ひな祭りの当日、あるいはひな祭りに向けて飾りに取り組む高齢者施設もたくさんありますね。
特に指先を使った飾りの製作は高齢者の方々にとても良い効果があります。
そして何よりも作っていて楽しいことが一番の理由。
今回はお雛様と桃の花の飾りを紹介します。
作って楽しんで、当日を華やかに飾れるものですので、是非作ってみてください。
テーブルに置くお雛様を作る
テーブルに置いたり、マスコットとして飾れるお雛様をつくります。
まず、下の画像の様なパーツを用意します。
顔、着物、帯、髪の毛と冠、杓、扇、桃の花、
この他に背景の屏風や敷物に使う、厚紙を用意します。
利用者の方の状態によって、パーツを職員の方が準備するか、
全て時間をかけて作ってもらうかを決めます。
数日間かけて作る時間があるのなら、全部お任せしてもよいでしょう。
◆作り方
完成した状態はこんな感じになります。
この状態をイメージして作ります。
①体を作る
千代紙などの模様の入った折り紙を細長く切ります。
青系統が男雛、赤やピンク系統が女雛です。
画用紙に貼り付けて補強します。
横から見て下の画像の様に自立するように下側を三角形になるように糊付けします。
②顔を作る
白い画用紙を丸く切って顔をつくります。
黒の折り紙を使って髪の毛をつくって貼り付けます。
髪の毛がついたら、黄色や金色の折り紙を使って冠を作って貼ります。
顔はサインペンなどで描き加えます。
③顔と胴体を貼り付ける
先ほど作った胴体と顔を貼り付けます。
④帯を貼る
着物の部分に帯を貼ります。
折り紙を細く切って貼りますが、顔を貼る前に付けてしまうと
付ける位置のバランスがとりにくくなってしまいます。
色は着物に合わせて目立つように決めてください。
⑤杓と扇を貼る
男雛には杓、女雛には扇を貼り付けます。
手元を肌色で丸く作って、それぞれの下側に貼ります。
杓と扇の位置はそれぞれ顔にほんの少しかかるくらいにします。
⑥屏風と敷物を作る
まず、厚紙を用意して長方形に切って敷物の部分を、
扇形に切って屏風の部分の形をつくります。
敷物の厚紙に赤系統の折り紙を貼り付けます。
屏風には金色の折り紙を貼ります。
屏風には桃の花の形を折り紙から切り出して、貼ります。
ノリが乾いたら、先ほどの画像の様に細く切った厚紙を半分の折って裏から貼り、屏風と敷物を直角に貼り付けて固定します。
⑦お雛様を貼り付ける
出来上がった背景にお雛さまを固定します。
乾いたら完成です。
テーブルや廊下などちょっとしたスペースにも飾れます。
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壁にも掛けられるお雛様
作り方は基本的に先程と同じですが、今度は平面的に作ります。
壁にかけて飾れるようにした応用例です。
用意するものはこのような感じです。
顔、からだの部分、着物の部分、杓、扇、菱餅、桃の花などを作って用意しておきます。
この他厚紙で丸い背景を大小二つ用意して上下に紐を通す穴を開けておきます。
さらに飾り紐も好みの色でそろえます。
◆作り方
①顔を完成させる
折り紙を使って輪郭、髪の毛、冠を切りだして顔をつくります。
目や口はサインペンなどで仕上げます。
②体を仕上げる
三角の折り紙の2辺に模様の入った千代紙などを貼って仕上げます。
③背景を作る
大きな背景用の厚紙に金色の折り紙を貼ってお雛様の背景をつくります。
周りが汚くなるようなら、マスキングテープなどを縁に貼っておくときれいです。
小さな方も桃色などの折り紙をはって仕上げておきます。
穴がふさがってしまったら開け直しておきます。
④背景にお雛様を貼る
大きな背景に男雛と女雛の体の部分を貼ります。
左右のバランスをとりながら位置を決めて下さい。
身体を貼り終えたら完成している顔を貼ります。
顔の次は杓と扇を貼ります。
これでお雛様は完成です。
最後に台座の部分に貼る細いおりがみをはって出来上がり。
⑤小さな背景を仕上げる
もう一つの丸の背景に折紙で菱餅や桃の花などを作って貼ります。
⑥紐で連結する
赤などの飾り紐を使って連結します。
下側には画像の様な紐をつけると飾った時に引き立ちます。
ひな祭りの時の飾りとして壁に飾っておけますね。
桃の花の折り紙で飾る
テーブルやちょっとしたところのワンポイントや、壁を桃の節句の雰囲気にしたいときなどには折り紙が活躍します。
こんな感じで春の雰囲気を味わえます。
桃の花は折り紙で作って貼り付けます。
折り紙で作る方法は折り目をつけて一旦開いてその折り目を頼りに再び折るという作業になるため、
イメージする力を使います。
高齢者の方には普段と違った脳トレにもなると思います。
この動画を参考にして折ってみてください。
画像の端に出ているのが実際にやってみたものです。
一度ではちょっとコツがつかめませんでしたが、2つ目からは慣れて簡単に出来るようになりました。
枝は色画用紙を細く切って作ります。
この作業は職員の方がやっておいて利用者の方々には桃の花づくりに専念してもらいます。
沢山作って花をたくさん咲かせてみてください。
自分たちで手作りした飾りならば、ひな祭りもより楽しく盛り上がるでしょう。
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