1、新聞紙はなぜ暖かいか
2、防寒への活用方法
にわけて進めていきます。
では始めましょう。
新聞紙はなぜ暖かいか
今の時代、防寒素材や衣服も進化して、安くて機能性に優れたものが手に入りやすくなりました。
でも、アウトドアで急に気温が下がった時に余分に衣服を持っていなかったり、
用意したものでは不足したりしたとき、
または、災害などで衣服を無くしてしまった時には新聞紙が臨時の防寒素材になります。
まだ、ゴアテックスやフリースなどの素材が出る前には釣りの入門書には
気温が急に下がってきて寒くなったら、お弁当を包んでいた新聞紙を衣服の下に入れるとよい、
と書かれていたのを思い出します。
また、有名な釣りマンガの「釣りキチ三平」のわかさぎの穴釣りの場面でも、新聞紙は汗をかかず、風邪を通さず、防寒素材としては一番だと三平君が言っています。
◆新聞紙が温かい理由
新聞紙はその薄さやあまりに一般的に目にするので注目されませんが、
その構造や繊維が温かさを保つ秘密になっています。
・セルロースファイバーから出来ている
木質繊維を使用して作られた繊維です。
昔から断熱素材として使用されています。
現在は古新聞を裁断して難燃剤を添加して作られています。
これ以前は綿、おがくず、トウモロコシの穂軸の部分などが使用されていたようです。
・透湿作用がある
セルローズファイバーはそれ自体に湿気を調整する作用があります。
水蒸気は透過されますし、断熱素材として使用した場合も結露を生じにくいために、
衣服の下に入れても汗をかいて体を冷やしてしまうこともないと言えます。
三平君の言う通りです。
・空気を取り込む構造
新聞紙の断面はたくさんの隙間があり、それが空気を取り込んで、保温効果を発揮します。
フリースやダウンほどではないですが、体温で温められた空気を逃がさず、
体を寒さから守ってくれます。
身近でいつでも手に入りやすい新聞紙ですが、これだけの効力があります。
その効果をさらに生かして寒さ対策を行う方法を次に紹介します。
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防寒への活用方法
◆体幹を温める
始めは体に巻く方法です。
巻く時にはTシャツなどの下着の上など、肌に近いところに巻きます。
その上にシャツ、上着を着ます。
こうすると、体温で温められた空気を取り込みやすく、その空気を逃がしにくくなります。
◆足先を温める
体育館など足元が冷える時には靴下をサイズの違う靴下を2足用意します。
ピッタリサイズの靴下を先に履き、その上に新聞紙を巻きます。
さらに一回り大きな靴下を上から履きます。
こうすると、保温効果が保たれます。
◆足先から膝までを温める
家庭用のごみ袋を用意して、その中に適当に丸めた新聞紙を詰めて、
そこに足を入れます。
口を閉じるとしっかりと保温されます。
袋の大きさは45リットルくらいのもの、新聞紙は2日分くらいの分量を丸めていっぱいになるくらいが良いでしょう。
底の方の新聞紙の量をやや多めにしておくと床の冷たさを遮断できます。
◆羽織る
新聞紙は皮膚に近い方が熱を取り込みやすいのですが、
数枚重ねて肩から羽織り、前を留めると肩回りの冷えを防ぐこともできます。
ある程度厚みを作るため、3枚くらい重ねると保温効果があります。
このように困った時にいろいろと活躍してくれるのが新聞紙です。
活用方法を知っておくと、いざというときの寒さ対策になります。
是非参考にしてみてください。
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