ハロウィンは収穫祭の一種、秋の収穫をお祝いして祖先の霊をお迎えして悪霊を追い払う、
というのが一般的な説明ですね。
実はこれは正しくない、ということが言われています。
もっと、深く、暗い真実が隠されています。
今回はハロウィンの本当の起源について掘り下げます。
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1、
ハロウィンの起源のお祭り
2、
呪いの儀式
3、
トリックオアトリートの意味
4、
ジャックオーランタンは実は
ハロウィンの特徴的なものをこの4つに分けて説明していこうと思います。
ハロウィンの起源のお祭り
ハロウィンは世界中で知られていて、
キリスト教の諸聖人にお祈りをささげる「万聖節」の前の日のお祭りとされています。
その際には秋の収穫をお祝いし、祖先の霊をお迎えします。
10月31日から11月2日の期間に祖先の魂が戻ってくるとされてて、日本ではお盆に当たる行事が行われるようです。
同時に悪霊を追い払うことも行う、というのが子供にも大人にも説明されている内容ですね。
ハロウィンはヨーロッパ発祥ですが、その起源は古代ケルト民族のドルイド教のお祭り、サーウィン祭です。
◆サーウィン祭
現在ではサーウィン祭は
ケルト民族にとっての一年の終わりのお祭り、つまり日本にとっての大晦日に当たる日です。
10月31日には、収穫した作物や動物のお供え物を神にささげて収穫祭を行います。
11月1日が新年に当たり、ドルイド教の司祭たちがたき火に牛の骨を入れて燃え上がってクライマックスを迎え、
たき火が消されて、お祭りが終わります。
このたき火の燃えさしを家庭に持ち帰り、かまどの火をともすと、悪霊から家庭を守ってくれる言われています。
一種の収穫祭の様相を呈しています。
ところが、
本当のサーウィン祭は現在のハロウィンの様な皆で楽しく行うお祭りではなく、
悪魔の生贄の儀式で、その内容は歴史に記すには凄惨で、
悪霊や悪魔を追い払うのではなく、祝うための祝祭でした。
ではその呪いの儀式を詳しく見ていきます。
呪いの儀式とは
サーウィン祭の儀式はそのままオカルト映画にもなってよいほどのもので、
ドルイド教の司祭たちが人間を生贄として悪魔を崇拝する危険な儀式でした。
◆ストーンサークル
イギリスのストーンヘンジという巨大な医師の遺跡を御存じの方も多いと思いますが、
ドルイドの司祭たちはハロウィン(サーウィン)の夜に同じようは医師のストーンサークルと呼ばれるところに集まりました。
ストーンヘンジが何のために作られたかは、様々な説がありますが、
神殿、天文台というのがよく知られたものです。
そしてもう一つ、人身供犠つまり生贄をささげる場所であったとされています。
事実、ストーンヘンジの地中から人骨が4000人分以上発見されています。
◆ウィッカーマン
このストーンサークルにはウィッカーマンという巨大な人型の檻が設置されていて、
各家庭から差し出された生贄の人をその中に入れて、火あぶりにしました。
高さが7メートル前後あったこの装置には沢山の人が入れられて、儀式の犠牲になったようです。
◆残酷なゲーム
また、生贄の中から連れてきた12人に沸騰した液体に浮かべたリンゴを口で取り出す、というゲームをやらせました。
もし、うまく取れればその場で自由になる、拒否すればその場で斬首、というもの。
仮にうまくとれたとしても、火傷や皮膚が溶けたり、失明や外耳を傷めて耳が聞こえなくなるなど、普通の生活には戻れなかったと言われます。
これはハロウィンで行われる「※アップルボルビング」の起源と言われます。
※広い容器の中に水をはり、そこに思いを寄せている人の名前を書き込んだ(または彫り込んだ)りんごを数個浮かせ、お目当てのりんごを口でくわえてとります。
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トリックオアトリートの意味
ハロウィンの夜に子供たちが仮装して、家を回ってお菓子を貰うときに言う言葉
トリックオアトリート。
今の感覚でいうと、「お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ」という感覚です。
でも、ドルイド教では、ハロウィンの日には、目を付けた家を周り「トリックオアトリート」と言って生贄を集めました。
この声を掛けられた家は家族か召使の誰かを差し出さなくてはならなかったそうです。
もし、生贄を拒否したときには、死体(家を回る時に引きずりまわしている)の血で玄関のドアに呪いの印を書いて家に呪いをかけました。
呪いがかけられた家では必ず誰かが、死ぬと言われています。
生贄を差し出した家にはカボチャをくりぬいたものに人肉を詰めたたものに火をともして玄関の前に置きました。
現在の子どもたちが楽しげに言っている「トリックオアトリート」という言葉は家族にとっては恐怖の言葉であったのです。
ジャックオーランタンは実は
ハロウィンにまつわる有名なお話としてジャック―ランタンのお話があります。
ジャックは社会のはみ出し者として有名で、悪魔はジャックの悪評ぶりを聞き、魂を奪いに来ます。
悪魔はジャックを地獄に連れて行こうとすると、ジャックは知恵を働かせ、悪魔をだまします。
悪魔が最後にリンゴを食べたい、と言ったので最後の願いをかなえるべく、木に登ったところ、
ジャックは根元を十字架で囲み、悪魔が降りられなくなってしまいました。
仕方なく悪魔はジャックの魂を地獄に連れていかないと約束して、帰っていきます。
やがて、ジャックが死を迎えた時に、悪行のおかげで天国に行くことはできませんでした。
そして、地獄に向かった時に、悪魔との約束で、魂は地獄にも入れず、天国と地獄の間をくりぬいたカブのランタンで闇を照らしながら、永遠にさ迷っている。
実はこのカボチャの起源は生贄を捧げた家に与えられた人肉詰めのかぼちゃだったのではないでしょうか。
カボチャやカブの肉詰め料理はこのドルイド教の儀式が起源と言われています。
収穫祭と結びついて楽しげな雰囲気で行われているハロウィンですが、
調べてみると危険な悪魔崇拝の儀式に辿り着きます。
日本でも近年盛んになっていますが、騒ぐだけではなく、そのルーツを考えてみるのも良いのではないかと思います。
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