結婚式でご祝儀をいただいた後のご祝儀袋。
その処分のし方で悩む人は多いはずです。
気持ちのこもったものと考えればそれも当然ですね。
でも、いつまでも保管しておくのものかさばるし、皆さん捨てるきっかけがなかなか見つけられないようです。
今回は様々な意見をもとにご祝儀袋をどのように処分するのが一番良いのかを考えてみます。
処分するか再利用するか
結婚は人生でそう多くあるものではありませんから、ご祝儀袋の処分には多くの人が困ってしまいsます。
そこで、はじめにウェディングプランナーのお二方のご意見を見てみましょう。
出典は「結婚準備室」というサイトの相談ページです。
・赤堀まどか プランナーの回答
出典:http://qa.kekkon-j.com/qa/questionDetail.do?questionId=6109
○○さん、ご結婚おめでとうございます。
ご祝儀袋、どうしたらよいか困りますよね。
おめでたいものですから取っておいてもよいかと思います。
ただ、再利用などできるものではないので、記念に取っておきたいものは結婚式の記念として保管されてもよいかと思います。
・野小美由季 プランナーの回答
出典:http://qa.stylful.jp/qa/questionDetail.do?questionId=5827
○○さん、この度はおめでとうございます。
ご祝儀袋ですが、まず、頂いた方のお名前とご住所、金額をまとめてから処分された方がいいと思います。
個人情報が分らないよう、名前や住所が書いてある部分はもちろんシュレッダーをかけてから処分された方がよろしいかと思います。
人によってはスクラップブックにのし袋や記念になる物と一緒に思い出として保存している方も居ます。
一方で、水引などで何か新しく作られる方もいらっしゃるようです。
ともに趣旨を変えずに文言を多少変えています。
結婚に関しては多く関わっている方々の意見なので参考になると思いますが、
お二方の大きな違いは
のし袋は再利用でいないとする立場と部分的には再利用も可である
という部分ですね。
この点については意見が分かれるところですから、夫々どのような考え方に基づいて
どの様な方法をとるのかを見ていきます。
ご祝儀袋を再利用する派
気持ちのこもったお祝いのものだから捨てるに忍びない、という気持ちから違う形で再利用する方もいらっしゃいます。
その方法は
・箸袋
・ポチ袋
・栞
にして使う。
また、水引の部分がきれいだからその部分だけ取っておいて飾りをつくったりリボンにしたりという方もいらっしゃいます。
袋の部分は普通のものよりも上質な紙や、上品な模様があったりするので他のものにしても見栄えがしやすいのが理由です。
しかし、こうした一方で、
結婚祝の水引が、結び切りで「二回は無い」という意味を考えれば、結婚のご祝儀袋を使いまわすのはどうかと思います。
記念に取っておくという選択肢が無い場合は、捨てるしかないですね。
出典:【OKWave】 https://okwave.jp/qa/q1060540.html
という意見も根強くあります。
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ご祝儀袋は処分する派
先程の意見のようにご祝儀袋は取っておけないなら、捨てるほうが良いとする考え方です。
捨てる場合にもすぐにではなく、
何年か保存しておいて感謝の気持ちを込めて処分する
という方が多いのでしょう。
ここで問題になるのが処分の方法です。
方法としては
・神社などでお焚き上げをする
・そのまま可燃ごみとして処分する
の二通りになります。
この処分方法ですが、それぞれ注意点があります。
それぞれの現実味も含めて詳しく見てみましょう。
神社でお焚き上げをしてもらう場合
この方法は一番良い方法と言われています。
それにはクリアすることがいくつかあります。
まず、
地元の氏神様の神社で行ってもらえるかどうか、問い合わせてOKなら依頼します。
実はこれが一番の関門と言ってもよいと思います。
ご祝儀袋のお焚き上げを引き受けてくれる神社は非常に少ないと思われるからです。
私の回りにある神社はすべて引き受けてはくれません。
小さな神社はお焚き上げは年末の1回だけでそのほかは一切受けないところも多いはずです。
参考として、氷川神社の回答を見てみましょう。
氷川神社の掲示板にご祝儀袋のお焚き上げについての見解が説明されています。
出典:http://www.play21.jp/board/formz.cgi?action=res&id=hikawa&resno=1396&from=all
お尋ねの件ですが、通常はご祝儀袋をお焚き上げとして預かる神社はありません。
神社でのお焚き上げは破魔矢や絵馬を除き”神様に関わるもの”が原則で、更にその中でも直接関わるものしかお預かりしません。
ですから、神社でお焚き上げとして預かっていないものは、ご自宅で処分をして頂くということであり、またそのようにして頂いて一向に構わないということです。
また、お焚き上げとして預かるものと預からないものも示しています。
【 預かるもの 】
・御札(言うまでも無く直接神様と関わりのあるものです)
・御守(御守りの中には内符という御札が入っています)
・酉の市の熊手(多くの場合熊手の中に御札が収まっています)
・破魔矢、絵馬(神社で頒布しているもの)
※全て神社で頒布しているものです
【 預らないもの(直接神様と結びついていないもの) 】
・注連縄(かさばるので年末は特別にお預かりすることもあります)
・正月飾り
・達磨(お寺さんのものです)
・仏様の御札(同上)
・人形・ぬいぐるみ(神様とは無関係です)
※これらは全て神社以外で売られているものです
ご祝儀袋のお焚き上げについても明確に
さて、ご祝儀袋ですが。
確かに、皆さんのお祝の気持ちを形に現したものが入っていた袋ですが、恐らくその”お気持ち”自体は既に別の所にあると思いますので、袋自体は普通に処分をして良いと思います。
お正月飾り等は酒米塩でお清めしてから処分しますが、ご祝儀袋はそれも不要です。
袱紗も古くなって擦り切れて来たからといって、買い換えの時にお清めはしないと思いますので、それと同じではないでしょうか。
以上のことから、普通に処分をして頂いて良いと思います。
どうしても処分する時に気になるようでしたら、大きな袋に全部入れてから、その袋ごと可燃で出せば良いでしょう。
このように神社としてもご祝儀袋を受入れてくれるところは少ないと言えます。
お願いして、引き受けてくれることに越したことはないのですが、
実際には自分で処分するというのが現実的な状態と言えます。
自分でご祝儀袋を処分するときの注意点
自分でご祝儀袋を処分するときにはいくつか注意する点があります。
まず、ケース別に見てみましょう。
・自分で焚き上げる場合
ご近所への配慮や条例などの規制でなかなか行えませんが、自分でお焚き上げをする時には灰が飛んだり、煙の流れる方向などを考慮して迷惑が掛からないように行いましょう。
後始末もきちんとしておきます。
・可燃ごみとして出す場合
破棄する前に個人情報をシッカリとメモしておきます。
住所と名前、金額を控えて、自分が招かれたときにご祝儀を用意する参考にします。
次にシュレッダーにかけて個人情報が分らない状態にしておきます。
後はまとめて中身が見えない袋に入れてご祝儀袋であることがわからないようにして可燃ごみとして出します。
◆まとめ
結婚式のご祝儀袋の処分方法は
現実的な面も踏まえて
引き受けてくれる神社がある時にはお焚き上げしてもらう。
無ければ自分で注意点に従って可燃ごみとして出す。
という方法が良いと思います。
捨てるのが名残惜しい時には写真に撮って画像で保存してから処分するのも一つの方法です。
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