夏休みに先生に宛てて暑中見舞いを出す
一昔前は先生の自宅に送るのが当たり前でしたが、最近は事情も変わってきました。
今回は暑中見舞いの例文と中学生が出すときのポイントを紹介していきます。
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1、
中学生が先生に出すときの注意点
2、
暑中見舞いの書き方
3、
暑中見舞の例文
の順で進めていきます。
中学生が先生に出すときの注意点
暑中見舞いを先生に出したいときには名簿を見て先生の自宅に宛てて出す。
と言うのは一昔前の昭和のお話。
現代は個人情報として住所や個人的な連絡先を教えないのが普通です。
◆住所を教えない理由
・先生のプライベートの保護
・特定の生徒と親密にならない
・エコ贔屓などの誤解を避ける
・教員と生徒間の不純な交友を防止する
等の観点から今は
住所のみならず、自宅や携帯の番号、メルアドなども生徒に教えることもありません。
モンスターペアレンツなども話題になっていますが、保護者の方から簡単に問い合わせをされたら、
ゆっくり休むこともできませんし、
生徒を平等に扱い、接するという点でも連絡を取り合ったり、
自宅に生徒を招いたりすることはするべきではありません。
また、中学生以上になると、先生と生徒間での恋愛にも発展しかねない、
あるいは、男女の関係を誤解される可能性も大きいので、
学校側も個人的なやり取りを禁じているケースがほとんどです。
先生も、聞かれても答えないようにと、指導されています。
◆宛名はどうするか
それでは暑中見舞いを先生に出すときにはどうするかと言うと
学校宛に出す
ことになります。
相手は担任の先生ですから、
○○中学校 ○○先生
または
○○中学校 〇年〇組 担任 ○○先生
とします。
このときには「様」も「御中」も付けません。
「御中」は団体や機関に対して使い、「様」は個人に対して使います。
このときに
○○中学校 御中 ○○先生 (×)
とやらないように注意します。
では具体的に暑中見舞いの内容についてみてみましょう。
暑中見舞いの書き方
暑中見舞いは梅雨明けから立秋(8月7日頃)までに相手に届くようにします。
それを過ぎてしまうと、残暑見舞いになります。
実際には立秋までに消印が押されて、学校に到着するようにすればよいと思います。
学校に宛てているので、すぐにハガキが先生の手元に届くかどうかは分かりません。
ですから、返事をあまり期待しすぎないようにしましょう。
自分の気持ちを届けることを主眼におきましょう。
◆暑中見舞いの構成
暑中見舞いは次の様な構成になります。
・暑中見舞いのご挨拶
・先方を気遣うことば
・自分の近況報告
・先方を気遣う言葉
・日付
普通は時候の挨拶を入れて書いたりしますが、
冒頭の「暑中お見舞い申し上げます」がそれを表しているので、特に必要ありません。
この他にも
暑中お伺い申し上げます
盛夏お伺い申し上げます
という言葉も使えます。
普通の手紙でつかう「拝啓」「敬具」も使用しません。
最後の相手を気づかう言葉には
・
お体お大事になさってください
・
体調に気を付けてお過ごしください
・
ご自愛ください
などが一般的です。
中学生くらいなら、
お体大切になさってください
くらいが堅苦しくなくてよいですね。
また、日付は
令和元年 盛夏
のように元号で書くようにします。
暑中見舞いの場合は「
盛夏」を使い、
残暑見舞いの時には「
晩夏」を使います。
◆基本的な例
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか
私は夏季講習と部活の毎日ですが、充実した時間を過ごしています
今年の夏は暑さも格別のようです。
どうかお体大切になさってください。
令和元年 盛夏
このとき冒頭の「暑中お見舞い申し上げます」の文字は
他のものよりも大きめに書きます。
文字数が少なくて、はがきの余白が目立ってしまいそうなときには、
涼しげな絵柄の入ったものを使用すると良いと思います。
いろいろな種類が販売されていますから、気に入ったものを探してください。
ではいくつか生徒から先生宛の例文を見てみましょう。
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暑中見舞いの例文
◆例1
表面
○○市○○町○○○○
○○中学校 ○○先生
裏面
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続きますが、○○先生はお元気でお過ごしでしょうか。
今年は来年には受験を控えていますので日々勉強に大忙しですが、
先日は家族で伊豆に旅行に行き、良い息抜きが出来ました。
また、気分を新たに頑張ろうと思います。
まだまだ暑い日が続きますので、先生も健康に気を付けてお過ごしください。
令和元年 盛夏
◆例2
表面
東京都○○区○○丁目○○
○○中学校
〇年〇組 担任 ○○先生
裏面
暑中お見舞い申し上げます。
長い梅雨が明けた途端、猛暑日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。
私は秋の大会を目指して部活の練習で汗を流す毎日です。
先生もお体に気を付けて暑さを乗り切ってください。
二学期もよろしくお願いいたします。
令和元年 盛夏
◆例3
部活などで毎日顔を合わせている場合の例です。
裏面のみです。
暑中お見舞い申し上げます。
毎日、私たちバスケット部のご指導いただきありがとうござます。
地区予選に備えて、全力投球してまいりますので、
これからもご指導よろしくお願いいたします。
令和元年 盛夏
◆例4
暑中お見舞い申し上げます。
今年は急に暑さが訪れましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
私は午前中は勉強、午後からは地域の方と清掃活動をして充実した毎日を過ごしています。
まだまだ暑い日が続く予想です。
先生もお体に気を付けてお過ごしください。
二学期もよろしくお願いいたします。
令和元年 盛夏
担当している生徒から暑中見舞いをもらうと先生もうれしいものです。
今年の夏は普段からお世話になっている先生に是非出してみてください。
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