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敬老会の挨拶 施設長が行うときの注意点と例

敬老の日が近づくと町内会や施設では敬老会が開催されます。

その際に必ず代表して会長や施設長が挨拶をします。

敬老会の冒頭の部分でする挨拶なので、参加した方々みんなの注目を集めますが、

ごく、簡潔に分かりやすく行うのが通例です。

今回はデイサービス、老人保健施設、老人ホームなどの施設で行われる際の

施設長の挨拶のポイントと例を紹介します。

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1、挨拶をするときの注意点
2、挨拶の構成
3、実際の例文

に分けて進めていきたいと思います。

ではまず、注意点を含めた敬老会の流れから確認して行きます。

挨拶をするときの注意点



敬老会の流れは

・開会の言葉
・主催側の挨拶
・来賓の祝辞
・花束贈呈
・参加者代表の挨拶
・閉会の言葉

のようになります。

花束贈呈の前に様々なレクリエーション等が行われ、

利用者の方々に楽しんでいただいた後で閉会へと進みます。

施設長の挨拶は主催者側の挨拶の一番初めに行われますから、

必然的に敬老会の雰囲気を左右するものになるでしょう。

挨拶を考える時には聞く方を不愉快にしないように次の事に注意します。

◆施設長が挨拶をするときの注意点

・利用者をお年寄り扱いしない

実際にはお年寄りの方が施設を利用しているのですが、

あくまで一人の個人対個人の関係を保った扱いをします。

特に文言で

お年寄り 高齢者 おじいちゃん おばあちゃん

など直接的な言い回しは厳禁です。

「皆様」「皆様方」のように全ての方に当てはまる言葉に変えます。

・お年寄り扱いを連想させる表現もしない

ご年配 長生き という言葉も人によっては気に障るものです。

また、自分たちが年配であると自覚させるような表現も避けるようにします。

お年寄りの中にも自覚はしているが、あえて人から言われたくない、と言う人が多いのでその点は配慮して文言を考えます。

・利用者の状態に配慮する

施設によって利用者の健康状態や体の状態も異なります。

その点に触れ内容にした方が良いでしょう。

また、これらを連想させる表現も避けます。

・利用者の家族の方にも配慮する

施設の敬老会は利用者のご家族も参加したりすることもあります。

その際にはご家族が聞いても不快にならないようにします。

この点は利用者の方が不快にならないように配慮すれば特に問題にならないと思います。

また、ご家族がいない利用者の方も居るので、家族参加については特に触れないようにします。

NGな例としては「ご家族ともどもお楽しみください」

これは「皆様、今日一日楽しいひと時をお過ごしください」

のように言い換えます。

・挨拶の時間は短めが理想

挨拶をされる方は一人ではないので、短すぎるかな?と思うくらいでよいと思います。

利用者の皆様に聞こえるよう、ややゆっくり目ではっきりとした声で呼びかけます。


このようなことに注意しながら挨拶を考えてみましょう。

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敬老会の挨拶の構成



敬老会の挨拶にはほぼ決まった形があります。

①参加してくれた方々への感謝
②会の開催の簡単な説明
③利用者に対するお祝いの言葉
④参加者への願い
⑤結び

が基本的な構成です。

これを一つ一つ簡潔な言葉で考えて、最後に組み合わせて、

長すぎたりしていないか

失礼な言い回しはないか

をチェックして完成です。

では、二つの施設長の挨拶文の例を見てみます。

施設長の挨拶の例文



例A

皆様、こんにちは。施設長の○○○○でございます。

 本日は当施設主催の敬老会に多くの方々の御出席をいただき、誠にありがとうございます。

今年も敬老の日を迎え、皆様お変わりなくお元気な様子で大変うれしく存じます。

皆様は激動の戦後を生き抜き、現在の平和な日本を築くために尽力されてきた方々です。

今日、私どもが平和な日本で生活を営むことができますのも、皆様方の尽力のおかげであると感謝している次第でございます。

本日は皆様にお楽しみいただくために様々な催しを用意しております。

 ささやかではございますが、皆様方が楽しい時間を過ごしていただければと思います。

最後になりますが、皆様のご健康とご多幸を願いつつ、私のご挨拶とさせていただきます。


例B

皆様、こんにちは 施設長の○○○○です。

本日は当施設主催の会に多くの方々の御出席、誠にありがとうございます。

本年も皆様方がご無事に、お元気にこの日を迎えられ、大変嬉しく存じます。

皆様方は今日の平和な日本を築き上げるため尽力されてきた方々です。

今日、私どもが健やかに生活を営むことができますのも、皆様方のおかげと感謝しております。

本日は日頃の感謝の気持ちを込めて、皆様にお楽しみいただけるよう、様々な催しを用意しております。

ささやかではございますが、私どもも皆様と楽しく過ごす時間を持ちたいと考えております。

最後になりますが、皆様が楽しい一日を過ごされますとともにご健康とご多幸を願いつつ、私のご挨拶とさせていただきます。


Aの例では「敬老会」という言葉を使い、Bの例では「敬老会」と言うよりは感謝の気持ちを伝えて楽しんでもらう会、と言うニュアンスのものです。

参加される方によって使い分けてみてください。


敬老会の挨拶のポイントは基本的な構成と注意点をふまえて考えるのがコツです。

挨拶の参考にしてみてください。

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