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収穫祭の意味 子どもたちに教えるための知識

最近では幼稚園や保育園でも

収穫祭を行うところが増えいます。

収穫祭といっても子どもたちにはピンと来なかったりすることも多いので、

意味を分かりやすく説明してあげる必要があります。

今回は収穫祭をわかりやすく説明するための知識を中心に紹介していきます。

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まず、保育園や幼稚園でおこなわれる収穫祭の流れ
次に、収穫祭とはどんなものなのか
最後に、子供に分かりやすい説明

の順で進めていきます。

保育園などでの収穫祭



幼稚園や保育園では11月の初めごろに収穫祭が行われているようです。

その日は

1、収穫祭にちなんだ劇を見る

ここでは、野菜が種を植えられて育って、収穫されるまで、

お米が苗を植えられて収穫されるまでを保育士の先生たちが演じて

食べ物ができるまでを理解してもらいます。

2、収穫祭についての説明

見た劇の内容に沿って、収穫祭について子どもたちにお話しします。

3、手作りのおみこしをみんなで担ぎます

来年も食べ物が穫れますようにと願いを込めておみこしを担ぎます。

おみこしは職員の方や保育士の方がダンボール等で手作りしておきます。

4、採れた野菜で料理をします。

子どもだけでは危ないので、保育士の方や職員の方と一緒に

さつまいもや野菜を焼いて簡単なおやつを作ります。

出来上がったおやつを食べます。


あくまで一例ですが、このような感じで収穫祭の一日を過ごします。

一番初めの収穫祭にちなんだ劇や次の説明は収穫祭の意味を子どもに伝わるようにかみ砕いてまとめて準備しておきます。

収穫祭とはどんなものか



収穫祭は日本だけではなく、世界中で見られる行事です。

秋に収穫に感謝するという考え方は国を問わず、共通しているようです。

◆収穫祭とは

一般的には農産物の収穫期に行われる行事として知られています。

農業の盛んな地域や農業大学、農学部のある高校などで行われます。

日本だけではなく、世界的に収穫の時期には広く行われていて、有名なものは

オクトーバーフェスト(ドイツ) トマト祭(スペイン) ブドウ収穫祭(フランス、イタリア)

等があり、アメリカの中西部でも盛んにおこなわれます。

お祭りの対象となる農作物はトウモロコシやブドウ、麦、稲など主食とされるものです。

◆日本における収穫祭

日本においては宮中行事として有名な新嘗祭がそれにあたります。

新嘗祭は五穀豊穣を神様に感謝するお祭りです。

実は宮中行事としてだけではなく、庶民の間にも神様に穀物を神様にお供えして収穫を祝う習慣が「風土記」「万葉集」に記されています。

現在、新嘗祭は11月23日に行われています。

この日は昭和23年以降、「勤労感謝の日」として勤労をたたえ、生産を祝い、感謝しあう日のイメージが強くなって、収穫祭の意味は薄れつつあります。

しかし、秋の収穫祭は農業の盛んな地方や大学に秋の行事として引き継がれていますし、学校や地域のイベントとして残っているものも見受けられます。

例としては、稲穂祭り(山口県) どぶろく祭り(岐阜県) 雪中田植(秋田県)などがよく知られています。

また、もう一つ神嘗祭というお祭りも五穀豊穣を神様に感謝するお祭りとして執り行われています。

伊勢神宮では10月17日にその年に最初に収穫した穀物を天照大神にお供えしています。

この他、海に面して漁業が盛んな地方では豊漁を祝うお祭りが盛んです。

天の恵み柄の感謝という点では共通していると言えるでしょう。

◆現在の収穫祭

現在では11月23日に国民の祝日として収穫祭を行わず、別の日に収穫祭を行うことが多いようです。

盛大に行われる地域もありますし、農業大学や高校の農学部では文化祭と合わせて行うことも多くあります。

また、小学校や保育園、幼稚園でも畑や農園を所有したり、農家の土地を借りて育てたものを収穫する際に行われています。

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子どもに分かりやすい説明



収穫祭を子どもにもわかりやすく説明するには

・食べ物への感謝
・食べ物を作る苦労
・天から恵みへの感謝

を中心に話を簡単にまとめます。

もし、子供たちから質問が出たり、もっと興味を持ちそうなら、

・収穫祭の始まり
・天照大神について

などもお話してあげればよいでしょう。

お話するにあたっては二つの場合が考えられます。

1つは子供たちが種まきや田植えなど春先に作業をして、その後も定期的に作物の世話をしている場合

もう一つは、作業自体をしていなくて、直前の劇や紙芝居、先生からの説明だけを受けている場合です。

例はそれぞれの場合についてあげてみます。

◆収穫祭の意味 子供向け1

みんな、今日はみんなが春から育てた○○をとって食べる日だよ。

あんなに小さかったタネがこんな○○になったんだよ。

お水をあげたり、肥料をあげたり大変だったものね。

台風が来たときには(棒、ビニールハウスなど、さまざま)が倒れちゃって、次の日にみんなで直したね。

この○○一つ作るのはとっても大変だったでしょう?

みんなで頑張って、お日様も沢山照ってくれて、雨も降ってくれて、やっとできたんだよ。

普段八百屋さんで売っている野菜もみんなこうしてできたんだよ。

今日は収穫祭といって、

食べ物をこんなに大きく育ててくれてありがとう、

って神様に感謝する日だよ。


それでは、神様に感謝しながらみんなで作った○○をたべましょう。

◆収穫祭の意味 子供向け2

みんな、収穫祭ってわかったかな?

先生達が見せてくれたように、八百屋さんに並んでいる野菜って、

あんなに大変な思いをしてできるんだよ。

春に種をまいただけじゃ、うまく育たないし、人が色々助けてあげて、

天気もよくないとたくさん取れないんだ。

だからね、今日は食べ物がたくさん取れてありがとうって神様に感謝するんだよ。

そして、来年もたくさん食べ物が採れますようにってお願いするんだよ。


普段から食べ物を食べる時には神様ありがとうって感謝する気持ちを忘れないでね。


どちらも、幼稚園や保育園の収穫祭に向けた説明です。

さらに説明を付けわえる時には

・収穫祭の始まり

収穫祭はね、ずっと昔からあったんだよ。えらい人たちだけじゃなく、みんなが食べ物が採れたことに感謝したんだよ。

昔は今と違って、みんな食べ物が簡単に手に入らなかったから、みんなで盛大にお祝いしたんだ。

・天照大神について

野菜はね晴れた日がずっと続いても枯れてしまうし、雨がずっと続いてもダメになってしまうんだ。

だから、きちんと育ってくれたのは天にいる神様のおかげなんだよ。

神様にもね、野菜をたくさん育ててくれてありがとうってきちんと感謝するんだよ。


このあたりは子どもから聞かれたら難しい表現は避けて答えてあげればよいでしょう。

収穫祭は日頃当たり前に思っている食べ物に感謝する良い機会です。

幼稚園や保育園でも食の大切さを知ってもらうために行うところも増えています。

子どもたちに説明するときには参考にしてください。

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