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新年会の司会進行 中締めの意味と注意点

新年会に限らず、大きな宴会には「中締め」ということが行われます。

司会進行をする方が行う場合もありますし、ほかの役員の方に頼むこともあります。

中締めは参加してくれている方への配慮から行われますが、

その意味とどのような形で行うのかをよく考えて会を進行する必要があります。

今回は新年会を例にとって中締めについて詳しく触れてみます。

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新年会の司会進行 例文を交えたコツを説明

でも新年会の司会進行について触れましたが、その中で中締めについて簡単に触れました。

ここでは、

1、中締めの意味
2、中締めの流れと言葉
3、締めのやり方の違い
4、新年会の中締めの例文

に分けて詳しく見ていきます。

中締めの意味



新年会、忘年会など大きな宴会では会が進行して2時間くらい経った時に

場を引き締めるために行うのが中締めです。

いきなり終わりの締めに行く前に、場を締めるというのは何か変な感じがしますが、

それには参加してくださった方々への配慮が行う理由です。

中締めには

・宴会の途中で一度けじめをつけるため
・退席しなくてはいけない方への配慮のため

の意味があります。

特に取り引き先の新年会に参加していて、その後の予定などで最後まで参加できない方々には気兼ねなく退席できるきっかけになるので、

有難い配慮です。

お付き合いで参加する宴会の中でも、心理的な抵抗もなく退席できるきっかけがあるのは参加する人にとっても嬉しいことでしょう。

それだけに司会進行を務める方や中締めの挨拶をする方は

どの様な人が参加しているのか

本社だけなのかグループ会社全体なのか取引先の方も参加しているのか

を考慮して中締めの挨拶をする必要があります。

中締め後に退出する人にとってはその挨拶が締めの挨拶になるので、

司会進行の方が行う場合も、ほかの方にお願いする場合も事前に準備が必要になります。

中締めの流れと言葉



中締めの挨拶は次の様な構成で考えるのが一般的です。

◆中締めの流れ

冒頭の挨拶
自己紹介
自分からのメッセージ
締めの言葉
締めの音頭
参加者へのお礼

それぞれ細かく見ていくと、

冒頭の挨拶は宴会の最中、自分の言葉に耳を傾けてもらうための呼びかけです。

自己紹介は小さな会社や身内しかいない場合には必要ありませんが、大きな会になれば自己紹介は必要です。

もし、司会進行の方が担当する場合で冒頭で自己紹介が済んでいれば必要ありません。

自分からのメッセージは社訓に合わせた言葉であったり、新年会で取引先にかけて頂いた言葉などを盛り込みます。

締めの言葉は今年一年の決意を簡潔に短く述べます。

締めの音頭は、一本締め、三本締め、万歳三唱などありますが、中締めによく使われるものを行います。

音頭についてはこの後詳しく説明します。

参加者へのお礼は、簡潔に一番最後に述べます。


一番最後に例文を交えて確認して行きます。

その前に宴会で行われる締めのやり方を確認しておきましょう。

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締めのやり方の違い



挨拶の中で行う締めにはいくつかの種類があります。

・三本締め:お祝いの席、大きな特別な席で行う正式な締めのやり方

やり方

「いよーお」という掛け声の後で、パパパン、パパパン、パパパン、パン
「よっ」(合いの手)パパパン、パパパン、パパパン、パン
「もう一丁」パパパン、パパパン、パパパン、パン

「ありがとうございました」この後、全員で拍手をして終わります。

この締め方は、正式な行事や多くの関係者が集まる公式な場で行います。

・一本締め:三本締めを省略したもの(その場を簡単に締めるときに使う)

やり方

「いよーお」という掛け声の後で、パパパン、パパパン、パパパン、パン

「ありがとうございました」この後、全員で拍手をして終わります。

この締め方は新年会、忘年会など、同じ組織内で行う宴会でよく使われます。

中締めにも一番使われる締め方です。

・一丁締め:何回も手を打つと周りに迷惑になる場合に使う。簡略な締め

やり方

「いよーお」パン、と一回だけ手を打ち、この後の拍手はしません。

飲み屋や居酒屋など騒ぐと他のお客さんに迷惑がかかる場所でつかいます。


なお、万歳三唱はおめでたい席や、繁栄発展を願うときに行います。


既に触れている通り、中締めで行う締めは一本締めです。


では以上の事をふまえて、例文を見ながら確認して行きましょう。

新年会の中締めの例文



◆幹事が中締めをする場合の例文

新年会の幹事になった本人が中締めをする場合の例文です。

例、

「皆様、お耳を拝借いたします。宴もたけなわでございますが、これからご用がある方もいらっしゃいますので、ここでひとまず中締めとさせていただきます。

私、本日の幹事を務めさせていただいております○○部の○○○○と申します。

この新年会の中で多くのお得意さま方よりお言葉を頂戴いたしました。

私ども社員一人一人が貴重なお言葉として心に留め、新たな年に邁進してゆく糧にしてまいりたいと存じます。

それでは皆様、恐縮ですがご起立をお願いいたします。

株式会社○○〇〇の益々の発展と皆様のご健勝をお祈りいたしまして、一本締めをしたいと思います。

それではお手を拝借いたします。

よーっ!(一本締め)(全員で拍手)

ありがとうございました。

テーブルにはまだまだお飲み物も料理も沢山ございますので、どうぞ、引き続きご歓談ください。」


冒頭で自己紹介をしてる時には省略もできますが、遅れてきた方や途中から参加した方も居る場合は中締めで自己紹介をしておく方が良いでしょう。

他の役職の方にお願いするときには、事前に打ち合わせをしておきましょう。


締めの挨拶はその場にいる2番目に上の役職の方がする、という習慣もありますから、

それに従ってお願いするときには

1. 会長
2. 社長
3. 副社長
4. 専務
5. 常務
6. 監査役
7. 執行役員
8. 本部長
9. 部長
10. 次長
11. 課長
12. 係長
13. 主任

の順番を間違えないようにしましょう。

同じ役職の人が複数いる場合には年長の方を優先します。


また、参加している方の前で話すときには次の事に気を付けます。

◆中締めの挨拶をするときに注意すること

・言葉は全員を歓迎する表現をえらぶ
・大きな声で話す
・一人一人の顔に目を向けるように話す。
・多少、身振り手振りも添える
・事前に打ち合わせを必ずしておく。

新年会の中締めの挨拶は大役でもありますが、事前に準備しておけば決して難しいことではありません。

司会者自ら行う場合、役員の方にお願いする場合の参考にしてください。

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